『三國志14』武将能力:徐庶の評価はいかに?【三国志武将評価シリーズ・その30】|三国志14
『三國志14』三国志武将評価シリーズの第30回目は、劉備に諸葛亮を紹介した知者・徐庶(じょしょ)についてお届けします。前回の董卓は以下のリンクから。
人物について
よく「徐庶の奇妙な冒険」とかネタにされますね。あとそれはディオです。
徐庶、字は元直(げんちょく)。潁川郡・長社県の人です。
もともとは徐福という名前でした。若いころは任侠を好み、撃剣の使い手だったといいます。
徐庶はかつて人に雇われて敵討ちをしたことがあり、そのことで役人に捕まってしまいました。のちに仲間に助けられましたが、思うところがあって心を入れ替え、学問に打ち込みはじめました。
しかし塾へ行ったところ、徐庶が以前無法を働いていたことが知られてしまっていて、誰も徐庶と付き合おうとしませんでした。
そこで徐庶は謙虚な態度を取り、毎日早起きして一人で掃除をしていました。また勉学に励み、人にもよく気をつかいました。
こうした努力が実り、同郡の石韜(せきとう)と友達になることができました。
中原でいくさが起こると、徐庶は石韜とともに南荊州へ逃げ、そこで諸葛亮と親しくなります。
このころ、劉備が新野に駐屯していました。
徐庶は劉備と会見し、「諸葛亮は臥竜(眠れる竜)です」とその有能さを紹介します。
劉備が「つれてきてくれ」と頼みますが、徐庶は「無理に連れてくることはできません。直々に訪問されるのがよろしいでしょう」と答えました。
こうして劉備は諸葛亮のもとを三度たずね、やっと会うことができたのです。
荊州に曹操が攻め入ってくると、徐庶は劉備や諸葛亮とともに南へと逃げます。しかし母親が捕虜になってしまったため、劉備と別れて曹操のもとへ行くことになりました。
徐庶は石韜とともに、魏で仕官しました。
徐庶は右中郎将・御史中丞に昇り、石韜は郡太守・典農校尉を歴任しました。
のちに諸葛亮は、徐庶と石韜の官職を知ると、
「魏はよほど人材が多いのか。あの二人がこのような職にしかつけないとは」
と嘆いたといいます。
官職としては低くはありませんが、政治を動かせるほどのポジションでもなかったのでしょう。魏でなにか大きな功績を残したという話もありませんしね。
「三国演義」だと、人質だった母親が自殺してしまったことから「曹操のために策は用いない」と誓いました。そのため功績がなかったという解釈もできます。
今回はそんな徐庶の能力を見ていきましょう。
基本ステータスについて
統率:85
武力:64
知力:93
政治:80
魅力:81
主義:王道
政策:地勢研究(Lv5)(落石、投石台、弓櫓によるダメージが増加)
親愛武将:韓嵩、尚朗、諸葛亮、石韜、龐統、孟建、劉備
軍師系の武将ですから、64もあれば十分だとは思います。シリーズ通しても60台が多かったですしね。
また統率が85あるので、戦闘にも使っていくことができます。
知力は、シリーズでは高いときで97、低いときで91でした。「三国演義」だと曹仁の大軍を破っているのですが、正史のほうはとくになにかしたという話もありませんしね。93ぐらいでちょうどいい気はします。
政治・魅力もシリーズ通して80台なので、とくに大きな変化はありません。
全体的にバランスのよいパラメータになっています。
個性について
妙算:特定範囲内の敵ユニットの防御が低下(艦船、兵器以外)。
石兵:石兵八陣が建設可能。
封殺:特定範囲内の敵ユニットが「足止」になったばあい、その期間を延長。
罠破:自ユニットが敵の罠の範囲に入ると、罠を解除。
調練:訓練担当官に任命すると士気が上がりやすい。
「妙算」「罠破」があるので、出陣のときのサポート役にも使いたいですね。
また徐庶は「足止」の戦法があるので、その効果を延長させる「封殺」で相乗効果が期待できます。
陣形と戦法
魚鱗、鶴翼、投石
都市攻めのときに「投石」で連れていきたいところですね。「明鏡止水」を使いたいばあいは「魚鱗」か「鶴翼」といったところでしょう。
明鏡止水:敵の全能力ダウン+発火。対拠点可。
足止:「足止」付与。
混乱:「混乱」付与。対拠点可。
鎮静:状態異常解消。
投石:耐久ダメージ+ダメージ。対拠点可。
「明鏡止水」は敵の全能力を下げたうえで発火もあります。味方とともに戦えば強力なスキルになるでしょう。対拠点にも有効です。
あと前述したように、「封殺」によって「足止」の効果を延長させることができます。火計も加えれば、効果はさらに上がるでしょう。
ただほかに優秀な武将がいるばあいは、都市攻めは兵器にしたほうがいいかもしれません。
総評
徐庶はバランスのよいステータスを持つ武将です。
統率・武力もそこそこ高く、「明鏡止水」などの戦法もあるので、野戦でも活躍できます。また「足止」「封殺」の相乗効果と、さらには火計もうまく使っていきたいところです。
「投石」もあるので、都市攻めのさいには従軍させたいユニットです。
政治も80あります。内政面でも活躍できるでしょう。これといった欠点もなく、使いやすい武将です。
作者はおなじですけど、作品が違います。わかる人がいるといいですが。
次回は太史慈を予定しています。
↓次回出来ました。