『三國志14』武将能力:韓当の評価はいかに?【三国志武将評価シリーズ・その62】|三国志14
『三國志14』三国志武将評価シリーズの第62回目は、孫堅の代から呉に仕えた武将・韓当(かんとう)についてお届けします。前回の曹仁は以下のリンクから。
人物について
活躍したのはそれだけではありませんけどね。黄蓋はずっとそれをいわれつづける感じなんでしょうかね。
韓当、字は義公(ぎこう)。遼西郡・令支県の人です。
弓術や馬術に優れていたことから孫堅に見いだされ、ともに戦場を駆けめぐることとなります。
孫策の代では劉勲の討伐にも参戦し、黄祖の軍を討ち破りました。さらに軍を返して鄱陽郡を討伐し、楽安県長となりました。山越は韓当の威をおそれ、従順になったといいます。
孫権の代になると、周瑜とともに「赤壁の戦い」で曹操軍を食い止めます。
そのあたりは黄蓋の回を参照してください。
赤壁の戦いの後には、呂蒙とともに南郡を奪取します。また「夷陵の戦い」では、陸遜とともに劉備軍の攻撃を防ぎ、敗走させました。
韓当は地方に出て軍の指揮にあたると、将兵たちを励まして守りを固めました。中央からの指示には従い、法令をしっかり守ったといいます。孫権はそんな韓当の仕事っぷりに満足していました。
やがて韓当は、病によって亡くなりました。
まあ、たしかに印象に残るようなエピソードはあまりありませんね。
ただ、韓当の子の韓綜(かんそう)はかなり問題児でした。
父の死後、喪に服していたので、孫権は気をつかって武昌にとどまらせていました。
しかし韓綜は喪に服していると見せかけて淫乱にふけり、無法を働いていました。
孫権はこのことを知っても、韓当の功績を思ってとがめませんでした。
ところが韓綜は、いずれ逮捕されるのではないかと恐れ、魏への亡命を計画しました。
韓綜は側近の者たちがついてこないと思い、私兵たちに強盗をさせ、「強盗がばれたので部将や軍吏以下、全員逮捕されるぞ」とのデマを流します。
これを知った側近たちは、「魏へ逃げるしかありません」といい、韓綜とともに脱出計画を練りました。
韓綜は「父の葬儀をおこなう」という名目で親戚たちを呼び集めます。そして父親の棺を車に載せ、私兵や家族・親戚たち数千人とともに、魏へと逃げ込んだのです。
韓綜は魏で将軍となり、しばしば呉の辺境を侵して住民を殺しました。孫権はそれを知り、歯ぎしりをしてくやしがりました。
孫権が亡くなったのち、韓綜は、諸葛瑾の息子・諸葛恪とのいくさで戦死しました。
諸葛恪は韓綜の首を斬り、孫権の廟に供えたといいます。
今回はそんな韓当の能力を見ていきましょう。
基本ステータスについて
統率:76
武力:85
知力:59
政治:51
魅力:68
主義:割拠
政策:錐行強化(Lv4)(錐行陣形の効果が上昇)
親愛武将:黄蓋、祖茂、孫堅、程普
戦闘ユニットとしてはそれぐらいですね。武力は85と、まあまあ高めです。
ちなみに1のころの武力は54でした。『三國志2』で58、『三國志3』で60と、じわじわと上がっていく形でしたね。
『三國志7』でも武力68でしたからね。『三國志8』以降から一気に80台まで上がりました。それまでは「その他大勢」の武将あつかいだったのでしょう。
個性について
水戦:大河で自ユニットの全能力が上昇。
慰撫:所属都市に所在していると賊が出現しなくなる。
頑健:傷病になりにくい。
消火:自ユニットの移動先の土地の火を消す。
猪突:命令設定で、敵接近時「無視」、自主退却「許可」が選択不可。
アップデート1.0.4で追加されたものですね。移動先の土地の火を消すことができます。これまでのシリーズでは、消火コマンドはそれだけで1ターン必要だったりとか使い勝手がよいものではなかったので、移動だけで消せるのはいいですね。
賊の出現を防ぐ「慰撫」も便利なので、賊が現れそうなところに配置するのもいいかと思います。
陣形と戦法
鋒矢、錐行
機動重視の陣形ですね。「錐行」は戦法が利用できなくなってしまうので、戦闘は「鋒矢」のほうがいいかと思います。
突撃:ダメージ+敵の士気ダウン。
鯨波:味方の破城+敵の攻軍ダウン。対拠点可。
駆逐:ダメージ。
強襲:ダメージ+「混乱」付与。
「駆逐」「強襲」は水軍向けなので、「水戦」と合わせて水上戦に参加させていくといいかと思います。
総評
韓当は、戦闘ユニットとしては中のちょっと上といったところです。
「水戦」「駆逐」「強襲」があるので、水上戦で役立てていくのがいいでしょう。
また「慰撫」があるので、賊の出現をおさえるために都市に配置するのもいいかと。
とりたててめだつ能力はないのですが、戦場ではそれなりに戦ってくれるとは思います。
次回は程普を予定しています。
↓次回出来ました。