Steam版『Observation』評価は「非常に好評」:SFスリラーADV【新作レビュー】日本語化可能
宇宙を舞台にしたSFスリラーアドベンチャーゲーム『Observation』。No Codeが開発し、Devolver Digitalによって2020年5月22日にSteamで配信されました。日本語に対応しています。
EGSでは2019年5月22日に配信されましたね。ちょうど一年の独占先行配信が終わったところです。国内PS4版も2019年9月5日に配信が始っています。
今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。前回のレビュー記事は以下のリンクから。
どんなゲーム?
本作は宇宙ステーションを舞台にしたスリラーアドベンチャーゲームです。
宇宙ステーション「Observation」で原因不明のトラブルが発生。プレイヤーは宇宙飛行士ではなく、AIの「S.A.M.」になって、クルーのエマ・フィッシャーとともに事件を解決します。
宇宙ステーション内のカメラを通して状況を把握したり、端末から情報を入手したりといったハッカー的なことですね。
内容的にはその手のゲームに近いですが、本作は基本的にはポイントクリック系のアドベンチャーゲームになっています。
また本作は2020年の英国アカデミー賞の「BRITISH GAME」を受賞しています。
ストーリーはドキドキ感があっていいですね。
ゲーム自体はそれほど長くありませんが(途中の謎解きで詰まらなければ)、映画を一本見たと思えば値段的に高くはないでしょう。
現在、2020年5月29日まで50%OFFの1285円になっています。
ユーザーの評価
本作のSteamでの評価ですが、「非常に好評(80%、98人中)」になっています。
本作の良かった点・悪かった点については以下のとおりです。
・先が気になるストーリー。
・声の演技がいい。
・ゆっくりと迫りくるスリル感。
・映画や小説を楽しんだような感動。
・SFの専門用語が多い。難解。
・次なにをすればいいのかわかりづらい。
・基本ノーヒント。
ストーリーの面白さや演技については多くの好評を得ています。
一方、分かりづらい部分や難解な部分、そもそもノーヒントなところなどで、進行に詰まってイライラする可能性もあります。
本作はそこまで難しくはありませんが、詰まってしまうことがあるかもしれません。
総評
本作は、ハードSF(エイリアンなどが出てくるタイプではないもの)が好きな人には楽しめる作品になっています。
ストーリーも単純なビックリ系ホラーではなく、静かな宇宙ステーションの中で引き起こされる謎を解いていくといったものです。
パズルなどわかりづらい部分も多々ありますが、クリアできないほどではないので、根気よく調べればなんとかなります。
古典SFファンには遊んでほしい作品です。