『Planet of Lana』クリア!レビュー・感想・評価ー絵本の世界を旅する癒やしのパズルアクション

planet of lana

先日『Planet of Lana』と『Planet of Lana 2』を一気にクリアしたので、その魅力を詳しくお話ししていきたいと思います。先に『Planet of Lana』のほうからです。

地味だけど良作なのニャ。

本作は、言葉を一切使わずに物語を紡ぐ「非言語」のストーリーテリングが非常に印象的な作品でしたね。

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『Planet of Lana』とはどのようなゲームか

まず最初に、『Planet of Lana』という作品の概要について解説します。

本作は、スウェーデンのデベロッパーである「Wishfully」が開発を手掛け、パブリッシャーである「Thunderful Publishing」によって、2023年5月23日にSteamで配信が開始されました。

ジャンルとしては、いわゆる「プラットフォーム型」と呼ばれる、横スクロールのパズルアクションゲームに分類されます。

プレイヤーは主人公「ラナ」を操作し、突如として現れた謎の機械生命体に連れ去られた姉を救い出すため、相棒の小さなクリーチャー「ムイ」と共に、美しくも危険な惑星を旅することになります。

異世界の惑星だけど、どこか懐かしい感じがするのニャ。

ちなみにラナはずっと少年かと思っていたのですが、少女のようですね。クリアするまでわかりませんでした。

言葉を超えた感動を呼ぶ、圧巻のグラフィックと演出

本作『Planet of Lana』の最大の特徴は、何と言ってもそのグラフィックの美しさにあります。

画面全体がまるで動く絵本のように描かれており、水彩画のような柔らかなタッチと鮮やかな色彩が、プレイヤーを瞬時に物語の世界へと引き込みます。

また、本作は「非言語」のゲーム展開を採用しています。

登場人物たちは架空の言語を話しますが、字幕やテキストによる説明は一切ありません。

しかし、キャラクターの表情や仕草、そして環境音や音楽といった演出だけで、何が起きているのか、キャラクターが今どんな気持ちなのかが痛いほど伝わってきます。

この「言葉に頼らない語り口」が、むしろ想像力をかき立て、深い没入感を生んでいると言えるでしょう。

ラナとムイが見つめ合うだけで、絆を感じるのニャ。

愛くるしいキャラクターと、心地よいパズル体験

次に、本作のゲームプレイについて掘り下げていきます。

旅の道中、ラナは小さなクリーチャーの「ムイ」と出会います。このムイがとにかく可愛らしく、プレイヤーはラナを通じてムイに「待て」や「来い」といった指示を出し、協力しながら道を切り開いていくことになります。

パズルの難易度については、決して高すぎることはありません。初見では「どうすればいいんだろう」と立ち止まる場面もありますが、周囲のギミックを観察し、しばらく考えれば必ず突破できるような、非常に丁寧な難易度調整がなされています。

ひらめきが形になった瞬間の快感は、パズルアクションならではの醍醐味ですね。

さらに、アクションシーンで失敗してしまったとしても、死んだ直後のポイントからすぐに再開できる仕様になっています。リトライの負荷が低いため、ストレスが溜まりづらく、最後まで気持ちよくプレイを続けることができました。

ムイを撫でることができるのも、分かってる設計なのニャ。

適切なボリュームが生む「極上のリラックス体験」

最後に、プレイ時間と体験の密度についてお話しします。

本作『Planet of Lana』は、クリアまでそれほど長い時間を必要としません。じっくり遊んでも数時間から半日程度でエンディングに到達できる、非常に適切な分量にまとめられています。

これは現代の忙しいプレイヤーにとって、大きなメリットだと言えます。

壮大なオープンワールドゲームも良いものですが、疲れたときに少しずつ進めたり、一晩で映画を一本観るような感覚でクリアできたりする本作は、日常の合間に遊ぶには最適な一本です。

クリアしたときには、まるで長編の良質なアニメーション映画を観終えたような、清々しい満足感に包まれることでしょう。

筆者は最近長いゲームを遊ぶことには疲れてきているので、本当にちょうどいい感じの分量でした。一日ちょっとずつプレイする感じですね。

忙しい毎日に、ちょっとした心の休息をくれるゲームなのニャ。

まとめ

総評として、『Planet of Lana』は単なるパズルゲームの枠を超え、一つの芸術作品として非常に完成度の高い体験を私たちに提供してくれます。

まず、特筆すべきは「引き算の美学」です。

複雑な操作や膨大なテキスト、過剰な説明をあえて削ぎ落とすことで、プレイヤーの五感は研ぎ澄まされます。

ラナとムイという二人の孤独な旅路を通じて、私たちは「言葉が通じなくても、心を通わせることはできる」という普遍的なテーマを、理屈ではなく感情で受け取ることになります。

また、本作が「疲れたときに最適」である理由は、その圧倒的な肯定感にあります。

厳しいパズルやアクションの失敗がストレスにならないよう、随所に散りばめられた優しいリトライ設計は、プレイヤーに「何度失敗しても大丈夫だ」という安心感を与えてくれます。

これは、効率や成果を求められる現代社会において、非常に貴重な安らぎの場と言えるのではないでしょうか。

クリアまで数時間というボリュームも、映画一本を観るような密度の高い体験として機能しており、終わった後には心地よい余韻が残ります。

大規模なタイトルを遊ぶ気力が湧かないとき、あるいは心が少しささくれ立っているときにこそ、この美しく静かな惑星への招待状を受け取っていただきたいです。

そこには、あなたを待っている小さな相棒と、忘れかけていた純粋な冒険心がきっとあるはずです。

最後にムイと過ごした時間を振り返ると、胸が熱くなること間違いなしなのニャ。

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