『三國志14』武将能力:陳珪の評価は?【三国志武将評価シリーズ・その237】|三国志14
『三國志14』三国志武将評価シリーズの第237回目は、呂布を滅亡に導いた陳珪(ちんけい)についてお届けします。前回の楊奉は以下のリンクから。
人物について
陳珪、字は漢瑜(かんゆ)。徐州・下邳の人です。
太尉・陳球の弟の子で、沛の相をつとめていました。子に陳登・陳応がいます。
袁術とは三公の家柄どうしということで、若いころから付き合いがありました。
袁術が揚州を手に入れると、陳応を人質に取り、陳珪を召し寄せて協力させようとします。
しかし陳珪は「天下のためには曹操に協力すべき」と返信して、袁術の申し出を断固拒否しました。
陶謙が亡くなると、陳珪の子の陳登は孔融とともに、劉備を徐州刺史に立てます。
呂布が徐州を奪うと、陳珪は陳登とともに呂布に仕えることとなりました。しかし内心では、服従する気はありませんでした。
袁術が天子を僭称し、呂布と手を結ぶため、互いの子を婚姻させようとしました。
陳珪は「国家の憂いになる」と考え、呂布を説得して引き留めます。
呂布ももとより袁術を快く思っていなかったので、すでに出発していた娘(本作では呂玲綺)を呼び戻して婚姻を破棄しました。
曹操が呂布を左将軍に任命すると、呂布はその返礼として陳登を曹操のもとへ送ります。
呂布を討とうと考えていた曹操は、陳登に内通を頼みました。そして陳珪の禄を中二千石に引き上げ、陳珪を広陵太守に任じます。
袁術は婚姻を破棄されたことに怒り、前回登場した楊奉・韓暹と手を組んで呂布を攻撃しようとします。
これを知った呂布は、「こうなったのもお前のせいだ」と陳珪を責めますが、陳珪は、
「あの者らは寄せ集めの軍にしかすぎませぬ。分裂させることは容易でしょう」
と答え、楊奉らに使者を送って寝返らせます。
呂布は楊奉らともに袁術のいる寿春に攻め込み、大いに略奪を働いて引き返しました。
それから陳珪がどうなったのかは不明です。
『三国演義』では親子で劉備をサポートしていましたが、劉備が徐州で曹操に敗れてからはどうなったか不明ですね。状況からして曹操の配下になったのかもしれません。
今回はそんな陳珪の能力を見ていきましょう。
基本ステータスについて
統率:15
武力:5
知力:82
政治:77
魅力:74
主義:名利
政策:地勢研究(Lv4)(落穴、投石台、弓櫓によるダメージが増加)
親愛武将:劉備
嫌悪武将:呂布
知力は80を超えていますし、政治・魅力も70台ありますね。実際、老獪に立ち回っていたと思います。親愛武将が劉備なので、『三国演義』基準になっているのでしょう。
シリーズ通しても、文官としての能力は高く設定されています。
個性について
言毒:特定範囲内の敵ユニットが「挑発」になったさい、期間を延長。
策士:計略で優遇。
名声:地域担当官に任命すると土地占領が拡大。捕虜になったときの身代金が増加。
輿望:地域担当官に任命すると、他勢力からの地域懐柔を防ぐ。
「輿望」があるのが大きいですね。敵の地域懐柔を防ぐことができますので、上手く配置しましょう。
陣形と戦法
雁行、鶴翼
兵器がないのが残念ですが、「鶴翼」があるので土地塗りつぶしにでも。
足止:「足止」付与。
挑発:「挑発」付与。
統率・武力が低いですし、あまり戦闘向きではありませんね。
総評
陳珪は文官タイプの武将です。知力は80台、政治・魅力は70台と、そこそこ能力は高いですね。
また個性に「名声」や「輿望」があるので、土地拡大や敵の地域懐柔を防ぐのに使うことができます。
兵器はないので戦闘に出すのは微妙なところですが、「鶴翼」があるので塗りつぶしでもさせておくといいでしょう。
次回は息子の陳登です。