『三國志14』武将能力:甘寧の評価はいかに?【三国志武将評価シリーズ・その18】|三国志14

2020年6月4日三国志武将能力評価三国志, 三國志, 三國志14武将評価シリーズ

kannei

三國志14三国志武将評価シリーズの第18回目は、呉の斬り込み隊長・甘寧(かんねい)についてお届けします。前回の荀彧は以下のリンクから。

人物について

甘寧、字は興覇(こうは)。益州・巴郡の人です。

じつは蜀の人なのニャ。

そうですね。若いころは無頼の若者たちを集め、頭領を務めていました。一団は腰に鈴をつけていたことから、人びとは鈴の音を聞くと、「甘寧たちが来た」と知りました。

地元のヤンキーみたいニャ。

気に入らない者の財産を部下に奪わせるなど、いろいろとやんちゃを続けていましたが、やがて暴力沙汰をやめ、書を読むようになりました。

そののち荊州の劉表のもとへ行き、それから黄祖に仕えます。しかし3年経っても礼遇されることはありませんでした。

孫権が黄祖討伐に乗り出したとき、甘寧は出陣して淩操を射殺します。手柄を立てたにもかかわらず、甘寧の待遇は変わりませんでした。

やがて甘寧は黄祖のもとを離れ、孫権に仕えるようになります。孫権のもとでは、以前からの家臣のような厚遇だったといいます。

認めてくれる人のもとで働くのが一番ニャ。

甘寧は孫権の武将として黄祖を攻め滅ぼし、以降さまざまな戦場で活躍しました。呉では呂蒙と仲が良かったといいます。

淩操の子の淩統ですが、甘寧に恨みを持っていました。そのため甘寧は淩統を警戒し、会おうとしませんでした。酒の席で淩統が剣舞をしたとき、甘寧もそれに合わせようとしましたが、なにか事があってはと思った呂蒙は二人の間に割り入って止めました。これを知った孫権は、甘寧を半州へ駐屯させました。

「三国演義」では淩統と和解していましたが、正史ではそううまくはいきませんでした。

人の恨みはどうにもならないニャ。

今回はそんな甘寧の能力を見ていきましょう。

 

基本ステータスについて

統率:87
武力:94+2(鉄鎖)
知力:76
政治:18
魅力:55
主義:我道
政策:侵略荒廃(Lv5)(部隊が移動した敵勢力の地域の開発が減少)
名品:鉄鎖(武力+2)
親愛武将:蘇飛、孫皎、淩統(シナリオ「漢中争奪戦」以降から)、呂蒙
嫌悪武将:黄祖

なにげに知力が高いニャ。張飛馬超と同列だと思ったニャ。

たしかに「乱暴者の甘寧」というイメージからすると、76もあるのは高い気がしますね。関羽ですら知力75ですから、関羽よりも高いことになります。趙雲が76なので、趙雲と同格ですね。

孫権が「曹操には張遼がいるように、私には甘寧がいる」といったことから、張遼とおなじようなステータスバランスになったのかもしれません(張遼の知力は78)。

ちなみに1のころの知力は52で、そこからじわじわと上がっていっています。『三國志8』以降からは70台をキープしていますね。

逆に政治力は、『三國志3』では42ありましたが、そこから減っていって10台まで落ち込んでいます。

政治というタイプじゃないニャ。

 

個性について

威風:特定範囲内の敵ユニットの士気を低下しやすくする。

水戦:大河で自ユニットの全能力が上昇。

胆力:一定兵士数以下で自ユニットの全能力が上昇。

果敢:自ユニットが「足止」にならない。

功名:命令で追撃「不可」、事後命令「退却」が選択不可。

呉の武将らしく「水戦」持ちなので、水上戦には積極的に参加するのがいいでしょう。

また「威風」や「胆力」があるので、兵数が少なくなっても粘り強く戦うことができます。

ただ「功名」があるので、突出して兵站を切られないように注意しましょう。

 

陣形と戦法

陣形

鋒矢、長蛇、錐行、投石

機動力重視の陣形に偏っています。斬り込み部隊として先陣を切るのがいいでしょう。

投石」も使えますので、味方が十分強いばあいは「投石」で都市攻略の速度を上げるのもいいかと思います。

戦法

錦帆強襲:ダメージ+混乱付与。

斉射:ダメージ。対拠点可。

攪乱:敵の機動ダウン。

駆逐:ダメージ。

強襲:ダメージ+混乱付与。

投石:耐久ダメージ+ダメージ。対拠点可。

「攪乱」以外はダメージ技ですね。攻撃に特化した先鋒ぞろいです。

「錦帆強襲」は「強襲」の上位互換で、ダメージに混乱を付与させます。仲間とともに戦って、さらなる大ダメージを狙いましょう。

 

総評

甘寧は猛将タイプですが、知力も76と高めで、使いやすい武将です。

機動力のある陣形が多く、「足止」を防ぐ「果敢」の個性も持っているので、戦場を駆け巡ることができるでしょう。

また「水戦」持ちなので、水上戦にも積極的に参加させたいところです。

甘寧は呉で一番武力が高いので、戦闘における中心的な武将となるでしょう。

次回は黄忠を予定しています。

これで五虎将がそろうニャ。

↓次回出来ました。