『ウイニングポスト10』評価は「好評」 レビューと感想ー競馬史要素強化【Steam】Winning Post 10
人気競馬シミュレーション『ウイニングポスト』シリーズの最新作『ウイニングポスト10』。
コーエーテクモゲームスによって、2023年3月30日にSteamで配信されました。ニンテンドースイッチ/PS4/PS5でもリリースされています。
『ウイニングポスト9』が出たのが2019年で、そこから「2020」「2021」「2022」とひたすらひっぱってきて、「いつまで9やるねん」と思ってたところでしたしね。
今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。
どんなゲーム?
本作はコーエーテクモゲームスの誇る競馬シミュレーション『ウイニングポスト』シリーズの最新作になります。
すごく売れるというゲームでもありませんし、いまから新規で何かするのも厳しいですしね。
そんなわけで本作ですが、9から大きく変わったところとしては、やはり写実的になったレースシーンですね。フォト映像っぽいエフェクトがかかっているので、迫力が増しています。そのぶん、PCの要求スペックも高くなっていますね。
また「ウマーソナリティ」システムによって、馬ごとに個性が付いたのも良い点ですね。
また名馬シンザンの調教で使われた「シンザン鉄」など「史実調教」も行えるようになり、歴史シミュレーション的な雰囲気が強まってきたといえます。こういうところはコーエーという感じですね。
ゲームの基本システムは9よりプレイしやすくなっているので、いまから始める人は10からプレイしてしまっていいとは思います。
それと悪名高きゲーム中の有料消費チケットですが、今回もあります。使わなければ勝てないわけでもないので、このあたりは自分の財布と相談するとよいでしょう。
ユーザーの評価
本作のSteamでの評価ですが、「好評(87%、16人中)」になっています。
他のゲームに比べるとユーザーも少ないのでこんなものでしょう。
本作の良かった点・悪かった点については以下のとおりです。
・レースの迫力が増した。
・『ウイニングポスト9』の不満点の多くが解消されている。
・ウマーソナリティで育成が楽しくなった。
・史実調教で競馬史に興味が持てるようになった。
・UIがいつまでたっても古い感じ。
・馬主が調教に関して細かく指示するのに違和感がある。
・ウマーソナリティの特性によってはイライラする。
・史実馬でも調教師や騎手の相性が微妙だとレースに勝てないため、場合によってはジリ貧になる。
・ライバルカットインが無くなった。
『ウイニングポスト9』に比べてさまざまな改善や新要素の追加があるので、そのあたりに関しては好評を得ています。
総評
競馬ゲーム自体が少なくなっている中、きちんとシリーズが続いているゲームということで、ユーザーとしてできるだけ支えられればとは思っています(有料チケットは除く)。
今作はウマーソナリティによって、騎手との相性もありますから、このあたりをちゃんとしておかないと普通にレースに負けますね。
ウマーソナリティについては今作初登場なので、不満点もいろいろあるとは思います。ただ今後のシリーズで練り上げられていくのではないかと期待しています。