『三國志14』武将能力:陳登の評価は?【三国志武将評価シリーズ・その238】|三国志14
『三國志14』三国志武将評価シリーズの第238回目は、陳珪の子の陳登(ちんとう)についてお届けします。前回の陳珪は以下のリンクから。
人物について
陳登、字は元竜(げんりゅう)。陳珪の子で、徐州・下邳の人です。
25歳で孝廉に推挙され、東陽県の長となりました。その後、徐州の陶謙に推挙されて典農校尉となり、土地の灌漑を行ったことで作物の実りが良くなりました。
陶謙が亡くなると、陳登は孔融とともに、劉備を徐州刺史に立てます。
しかし徐州は呂布によって奪われ、劉備は敗走。
陳登は陳珪とともに呂布に仕えることとなりましたが、機会をうかがって呂布を滅ぼそうと考えていました。
陳珪は呂布と袁術が手を結ばないよう、呂布を説得して両者の子らの婚姻を中止させます。
また呂布が曹操から左将軍に任じられ、その返礼として陳登を送ると、陳登は呂布を滅ぼすための密約を曹操と交わします。
これによって陳登は、曹操から広陵太守に任じられました。
しかし陳登が曹操のもとから戻ると、呂布は戟で机を叩き切って激怒します。
というのも、呂布は徐州の牧の地位を求めていたのに対して、曹操から何の返事もなかったからです。その一方で、陳登には広陵太守の位が与えられています。
呂布は、
「おまえたち親子は、私を売って地位を得たのだな!」
と怒鳴りますが、陳登は顔色を変えず、
「私は曹公に『将軍(呂布)を扱うには、肉をたらふく与えなければなりませぬ。そうでないと人を食らいます』と言いました。
しかし曹公は『それは違う。鷹を飼うのとおなじで、満腹になればどこかへ飛んでいってしまう』と答えました」
と言ったので、呂布の怒りはやっと収まりました。
袁術が楊奉・韓暹と手を組んで呂布を攻めようとしたとき、陳登は「彼らはすぐに分裂します」と陳珪に伝えます。陳珪はそれを呂布に伝え、楊奉らを寝返らせたことで、袁術に大勝することができました。
陳登は広陵をよく治め、民に慕われていました。曹操が下邳に攻め込むと、陳登は兵を率いて援軍に駆け付けます。
下邳には陳登の3人の弟がいて、呂布が人質にとっていたのですが、陳登はかまわずに城の包囲を続けました。弟たちは、後難を恐れた呂布の部下たちに助けられます。
呂布が滅んだのち、陳登はその功績によって伏波将軍に任じられました。
江東で孫策が勢力を広げると、陳登は厳白虎に密使を送ってその後方を攪乱させます。陳登が江南の併合をはかっていたとする説もありますね。
孫策は陳登の討伐に向かいましたが、その途中で刺客に殺されてしまいました。10倍の兵で城を包囲されたときに陳登は曹操に援軍を要請し、引き上げた孫策軍を大いに討ち破ったともいわれています。
陳登は39歳で亡くなりました。
劉備は劉表との談議で、陳登を「文武に優れ、勇気をそなえた人物」と評しています。
今回はそんな陳登の能力を見てみましょう。
基本ステータスについて
統率:80
武力:64
知力:81
政治:80
魅力:64
主義:名利
政策:施設開発(Lv4)(Lvで施設開放)
親愛武将:華歆、孔融、趙昱、陳矯、劉備
嫌悪武将:孫策、呂布
まさに文武両道ですね。呂布や孫策との戦いが評価されているのでしょう。
シリーズ初期のころは文官タイプでしたが、だんだんと統率が上がっていった形ですね。
個性について
崩壁:自ユニットの破城が上昇(艦船、兵器を除く)。
封殺:特定範囲内の敵部隊が「足止」になったさい、期間を延長。
名声:地域担当官に任命すると土地占領が拡大。捕虜になったときの身代金が増加。
振興:地域担当官に任命すると開発が上昇しやすい。
文化:地域担当官に任命すると文化が上昇しやすい。
ステータス自体も高いですし、地域担当官にするのがいいですね。
陣形と戦法
雁行、方円、衝車、投石
野戦でも戦っていけますし、状況に応じて使い分けられるでしょう。
連弩:ダメージ+「足止」付与。対拠点可。
鉄壁:味方の防御アップ。
鯨波:味方の破城アップ+敵の攻軍ダウン。対拠点可。
衝車:耐久ダメージ。対拠点可。
投石:耐久ダメージ+ダメージ。対拠点可。
対拠点用の「連弩」「鯨波」もありますし、兵器との使い分けができますね。
総評
陳登は文武に優れた武将です。統率・知力・政治は80台で、武力・魅力も60台あります。
個性には「名声」「振興」「文化」といった地域担当官のスキルがあるので、内政面でも活躍できるでしょう。
また戦闘においても2種類の兵器を使えますので、野戦・攻城戦と活躍することができます。
次回は大喬です。