「HUMBLE CHOICE」7月、おすすめはどれ?ゲーム評価【2020年】
『HUMBLE CHOICE』2020年7月分が配信されました。前回の6月分についてはこのリンクを、Humble Choice自体について知りたい方はこのリンクを参照してください。【追記】8月分の記事が出来ました。記事の最後にリンクがあります。
なんか言いたそうですね。
筆者的には良いゲームが混ざってますけどね。さっそく各ゲームの簡単な紹介と、最後に本バンドルの評価をお届けします。
ゲームレビューと評価(12本)
Age of Wonders: Planetfall – DELUXE EDITION
ファンタジー世界だった「Age of Wonders」シリーズが宇宙を舞台のSF設定になりました。4X型のストラテジーゲームで、敵部隊とぶつかったときにちょっと「XCOM」っぽいターン制の戦闘になります。
内容の詳細については、以前「Game*Spark」のほうでプレイレポートを書いたのでそちらを参照してください。4Xゲームの好きな人なら楽しめると思います。ただSF設定なので、ファンタジーのほうがいいという人には合わないかもしれません。
Void Bastards
ローグライク要素のあるFPS。開発は『BioShock』『System Shock 2』などを手掛けてきたJonathan Chey氏です。囚人の寄せ集めで構成された「Void Bastards」を率いて漂流船などを探索して物資を集め、サルガッソネビュラから脱出することが目的です。敵よりもリソースとの戦いが厳しくなってくるでしょう。レトロFPS好きな人には向いていると思います。
Railway Empire
1830年代の、開拓時代のアメリカを舞台にした鉄道会社経営シミュレーションゲームです。資材を集めて街をどんどん発展させていくのが目的で、町づくりゲームというよりはリソース運搬ゲームといった内容です。ゲーム中ではさまざまな目的が示されるので、それに従ってゲームを進めていくという形になります。この手のゲームや開拓時代が好きな人にはおすすめです。
Battlestar Galactica Deadlock
宇宙を舞台にしたストラテジーゲーム。艦隊どうしの戦いをメインとしており、『ステラリス』のようなものを期待するとまったく違うといったことになりますが、艦隊に指令を出して戦わせるというのが好きな人には良いゲームかと。海戦ストラテジーゲーム好きな人には合うとは思います。
Yuppie Psycho
日本語にも対応したピクセルアート調の見下ろし型ホラーゲーム。大手企業に入社した主人公が出会うさまざまな怪異と出会います。日本人受けしそうなアニメ調なイラストで、2Dホラーが好きな人はおすすめのゲームです。残酷描写もありますが、ドット絵なので苦手な人もなんとかなるでしょう。
BEAT HAZARD 2
好きな楽曲を流しつつ、それに合わせたエフェクトでゲームが展開されるというシューティングゲーム。自分の好きなあの曲やこの曲でゲームを楽しむことができます。ただあまり期待しすぎないほうがいいかも。リズムシューティングが好きな人にはいいゲームだと思います。
Sigma Theory: Global Cold War
ターンベースのスパイストラテジーゲーム。スパイを雇って各国の情報を盗んだりし、国の科学力を強化して、他国に先駆けてシグマ理論の実用化を目指していきます。ボードゲームライクなルールで、遊び方がわかればけっこう簡単だったりします。ボードゲーム好きな人にはいいゲームかと。
Metal Unit
ローグライク要素のある、アニメ調のピクセルアートアクションゲームです。剣や銃を駆使してエイリアンと戦っていきます。死ぬと装備アイテムはロストしてしまいますが、研究ポイントに変換され、アイテムや技術のアンロックに使うことができます。そのためゲームの難度自体はそこまで高くはありません。ちなみに今年の2月に配信されたばかりで、まだ早期アクセス状態です。
Don’t Escape: 4 Days to Survive
月が破壊され、それが地球に落ちてくるまでの4日間を生き延びるアドベンチャーゲームです。なんか今回ピクセルアート調のゲームが多い感じですが、本作もピクセルアートです。アイテムを集め、夜に発生するイベントに備えるといった内容。英語を読めなくてもプレイは可能ですが、読めたほうがストーリーを楽しめると思います。
Verlet Swing
「非常に速く進む」という怪しげな日本語が書かれている、3Dのワイヤーアクションゲーム。画面上にあるオブジェクトにワイヤーをどんどんひっかけていき、ターザンのごとくスイングしながらステージを進んでいきます。体調が悪いときに遊ぶと酔うかもしれませんので、そこは注意しておいたほうがいいでしょう。
Basingstoke
ゾンビを相手にしたステルスアクションゲームです。といってもゾンビに対抗する武器や手段も豊富です。登場キャラクターも可愛いので、ステルスアクションが好きな方はプレイしてみるといいかと思います。
EARTHLOCK
ノルウェー産の、JRPG風味のRPGです。Twitchプライムで無料配布されていたことがあったので、契約している人はゲームライブラリを先に確認しておいたほうがいいでしょう。3部作のうちの1作目にあたるので、本作だけで内容は完結しません。ゲーム自体は可もなく不可もなくといった感じのRPGです。
総評
今回のラインナップは、メジャーゲームが少ないのが厳しいですね。
ストラテジー好きな人は『Age of Wonders: Planetfall』『Battlestar Galactica Deadlock』がいいでしょう。
ボードゲームライクなシミュレーションゲームでしたら、『Railway Empire』『Sigma Theory: Global Cold War』。筆者的には『Sigma Theory: Global Cold War』が気軽に遊べておすすめです(日本語はありませんが)。
ホラーなら『Yuppie Psycho』、RPG好きなら『EARTHLOCK』、レトロFPS好きなら『Void Bastards』が日本語にも対応していていいかと思います。
アクションなら『Metal Unit』『Verlet Swing』『Basingstoke』、リズムシューティングなら『BEAT HAZARD 2』、英語のみですがアドベンチャーなら『Don’t Escape: 4 Days to Survive』といったところですね。
ピンとくるものがなければスルーでもいいとは思います。