Steam版『デス・ストランディング』レビューと評価・感想｜DEATH STRANDING

2020年7月15日ゲーム評価アクション, レビュー

とうとうSteamにも登場した『デス・ストランディング（DEATH STRANDING）』。コジマプロダクションが開発し、505 Gamesによって2020年7月14日にSteamで配信されました。

以前にSteamの本作似の『Walking Simulator』というクソゲーを紹介したことがありましたが、今回は本物のほうです。

今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。

 

どんなゲーム？

本作はPS4用のゲームとして、2019年11月8日に発売されました。

小島秀夫監督はもとコナミの社員で、「メタルギア」シリーズや『スナッチャー』『ポリスノーツ』などで有名です。

SFや近未来・軍事といったテーマを盛り込んだストーリーが特徴ですが、本作もそれらを包括した小島監督らしい作品になっています。

小島監督は、『メタルギアソリッドV』を最後の作品として2016年12月15日にコナミから退社し、その翌日の16日に新会社「コジマプロダクション」を立ち上げます。

本作はそのコジマプロダクションの初作品にあたります。

本作のジャンルについてですが、ひとことでいえば「配達ゲーム」なのですが、小島監督は新ジャンルとして「ストランドゲーム」と呼んでいます。

ゲームの内容ですが、タイトルの「デス・ストランディング」という現象によって崩壊してしまった世界が舞台となっています。

そんな世界のなか、主人公のサムは物資を運ぶポーターの仕事していました。やがてアメリカ再建の手伝いと、大統領の娘の救出という任務を負うことになります。

ゲームはエピソードごとに進行していく形になっていて、ストーリー重視の内容です。

プレイヤーはサムを操作し、荷物を目的地まで運んでいくのがおおまかな目的です。

もちろん道中には敵がおり、それらにどうやって対処するかがゲームの肝となってきます。

ゲームには重さやバランスの概念があり、荷物の背負い方次第でバランスを崩しやすくなったりします。ただこのあたりは最適化コマンドがあるので、自分で調整するのが面倒であればそれを使うといいかと。

できれば予備知識なしでプレイしてほしい作品です。日本語もサポートされています。

 

ユーザーの評価

本作のSteamでの評価ですが、「非常に好評（93％、1592人中）」になっています。

中国ユーザーのレビューも多いですね。

本作の良かった点・悪かった点については以下のとおりです。

やはりグラフィックやBGMなど、映画さながらの演出については高い評価を得られていました。

一方で、配信されたばかりということもあり、バグやクラッシュなどが見られます。このあたりはパッチで修正されていくとは思います。

 

総評

本作は強力な武器を使って暴れまわり、敵をバンバン倒したりしてくといった派手さはありませんが、終末感漂う世界のなかで、目的地に荷物を運んでいくという独特の雰囲気を持った作品に仕上がっています。

映画でいうと、2時間超ぐらいのSF作品的な雰囲気ですね。ストーリー展開自体は遅いのですが、世界観が濃厚なのでそれをまったり楽しむといった形です。

ムービーが多いことでの批判も見られますが、基本的には「遊ぶことのできる映画」としてとらえたほうがいいかとは思います。

A地点からB地点に物を運ぶお遣いゲームなので、『Euro Truck Simulator 2』などのようなゲームが楽しめる人にはいい作品とは思います。