『三國志14』武将能力:周泰の評価はいかに?【三国志武将評価シリーズ・その47】|三国志14
『三國志14』三国志武将評価シリーズの第47回目は、孫権の命を助けた呉の武将・周泰(しゅうたい)についてお届けします。前回の馬騰は以下のリンクから。
人物について
周泰、字は幼平(ようへい)。九江郡・下蔡の人です。
孫策が袁術の配下だったころ、同郡の蒋欽とともに孫策に仕えました。
周泰は慎み深い性格で、孫策のもとでたびたび手柄を立て、別部司馬に任じられます。
孫権は周泰を気に入り、孫策に頼んで自分の部下にしてもらいました。
孫策が山越の討伐をおこなったとき、孫権は宣城を守っていました。
孫権の兵は千人たらずでしたが、とくに守りも固めず、油断しているところへ敵軍数千が押し寄せてきます。
孫権は、馬に飛び乗って逃げようとしました。敵はすでにそばまで迫っており、馬の鞍が切られ、まわりの部下の兵士たちは慌てふためくだけという状況です。
そんななかで、周泰だけが勇敢に戦い、孫権を命がけで守りました。これを見たまわりの兵士たちも奮い立ち、周泰に加わって敵と戦います。
なんとか敵を追い払ったときには、周泰は全身に12の傷を受けており、昏倒してしばらく動くこともできませんでした。
周泰は黄祖討伐や赤壁の戦い、南郡の戦いにも参加して功績をあげました。曹操を荊州から追い払ったのち、朱然や徐盛らは周泰の指揮下に組み込まれます。
しかし朱然らはこの措置に不服で、誰も周泰のいうことを聞きませんでした。
なんとなくですが、周泰は慎み深い性格ですから、なめられていたのかもしれませんね。呉は孫策が武力を頼りに平定して成り立たせたようなものですし、荒くれ者ぞろいの陣営でしたから、謙虚な人は下に見られる風潮があったのかもしれません。
しかしこのままでは軍務に支障をきたします。
そこで孫権がじきじきに、濡須にある周泰の陣営へ出かけ、部将たちを集めて盛大な宴会を催しました。
孫権はみずから酒の酌をしてまわります。
そして周泰の前まで来ると、その上着を脱がせ、傷痕を一つひとつ指さして、どのようにして傷がついたのかを皆の前で涙ながらに語りました。
さらに翌日には、主君が使う儀仗用の傘を周泰に授けます。
このことがあってから、朱然や徐盛らは周泰の指示に従うようになりました。
「三国演義」において周泰は、甘寧を射殺した蜀の蛮将・沙摩柯を、一騎討ちで討ち取るといった活躍をしていますね。
今回はそんな周泰の能力を見ていきましょう。
基本ステータスについて
統率:77
武力:91
知力:48
政治:38
魅力:60
主義:覇道
政策:方円強化(Lv4)(方円陣形の効果が上昇)
親愛武将:蒋欽、孫権
呉の武将の中では上位の武力です。シリーズ初期の武力は80台でしたが、だんだんと評価されてきて、『三國志8』以降は90台になりました。
たぶんそうかもしれませんね。甘寧を弓で射殺した敵ですしね。
個性について
堅守:自ユニットの防御が上昇(艦船、兵器以外)。
水戦:大河で自ユニットの全能力が上昇。
護衛:自身を除く特定範囲内の味方武将が負傷、戦死しない。
頑健:傷病になりにくい。
寡欲:自身の俸禄が減少
「堅守」は防御力上昇ですし、「護衛」は味方の負傷や戦死を防いでくれます。ディフェンシブな武将ですね。
「寡欲」は俸禄が少なくてすむというものです。
そこはまあ、君主を操作するゲームですので。
陣形と戦法
魚鱗、鋒矢、方円
攻撃陣形と防御陣形のどちらも持っていますね。場面によって使い分けていきたいところです。
馳突:ダメージ+敵の士気ダウン。
鉄壁:味方の防御アップ。
駆逐:ダメージ。
強襲:ダメージ+「混乱」付与。
矢嵐:ダメージ。
対拠点戦法がないので、野戦で活躍させていくのがいいでしょう。
総評
周泰は呉屈指の武力を持つ猛将です。
「堅守」「鉄壁」など防御アップをはかるスキルや、味方を負傷・戦死させない「護衛」もあります。
また「水戦」もあるので、大河での戦いには参加させるのがいいでしょう。
戦法には対拠点のものがないため、野戦で活躍させていきたい武将です。
次回は劉禅を予定しています。
↓次回出来ました。