『三國志14』武将能力:楽進の評価はいかに?【三国志武将評価シリーズ・その58】|三国志14
『三國志14』三国志武将評価シリーズの第58回目は、一番乗りの魏の斬り込み隊長・楽進(がくしん)についてお届けします。前回の鄧艾は以下のリンクから。
人物について
楽進、字は文謙(ぶんけん)。陽平郡・衛国県の人です。
小柄な人物でしたが激しい性格で、曹操のもとで帳下の吏(記録係)を務めていました。
呂布も最初は主簿(会計係)でしたしね。
曹操は楽進に命じて、故郷で募兵をやらせてみました。すると千人余りを集めてきたので、軍の仮司馬・陥陣都尉に任じました。
その後、呂布、張超などとの戦いに参戦し、すべて一番乗りで戦功を立てます。
横山光輝の漫画「三国志」の影響ですね。鎖鉄球を振り回している図がインパクトありますからね。
まあ、呉の斬り込み隊長が甘寧なら、魏の斬り込み隊長は楽進といったところでしょう。
ただ正史で一番乗りの記述が多いのは楽進のほうですね。
楽進は歴戦の勇者ともいうべきほどの、戦闘経験の持ち主です。袁紹と曹操が戦った官渡の戦いにおいては、烏巣急襲のときに淳于瓊を斬りました。
南皮での袁譚との戦いでも一番乗りで城に突入しましたし、それ以外にもさまざまな戦場で功績を立てています。荊州平定では関羽を敗走させていますね。
曹操は楽進・于禁・張遼を称え、その功績を献帝に上奏しています。これによって楽進は折衝将軍に取り立てられました。最終的には右将軍にまで昇進します。
「三国演義」だと記述が少ないですからね。通好みの武将という感じです。
「ガッ、ガッ、ガッ、ガクーシン、ガッ、ガッ、ガッ、ガクーシン」(ジョー〇ンCMソングのメロディーで)。
怒られそうだからやめたほうがいいです。
それと息子に楽綝(がくちん)がいますが、諸葛誕が寿春で反乱したさいに斬られてしまったのは諸葛誕の回で述べたとおりです。
今回はそんな楽進の能力を見ていきましょう。
基本ステータスについて
統率:80
武力:84
知力:53
政治:51
魅力:65
主義:覇道
政策:兵器強化(Lv4)(井闌、投石、衝車陣形の効果が上昇)
親愛武将:趙儼、張遼、李典
統率・武力は80以上ありますので、戦闘ユニットとしては中の上といったところでしょう。
ちなみに1のころは武力55、『三國志2』になると武力44と、かなり評価が低かったです。
ただその後はゆっくりと上がっていって、80台で推移するようになりましたね。
魏で軍の統括を任されていた人です。楽進・于禁・張遼の3人が陽翟・潁陰・長社に派遣されたころ、たがいにいがみ合って協力しようとしなかったのですが、それを統制したのが趙儼です。以来、3人は協力するようになりました。
また「合肥の戦い」においては、張遼・楽進・李典の3人がいがみ合っていました。とくに張遼と李典は仲が悪かったのですが、「いまは協力し合うことが大事」と李典はいい、力を合わせて城を守り抜きました。
個性について
崩壁:自ユニットの破城が上昇(艦船、兵器以外)。
一心:自ユニットが攻撃を受けたさいに士気が低下しにくくなる。
頑健:傷病になりにくい。
寡欲:自身の俸禄が減少。
安月給でこき使われることになりますしね。いまだったら労基に駆け込んでいいとは思います。残業代もちゃんともらいましょう。
「崩壁」は城攻めの一番乗りをしていたことからですね。「一心」「頑強」なども楽進らしい個性です。
陣形と戦法
魚鱗、錐行、衝車
野戦もこなせますが、「衝車」持ちなので兵器運用も悪くはありませんね。
突撃:ダメージ+敵の士気ダウン。
鯨波:味方の破城アップ+敵の攻軍ダウン。対拠点可。
攪乱:敵の機動ダウン。
衝車:耐久ダメージ。対拠点可。
汎用戦法ばかりですね。「突撃」「鯨波」はそこそこ役に立つので、野戦や攻城戦で使っていくといいでしょう。
総評
楽進は、戦闘ユニットとしては中の上ぐらいです。
破城をアップさせる「崩壁」「鯨波」や、兵器「衝車」などを持っているので、拠点攻撃には参加させたいところです。
史実どおり、一番乗りさせてあげたい武将です。
それと要望があったので、今回から武将名にリンクを付けるようにしました(リンクだらけなのも見づらいので、記事内初出の名前だけですが)。本シリーズも50回を超えましたので、過去の記事にアクセスするのが大変になってきましたしね。過去記事についても逐次武将名にリンクをつけていく予定です。
次回は徐晃を予定しています。
↓次回出来ました。