『三國志14』武将能力:陳珪の評価は?【三国志武将評価シリーズ・その237】|三国志14

2020年9月7日三国志武将能力評価三国志, 三國志, 三國志14武将評価シリーズ

chinkei

『三國志14』三国志武将評価シリーズの第237回目は、呂布を滅亡に導いた陳珪(ちんけいについてお届けします。前回の楊奉は以下のリンクから。

 

人物について

陳珪、字は漢瑜(かんゆ)。徐州・下邳の人です。

太尉・陳球の弟の子で、沛の相をつとめていました。子に陳登・陳応がいます。

袁術とは三公の家柄どうしということで、若いころから付き合いがありました。

袁術が揚州を手に入れると、陳応を人質に取り、陳珪を召し寄せて協力させようとします。

しかし陳珪は「天下のためには曹操に協力すべき」と返信して、袁術の申し出を断固拒否しました。

陳珪は曹操派なのニャ。

陶謙が亡くなると、陳珪の子の陳登は孔融とともに、劉備を徐州刺史に立てます。

呂布が徐州を奪うと、陳珪は陳登とともに呂布に仕えることとなりました。しかし内心では、服従する気はありませんでした。

『三国演義』でもそうなのニャ。

袁術が天子を僭称し、呂布と手を結ぶため、互いの子を婚姻させようとしました。

陳珪は「国家の憂いになる」と考え、呂布を説得して引き留めます。

呂布ももとより袁術を快く思っていなかったので、すでに出発していた娘(本作では呂玲綺)を呼び戻して婚姻を破棄しました。

曹操が呂布を左将軍に任命すると、呂布はその返礼として陳登を曹操のもとへ送ります。

呂布を討とうと考えていた曹操は、陳登に内通を頼みました。そして陳珪の禄を中二千石に引き上げ、陳珪を広陵太守に任じます。

基本的に曹操と協力関係だったのニャ。

袁術は婚姻を破棄されたことに怒り、前回登場した楊奉・韓暹と手を組んで呂布を攻撃しようとします。

これを知った呂布は、「こうなったのもお前のせいだ」と陳珪を責めますが、陳珪は、

「あの者らは寄せ集めの軍にしかすぎませぬ。分裂させることは容易でしょう」

と答え、楊奉らに使者を送って寝返らせます。

呂布は楊奉らともに袁術のいる寿春に攻め込み、大いに略奪を働いて引き返しました。

やっぱり略奪なのニャ。

それから陳珪がどうなったのかは不明です。

『三国演義』では親子で劉備をサポートしていましたが、劉備が徐州で曹操に敗れてからはどうなったか不明ですね。状況からして曹操の配下になったのかもしれません。

今回はそんな陳珪の能力を見ていきましょう。

 

基本ステータスについて

統率:15
武力:5
知力:82
政治:77
魅力:74
主義:名利
政策:地勢研究(Lv4)(落穴、投石台、弓櫓によるダメージが増加)
親愛武将:劉備
嫌悪武将:呂布

文官としてはなかなか能力が高いニャ。

知力は80を超えていますし、政治・魅力も70台ありますね。実際、老獪に立ち回っていたと思います。親愛武将が劉備なので、『三国演義』基準になっているのでしょう。

シリーズ通しても、文官としての能力は高く設定されています。

 

個性について

言毒:特定範囲内の敵ユニットが「挑発」になったさい、期間を延長。

策士:計略で優遇。

名声:地域担当官に任命すると土地占領が拡大。捕虜になったときの身代金が増加。

輿望:地域担当官に任命すると、他勢力からの地域懐柔を防ぐ。

策士っぽい個性がそろってるニャ。

輿望」があるのが大きいですね。敵の地域懐柔を防ぐことができますので、上手く配置しましょう。

 

陣形と戦法

陣形

雁行、鶴翼

兵器がないのが残念ですが、「鶴翼」があるので土地塗りつぶしにでも。

戦法

足止:「足止」付与。

挑発:「挑発」付与。

状態異常系のみニャ。

統率・武力が低いですし、あまり戦闘向きではありませんね。

 

総評

陳珪は文官タイプの武将です。知力は80台、政治・魅力は70台と、そこそこ能力は高いですね。

また個性に「名声」や「輿望」があるので、土地拡大や敵の地域懐柔を防ぐのに使うことができます。

兵器はないので戦闘に出すのは微妙なところですが、「鶴翼」があるので塗りつぶしでもさせておくといいでしょう。

「輿望」を上手く使いつつ内政させるのが良さそうニャ。

次回は息子の陳登です。