『三國志14』武将能力:韓遂の評価は?【三国志武将評価シリーズ・その185】|三国志14
『三國志14』三国志武将評価シリーズの第185回目は、馬騰の義兄弟であった韓遂(かんすい)についてお届けします。前回の盧植は以下のリンクから。
人物について
韓遂、字は文約(ぶんやく)。もとの名前は韓約といいます。
韓約は霊帝の時代、辺允とともに西方の名士とされていました。
涼州で羌族が、北宮伯玉と李文侯を担ぎ上げて反乱を起こすと、韓約は辺允とともに捕らえられてしまいます。
北宮伯玉は韓約らに反乱を手助けしてもらうため、釈放して軍の指揮権をあずけました。
しかしこのことで、韓約と辺允は賞金首になってしまいます。
そこで韓約は韓遂、辺允は辺章と名を変え、反乱軍を率いて涼州で暴れまわりました。
皇甫嵩は成果をあげられずに罷免させられましたが、董卓は見事韓遂の軍を討ち破りました。
そののち内輪もめがあり、韓遂は北宮伯玉・李文侯・辺章を殺し、軍権を掌握します(『典略』では、辺章が病死して韓遂が盟主になったとあります)。
のちに馬騰と手を組んで反乱を起こすも、皇甫嵩らに討ち破られます。
董卓が亡くなり、李傕・郭汜が権力を握ると、韓遂は馬騰とともに恭順の意を示しました。
これによって韓遂は鎮西将軍に、馬騰は征西将軍に任じられます。
ところがそのあとで、馬騰が李傕に対して反旗を翻します。
韓遂は馬騰と李傕の間を取り持とうとしましたが、失敗。けっきょく馬騰に協力するも、郭汜・樊稠に敗れてしまいます。
敗走した韓遂は、樊稠に追いつかれましたが、旧知であったことから見逃してもらえました。
涼州にもどった韓遂は、馬騰と義兄弟の契りを結びました。しかし次第に仲たがいしはじめ、ついには戦うこととなります。
韓遂は馬騰の妻子を殺し、馬超は韓遂の部下の閻行(えんこう)に殺されかけました。
当時、朝廷の権力を掌握していた曹操は、鍾繇を派遣して両者を和解させます。馬騰と韓遂はこれを受け入れ、子らを人質として曹操のもとへ送りました。
しかし曹操が漢中の張魯を攻撃し始めると、「次は自分たちの番ではないか」と危惧し、馬超らと手を組んで反乱を起こします。
このことにより、ちょうど入朝していた馬騰やその子ら、人質にあずけていた韓遂の子と孫が処刑されてしまいました。
曹操の軍師・賈詡は、馬超と韓遂を離反させることによって、両者の軍を退けることに成功。
そののちも馬超が反乱を起こしたので、曹操は夏侯淵を派遣して涼州の平定に乗り出します。
韓遂は夏侯淵に敗れて金城に逃走し、さらには部下の閻行にも離反されてしまいました。
最期には、西平・金城の麹演・蒋石によって殺され、その首は曹操に送られたといいます。
『三国演義』だと、馬超と仲たがいしたあとに曹操に降伏し、そのまま生き続けていますね。
今回はそんな韓遂の能力を見ていきましょう。
基本ステータスについて
統率:82
武力:72
知力:77
政治:63
魅力:78
主義:我道
政策:火計研究(Lv4)(火計の効果が上昇、LVで火罠解放)
義兄弟:馬騰
親愛武将:成公英、張既、樊稠
たしかに全体的に高いですね。知力だけでなく、魅力78もあるのか疑問なところもありますが。
ちなみにシリーズでのステータスの変動はかなり激しく、武力は40~80台、知力は50~80台、魅力は30~80台と幅があります。
評価しづらい武将ともいえますね。
個性について
地利:自勢力に属す地域内では、自ユニットの全能力が上昇。
疾走:自ユニットの機動力が上昇(艦船、兵器以外)。
不屈:兵站切れしたさい、自ユニットの士気が低下しにくい。
扇動:特定範囲内の敵ユニットが「混乱」になったさい、期間を延長。
強欲:君主と自身の俸禄が増加。
「不屈」と合わせて、リスクを取って兵站切りを狙いにいくのもいいかもしれません。
また「地利」もあるので、自領土での戦いは有利ですね。
陣形と戦法
魚鱗、鋒矢、長蛇、錐行
チャンスがあれば、うまく兵站切りを狙っていきたいところですね。
急襲:ダメージ+「混乱」付与。
牽制:敵の攻城+破城ダウン。
混乱:「混乱」付与。対拠点可。
挑発:「挑発」付与。対拠点可。
ダメージ技があるので、野戦で使っていくといいかと思います。
総評
韓遂はバランス型の武将といえます。統率は80以上、武力・知力・魅力は70を超えています。政治も60台なので、使えないこともありません。
個性としては「疾走」「不屈」があり、陣形も機動力重視のものがそろっていますので、兵站切り要員としての使っていくのもいいかと思います。
戦法のほうはあまり特徴がなく、状況に合わせてといったところでしょう。
次回は周倉です。