『三國志14』武将能力:張済の評価は?【三国志武将評価シリーズ・その200】|三国志14

2020年7月31日三国志武将能力評価三国志, 三國志, 三國志14武将評価シリーズ

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『三國志14』三国志武将評価シリーズの第200回目は、張繍のおじの張済(ちょうせい)についてお届けします。前回の張繍は以下のリンクから。

 

人物について

張済は前回登場した張繍の族父(おじ)にあたります。董卓娘婿である牛輔に仕えていました。

董卓は牛輔に命じて陳留や潁川を攻略させると、張済は李傕郭汜らとともに、牛輔に従って略奪などをおこないました。

世紀末な連中なのニャ。

董卓が呂布に殺されると、呂布は李粛に牛輔の軍を討伐させます。

しかし牛輔に返り討ちされてしまい、呂布は激怒。李粛を処刑してしまいました。

李粛は呂布の同郷の友人なのに、処刑してしまうのニャ。

こののち、牛輔も部下の裏切りにあって殺されてしまいます。

李傕や張済らは上司を失って途方に暮れていましたが、賈詡の策によって長安を急襲。これによって呂布を敗走させ、朝廷での権力を握ることに成功しました。

この功績で張済は驃騎将軍・平陽侯になり、弘農に駐屯します。

やっぱり賈詡はすごいニャ。李傕らだけだったらどうにもならなかったニャ。

李傕と郭汜が争いをはじめると、張済は両者を和解させます。そのあいだに献帝を弘農へと連れ出そうとしました。

自分が権力を握ろうとしたのニャ。

李傕は献帝を取り返そうとしましたが、献帝は李傕らに反逆した楊奉らの陣営へと逃げ込みます。

楊奉は徐晃の上司ニャ。

こうして李傕らと楊奉らとの戦いがはじまりました。張済も李傕側につきます。

結果、楊奉軍は献帝を連れて敗走し、李傕らは弘農へと入って略奪を働きます。

とにかく略奪なのニャ。

しかしそののち、献帝の仲裁で楊奉は李傕らと和睦。李傕らは略奪したものを返還しました。

ここでイナゴの害と旱魃が重なり、天下は食糧不足に陥ります。

次々と難が起こるのニャ。

献帝は洛陽に入り、そこで曹操に迎えられて許昌へと移ります。

ここから李傕の勢力は衰退の一途をたどり、やがて李傕も郭汜も討ち取られてしまいました。

張済は食糧不足で飢えに苦しみ、南陽へ行って略奪を働きます。しかし穰の住民の反攻にあい、流れ矢に当たって亡くなりました。

やっぱり悪人はろくな死に方をしないのニャ。

張済の兵は、その族子の張繍が受け継ぎました。

それと張済の妻の鄒氏ですが、前回述べたように曹操と張繍の争いのもとになっています。

今回はそんな張済の能力を見ていきましょう。

 

基本ステータスについて

統率:70
武力:66
知力:55
政治:53
魅力:60
主義:覇道
政策:軍制改革(Lv3)(部隊、都市の士気上限が上昇)
配偶者:鄒氏
親愛武将:鄒氏

張繍をだいぶ劣化させた感じニャ。凡将といったところニャ。

統率はかろうじて70ありますが、他は50~60台ですね。バランス型といえなくもないですが。過去作でもだいたいこんな感じです。

ちなみに過去シリーズの張済は老人顔で描かれていたのですが、だんだんと若返っていますね。

 

個性について

猪突:命令設定で、敵接近時「無視」、自主退却「許可」が選択不可。

動転:兵站切れしたさい、自ユニットの士気が低下しやすい。

バッド個性のみニャ。いいところないニャ。

使いづらいところではありますね。

 

陣形と戦法

陣形

鋒矢、長蛇

張繍と似たような機動陣形ニャ。

「錐行」が「長蛇」になっているだけですね。騎馬部隊というくくりでしょう。

戦法

突撃:ダメージ+敵の士気ダウン。

牽制:敵の攻城+破城ダウン。

これも張繍の戦法を大幅に減らしただけニャ。

「突撃」は張繍とおなじですが、「攪乱」が「牽制」になっていますね。対拠点戦法はないので、野戦型のユニットになります。

 

総評

張繍は武官タイプ寄りのバランス型武将です。統率はぎりぎり70台で、ほかの能力は50~60台となっています。劣っているわけではありませんが、特徴もあまりないといったところでしょう。

個性に関しては「猪突」「動転」とバッド個性のみになっています。また戦法も「突撃」「牽制」のみで、拠点戦法はありません。

弱いわけではないので、他の武将に協力させて運用していくのがいいでしょう。

しかし200回目なのに微妙な武将が来たのニャ。

次回は張済の妻の鄒氏です。