『三國志14』武将能力:孫魯育の評価は?【三国志武将評価シリーズ・その197】|三国志14
『三國志14』三国志武将評価シリーズの第197回目は、姉の讒言によって殺された孫魯育(そんろいく)についてお届けします。前回の孫魯班は以下のリンクから。
人物について
孫魯育は前回の孫魯班の妹です。父は孫権、母は歩練師。字は小虎(しょうこ)。
最初は朱拠に嫁いだことから、朱公主とも呼ばれていました。
前回でも書いた孫権の跡継ぎ問題ですが、王夫人の子である孫和が太子候補となっていました。
しかし孫魯班は王夫人を嫌っており、母子ともども讒言で陥れます。
このことで孫権の孫和への寵愛は薄れ、代わりに孫覇を寵愛するようになりました。
こうして孫和派と孫覇派で、呉は分裂の危機を迎えます。
妹の孫魯育ですが、姉とは違って性格は母親の歩練師に似たようです。
年長の孫和を跡継ぎとするのが正統とし、姉が孫和を廃しようとすることに反対していました。また夫の朱拠も孫和を支持していました。
けっきょく、孫和も孫覇も跡継ぎにはなれず、孫権は幼い孫亮を跡継ぎにします。
孫魯班はうまく孫亮に取り入ったことから、孫亮が帝位につくと権力を握るようになりました。また当時の権力者である孫峻にも取り入っています。
一方で孫魯育は夫の朱拠が亡くなり、劉纂に嫁ぎます。
孫儀が孫峻暗殺に失敗すると、孫魯班は孫和を支持していた妹を恨みに思い、「妹も暗殺計画に加わっていました」と讒言しました。
これによって孫魯育は処刑されてしまいます。
あとで孫魯育が暗殺に加わっていないことが判明しますが、そのときも孫魯班は言い逃れをして、朱拠の子である朱熊・朱損に責任を押し付けました。このことで朱熊・朱損が処刑されてしまいます。
のちに孫魯育は名誉回復し、孫晧の代になってその墓が改葬されました。
今回はそんな孫魯育の能力を見ていきましょう。
基本ステータスについて
統率:16
武力:8
知力:58
政治:56
魅力:68
主義:礼教
政策:本草学(Lv2)(武将の傷病の回復率が増加)
父親:孫権
母親:歩練師
配偶者:朱虚
魅力は孫魯班(魅力65)よりも高いですが、それ以外はだいぶ下回っています。そもそもとくになにかしたわけでもありませんしね。
シリーズでの登場は姉(『三國志11』登場)より遅く、『三國志12』からになります。
個性について
小心:命令設定で、敵接近時「攻撃」、自主退却「不可」、追撃「許可」が選択不可。
姉と違ってひかえめに生きていましたしね。ちょうど姉妹で性格が逆ですね。
陣形と戦法
方円
攻める気もないでしょうしね。
無し。
戦場に出す必要もないかと。
総評
孫魯育は文官タイプの武将です。ただ知力・政治は50台、魅力は60台と、能力自体は高くはありません。
戦法もありませんし、統率・武力は低いので、戦場に出す必要はないでしょう。陣形も「方円」のみですしね。
人手の足りない地域の内政を手伝わせるのがいいとは思います。
次回は丁原です。