『魔物娘と不思議な冒険~力の宝珠と帰還の塔~』評価は「好評」:仲魔とともに冒険するローグライク【新作レビュー】
魔物娘たちとダンジョンを探索するローグライクRPG『魔物娘と不思議な冒険~力の宝珠と帰還の塔~』。 ねことかげによって完成版が2020年3月20日にSteamで配信されました。日本語に対応しています(というか日本語のみ)。
「不思議のダンジョン」系のローグライクで、ダンジョン内に登場する魔物娘を「仲魔」にしながら下の階層を目指していくというものです。早期アクセス版が2020年1月18日に配信されていますので、(Steamのゲームにしては)短時間で完成版まで漕ぎつけることができています。
とくにサバイバル系のゲームはそういうのが多いですね。
今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。前回のレビュー記事は以下のリンクから。
どんなゲーム?
本作はいわゆる『トルネコの大冒険』や『風来のシレン』のような「不思議のダンジョン」系のローグライクゲームです。ある意味本作は、本当の意味でのローグライクになっています。ローグライクの定義については以下の記事を参照してください。
ゲーム内容もほぼ「不思議のダンジョン」シリーズですので、それらのゲームをプレイしたことがある方なら取っ付きやすいかと思います。
本作のオリジナルの部分ですが、ダンジョン内で魔物娘を仲魔(仲間)にすることができます。
魔物娘を見つけたら話しかけ、条件を満たして友好度を上げれば仲魔にすることができます。条件は魔物娘ごとに違い、仲魔になった後は育成することが可能になります。
難度もそれほど高くなく、遊びやすいローグライクゲームです。
ユーザーの評価
本作のSteamでの評価ですが、「好評(100%、人中)」になっています。
日本語のみの作品なので評価数は少ないですが、購入したユーザーは満足しているようです。
本作の良かった点については以下のとおりです。
・ライトユーザーにも遊びやすいローグライク。
・PCで「不思議のダンジョン」が遊べる。
・ゲームのテンポが良い。
・死んでも武器・防具は持ち帰ることができるので、ハクスラゲームとしても面白い。
・魔物娘の種類が多い。
「PCで「不思議のダンジョン」が遊べる」という点は、たしかにそのとおりですね。ゲームの遊びやすさなども好評の理由に多く挙げられていました。
一方、悪かった点については以下のとおりです。
・似たような効果のアイテムが多い。
・敵があまり強くない。
どちらかといえばライトユーザー向けの「不思議のダンジョン」なので、ぎりぎりの戦いを期待する人は本作は合わないかもしれません。このあたりは主観的な問題ですね。
全体的にはかなり好評な作品といえます。
総評
本作は「不思議のダンジョン」をPCで遊ぶことができるという意味でも貴重な作品といえます。
また救済要素も多いので、ローグライクが苦手な人でも頑張ればなんとかクリアはできるでしょう。
『トルネコの大冒険』や『風来のシレン』が好きだったという方は、ぜひとも本作をプレイしてみてください。