『ネメシス ロックダウン』デジタル版 レビューと評価・感想ー人狼要素もあるSFホラーボードゲーム｜Nemesis: Lockdown【Steam】

2022年6月25日2022年6月27日ゲーム評価, ボードゲーム評価ホラー, レビュー

人気SFホラーボードゲーム『ネメシス』のスタンドアローン拡張である『ネメシス ロックダウン（Nemesis: Lockdown）』。

InterStudioが開発し、Awaken Realmsによって2022年6月1日にSteamで早期アクセス版が配信されました。

内容自体はほぼ映画「エイリアン」ですね。

元の『ネメシス』のほうは、宇宙船を舞台に、エイリアンの襲撃を逃れつつ、脱出をはかるというものです。

『ネメシス ロックダウン』では、舞台が火星の研究所に変わりました。

今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。前回のレビュー記事は以下のリンクから。

 

どんなゲーム？

本作は火星の研究所を舞台に、プレイヤーたちが既定のターン以内に脱出をはかる、もしくは隔離室に避難することで勝利を得ます。

1～５人までプレイすることができますが、マルチプレイだとプレイヤーそれぞれに目的が設定されており、他のプレイヤーからは見ることができません。

そのため、自分だけ生き残らなければいけなかったり、他のプレイヤーを殺さなければいけなかったりと、協力してエイリアンに対処しつつ、どこかの時点で裏切らなければならない展開にもなります。

ソロプレイだと「部屋を全部まわれ」とか「知識を手に入れろ」みたいな内容なので、誰が敵なのかみたいな緊張感はありませんね。

基本ルールは『ネメシス』と同じなので、『ネメシス』がプレイできるのであれば、本作も問題なくプレイできるでしょう。

『ネメシス』のルール自体は、日本語で解説しているサイトもあるので、それを見ながらやればいいとは思います。

不満点としては、まだ早期アクセスであることから、プレイ中のチュートリアルが完成していません。初プレイの方にはちょっと厳しいかもしれませんね。

また最適化が上手くいっていないのか処理が重く、筆者のPCだとファンがやたらと回っています。

このあたりは今後改善していくとのことです。

 

ユーザーの評価

本作のSteamでの評価ですが、「やや好評（77％、194人中）」になっています。

早期アクセス版なので、仕方のない部分もありますね。

本作の良かった点・悪かった点については以下のとおりです。

ゲーム自体の面白さは保証されているので、あとはUIまわりや最適化を何とかしてもらいたいとは思います。

 

総評

人気ボードゲームをデジタル化したものなので、面白さ自体は保証付きです。

ただ現状ボードゲームそのままみたいになっているので、ソロプレイをデジタル版向きにしたオリジナルモードを入れてくれたらうれしいとは思います。

まだ早期アクセス版ですが、『ネメシス』に興味がある方は、ぜひ本作もプレイしてみてください。