『三國志14』武将能力:太史慈の評価はいかに?【三国志武将評価シリーズ・その31】|三国志14

2020年6月4日三国志武将能力評価三国志, 三國志, 三國志14武将評価シリーズ

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『三國志14』三国志武将評価シリーズの第31回目は、孫策と一騎討ちをした呉の猛将・太史慈(たいしじ)についてお届けします。前回の徐庶は以下のリンクから。

人物について

太史慈、字は子義(しぎ)。東莱郡・黄県の人です。

これってどこまでが姓ニャ?

太史までですね。子に太史享がいます。

太史慈は若いころから学問を好み、東莱郡の役所に仕えていました。

文官だったのニャ。

あるとき、東莱郡と青州がもめることがあり、さきに上奏文を都へ届けたほうが有利になるという事態が発生します。

青州からはすでに上奏文が発送されていました。

遅れがあってはならないと、東莱郡は太史慈(当時21歳)を選んで、都へと急がせます。

洛陽に到着したとき、ちょうど青州の役人が役所の門の前で取次をしていました。

そこで太史慈は青州の役人に、

「あなたは青州から上奏文を運んできたのか?」

とたずねます。

役人は太史慈が何者なのかを知りません。「そうです」と答えたところ、太史慈は、

「表書きに間違いがあるかもしれない。確かめてみるのがいい」

といいました。

役人はいわれるまま上奏文を取り出すと、太史慈は忍ばせていた小刀でそれを切り裂いてしまいます。

青州の役人が可哀想ニャ。

もちろん青州の役人は怒りました。しかし太史慈はこういいます。

「おまえは上奏文を無くしたことで罪に問われるが、わたしもやりすぎたことで罪に問われるだろう。ともに逃げようではないか」

役人は納得して太史慈とともに逃げました。

しかし太史慈は城門を出たときに、ひとりで引き返して郡の上奏文を提出したのです。

ずるいニャ。

青州の役所はもう一度上奏文を発送しますが、さきに東莱郡のが授与されたことで、受け取ってもらえませんでした。結果、青州のほうが不利な処分を受けました。

このことで太史慈は有名になりますが、青州の役所に恨まれてしまいました。太史慈は身を隠すために遼東へ赴きます。

その後、黄巾賊の残党に城を包囲された孔融を助けるため、劉備に援軍を求める役を買って出ます。この役目を見事に果たし、孔融を包囲から救いました。

それから太史慈は揚州の劉繇のもとへと向かいましたが、ちょうどそのとき孫策が攻めてきました。

劉繇は太史慈に偵察を頼みました。そのとき、たまたま孫策に遭遇。

孫策は黄蓋韓当など勇将13人を従えていたのです。

精鋭ばかりニャ。

しかし太史慈は逃げるどころか、なんのためらいもなく孫策に打ちかかりました。

2人は正面から戦います。孫策は太史慈の馬を突き刺し、さらには手戟を奪いました。

名品が奪われたニャ。

一方で太史慈は、孫策の兜を奪います。

敵味方の兵が駆け寄ってきたので、2人は戦いを中断して引きあげていきました。

太史慈は孫策の江東平定に抗いますが、最後には敗れて捕らえられてしまいます。

孫策はみずから太史慈の縄を解き、折衝中郎将に任じました。こうして太史慈は孫策に帰順したのです。

劉繇が病死したのち、太史慈はその残兵をまとめて連れてくると孫策にいいました。孫策の側近たちは信用せず、「このまま北へ逃げてしまいます」と孫策に進言しました。

しかし孫策は太史慈の思うようにさせました。結果、太史慈は約束を守り、翌日の正午にはもどってきました。孫策は以後、太史慈に軍事の意見を求めるようになりました。

河原でケンカしたあとの、男たちの友情みたいニャ。

曹操は太史慈の評判を聞き、ぜひとも召し抱えたいと考えました。手紙を太史慈に送りましたが、当然相手にされませんでした。

曹操は本当に人材集めに余念がないニャ。

太史慈は赤壁の戦いの前に、四十一歳で亡くなりました。「三国演義」では赤壁の戦いのときにも活躍していますね。「合肥の戦い」で張遼軍と戦い、そのときの矢傷がもとで亡くなったとされています。

今回はそんな太史慈の能力を見ていきましょう。

 

基本ステータスについて

統率:86
武力:93+2(手戟)
知力:67
政治:58
魅力:79
主義:覇道
政策:鶴翼強化(Lv5)(鶴翼陣形の効果が上昇)
名品:手戟(武力+2)
親愛武将:孔融、孫策

武力では呉のナンバー2です(1位は甘寧の武力94)。

ちなみにシリーズでは、1のころは武力97ありましたね。そこからどんどん評価が落ちていって、93前後に落ち着いたという形です。

学問好きだったのに知力が低いニャ。元ヤンの甘寧(知力76)より低いのが納得いかないニャ。

もうちょっと高くてもいい気がしますね。ただシリーズではほぼ60台で推移していたので、今後も60台が続くとは思います。

戦闘ユニットとしては問題のないステータスです。

 

個性について

剛将:自ユニットを除く特定範囲内の味方ユニットの防御が上昇(艦船、兵器以外)。

遠矢:自ユニットの攻城が上昇。

豪傑:一騎討ちが発生しやすい。

再起:府の上にいると、次ターン開始時に自ユニットの負傷兵が回復。

直情:敵勢力の罠から受ける被害が増加。

味方ユニットの防御力を上げる「剛将」持ちなので、よい守護神になるでしょう。

また「再起」もあるので、うまく使えば粘り強い戦いができます。

豪傑」もあるので、武力低めの武将相手に一騎討ちにも持ち込みたいところですね。

 

陣形と戦法

陣形

魚鱗、鋒矢、雁行、鶴翼

野戦向きニャ。

攻城が上昇する「遠矢」持ちなので、都市攻めにも参加させたいところです。

戦法

瞞天過海:ダメージ+敵の全能力ダウン。対拠点可。

火矢:発火。対拠点可。

鉄壁:味方の防御力アップ。

牽制:敵の攻城+破城ダウン。

挑発:「挑発」付与。対拠点可。

瞞天過海」はダメージ技のうえに敵の全能力ダウン、さらに対拠点にも有効という戦術です。

「瞞天過海」はどういう意味ニャ?

「天を瞞(あざむ)いて海を過(わた)る」です。敵をだますことですね。

孔融が黄巾賊に城を包囲されたとき、太史慈は城外に出て矢の稽古を始めました。それが終わったら、すぐに城へ引き返しました。

これを毎日繰り返したので、黄巾賊は「また稽古か」と警戒を解いてしまったのです。太史慈はその隙をついて囲みを突破し、劉備に援軍を求めることができました。

やはり太史慈の知力はもっと高くてもいい気がするニャ。

 

総評

太史慈は甘寧とともに、呉のエースとなる戦闘ユニットです。

瞞天過海」でダメージ+敵の全能力ダウンで、さらに大きなダメージをあたえてやりましょう。

また「剛将」もあるので、味方ユニットの防御力上げることもできます。

呉の陣営を率いて、先陣を切って敵と戦っていきましょう。

次回は賈詡を予定しています。

↓次回出来ました。