『三國志14』武将能力:徐晃の評価はいかに?【三国志武将評価シリーズ・その59】|三国志14
『三國志14』三国志武将評価シリーズの第59回目は、大斧使いの魏の猛将・徐晃(じょこう)についてお届けします。前回の楽進は以下のリンクから。
人物について
徐晃、字は公明(こうめい)。河東郡・楊県の人です。
郡の役人を務めていましたが、楊奉に従って賊退治に功績があったことから、騎都尉に任命されます。
董卓亡きあと、その部下の李傕と郭汜が長安で争いを始めると、徐晃は楊奉に「献帝を連れて曹操のもとへ行くよう」提案します。
楊奉は徐晃の案に従い、献帝を連れて洛陽へと向かいます。しかし心変わりしたことで曹操軍の奇襲を受け、徐晃は降伏。楊奉は袁術のもとへと逃げました。
「三国演義」では、徐晃は満寵に説得されて曹操に下っていますね。
徐晃は曹操のもとで呂布討伐に従軍し、呂布の将の趙庶・李鄒らを降伏させました。
袁紹と争った「官渡の戦い」では、関羽・張遼とともに顔良を討ち、荀攸の策により文醜をも破っています。
さらには史渙とともに袁紹の兵糧輸送部隊を襲い、大きな戦功を挙げて都亭侯に取り立てられました。
その後の袁譚・袁尚との戦いでも活躍し、荊州平定でも満寵とともに関羽を討伐し、曹仁とともに江陵で周瑜を攻撃しています。
「襄樊の戦い」においては、関羽の包囲を受けている樊城の曹仁と襄陽の呂常を救うために出陣します。
しかし徐晃の軍は新参兵が多く、兵力不足だったため、曹操からの援軍を待ちました。
関羽は囲頭と四冢の2カ所に陣営を築いていました。
徐晃は兵力が十分になると、囲頭を攻撃すると見せかけて、四冢を襲います。
関羽は慌てて五千の兵を率い、四冢へ向かいましたが、徐晃に撃退されました。
「三国演義」では関羽と互角の一騎討ちを演じていますね。
曹操は徐晃が関羽の包囲網を破ったことを喜び、
「私は兵を用いて30年以上の経験があるが、聞き知っている古代の用兵上手な将でも、長駆して敵の包囲網に突撃した者はいなかった」
といいました。ここから「長駆直入」の言葉が生まれます。遠くから一気に突っ込むことですね。
徐晃はその後も劉備や諸葛瑾の軍を討ち破り、魏に大きく貢献します。
質素で慎重な性格で、いくさのときはまず偵察部隊を出してから戦力分析をおこない、勝てないばあいにも備えていました。
一方、政治方面においては、交友関係をひろげたり後ろ盾を作ったりすることがなかったといいます。
青龍偃月刀や蛇矛とおなじで、「三国演義」の設定ですね。本ゲームでは「名品」として出てきます。
今回はそんな徐晃の能力を見ていきましょう。
基本ステータスについて
統率:88
武力:90+2(大斧)
知力:74
政治:48
魅力:73
主義:覇道
政策:施設開発(Lv4)(Lvで施設開放(2:石壁、4:軍楽台、7:砦、10:投石台))
名品:大斧(武力+2)
親愛武将:関羽、史渙、満寵
嫌悪武将:王平
大斧の補正でじっさいの武力は92になりますね。シリーズでも90前後の数字で推移しています。
猛将にしては知力も高めで、74あります。1のころは56でしたが、次第に評価されていき、『三國志9』以降からは70台をキープするようになりました。
総合能力の高い戦闘ユニットといえるでしょう。
個性について
豪傑:一騎討ちが発生しやすい。
長駆:自ユニットの士気が低下しにくい。
泰然:兵站切れしたさい、自ユニットが状態異常にならない。
沈着:自ユニット、太守として所在する拠点が「挑発」にならない。
築城:自ユニットの罠や施設の建設速度が上昇。
「長駆」「沈着」は徐晃らしい個性ですね。
武力も高いので「豪傑」で一騎討ちに持ち込んでいきたいところです。
陣形と戦法
魚鱗、鋒矢、鶴翼、錐行
野戦向きの陣形がそろっています。「鋒矢」で一気に攻めるのもいいでしょう。
長駆直入:ダメージ+味方の防御アップ。
急襲:ダメージ+「混乱」付与。
牽制:敵の攻城+破城ダウン。
足止:「足止」付与。
鎮静:状態異常解消。
ダメージをあたえつつ、味方の防御をアップさせるというあたりが慎重な徐晃らしいですね。
全体的には防御系の戦法が多めなのも徐晃らしいといえます。
総評
徐晃はトップレベルの総合力を持った猛将です。
勇ましいイラストとは裏腹に慎重な性格なので、「沈着」「牽制」「足止」「鎮静」といったディフェンシブな個性・戦法持ちです。
「長駆直入」はダメージをあたえつつ防御アップをはかるという、「石橋を叩いて渡る」的な戦法ですね。
対拠点用の戦法はありませんが、野戦では戦闘の要になる武将といえるでしょう。
次回は、徐晃つながりで満寵を予定しています。
↓次回出来ました。