『ウイニングポスト10 2024』評価は「やや好評」 レビューと感想ー競馬ブームシステムが面白い
『ウイニングポスト10』の2024年版『ウイニングポスト10 2024』。
コーエーテクモゲームスによって、2024年3月28日にSteamで配信されました。
今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。
どんなゲーム?
本作は『ウイニングポスト』シリーズの、昨年発売された10作目『ウイニングポスト10』の2024年版です。
そのためゲームのべース自体は前作『ウイニングポスト10』のものを引き継いでいます。
たぶん今回もひたすら続きそうです。
前作については前作のレビューを参照していただければと思います。
前作との違いですが、能力エディット要素が入りました。
というか、正確にいえば、9であったエディット要素を一度10で取り払って、それをまた今回付けてきたというのが正しい表現かもしれません。9であった「決戦図&異名」の追加もこの流れですね。
あと「競馬ブームシステム」があり、それに合わせてアイドルホースを育成していけます(アイドルウマップ)。これによってレジェンド特性などをとっていき、次世代につなぐこともできます。この競馬ブームシステムが今回の売りになりますね。
「レース録画機能」もあり、ここ一番のレースを録画しておいて、あとで見直してにやにやできます。「ジョッキーカメラ」で騎手視点から見ることも可能。
個人的には、競馬資料としても使える「競馬ヒストリア」で、近年の『信長の野望』シリーズなどでもおなじみの、いわゆる歴史イベントが発生します。2024年開始の「国内ダート三冠」もあります。
こまごまとしたものはほかにもありますが、目立ったものはだいたいこんなところでしょう。正直なところ、10をちゃんとやり込んでいないのであれば本作を買う必要はないかなといったところです。
あとDLC商法がどんどんむごくなっていくのも気になります。値段もSteamでゲーム1本買えるレベルで高い。まあ、このあたりは自分の財布と相談するのがいいでしょう。
ユーザーの評価
本作のSteamでの評価ですが、「やや好評(72%、18人中)」になっています。
たくさん売れるゲームでもないですしね。海外にも売りにくいですし、維持されているだけで御の字といったところです。
本作の良かった点・悪かった点については以下のとおりです。
・ベースが『ウイニングポスト10』なので外れはない。
・とにかく出してくれるだけでありがたい。
・競馬ブームシステムが楽しい。
・幼駒の史実調教が出来る。
・『ウイニングポスト10』からそれほど大きく変わっていない。
・いつものごとくウインドウとフルスクリーンの2択しかない。
・DLCが高い。
・調教師の次走方針が機能していない。勝手に不要なレースに出る。
あくまで『ウイニングポスト10』のマイナーチェンジで、無難なアップデートかなといったところです。
総評
『ウイニングポスト』シリーズをまったくやったことがなければ、本作からプレイしてしまったほうがいいでしょう。
『ウイニングポスト10』をすでに持っている方は、やり込んでいなければ本作を買うよりも10をやり込んだほうがいいとは思います。10をやり込んで、やることがなくなったという方が本作を買うのがいいかと。
競馬ブームシステムは経営シミュレーションっぽくて面白いので、今後もこのあたりを強化していっていただければと思います。