『三國志14』武将能力:孫策の評価はいかに?【三国志武将評価シリーズ・その15】|三国志14
『三國志14』三国志武将評価シリーズの第15回目は、呉の礎を作った「小覇王」・孫策(そんさく)についてお届けします。前回の孫権は以下のリンクから。
人物について
孫策、字は伯符(はくふ)。揚州・呉郡の人です。父に孫堅、弟に孫権がいます。
周瑜とは若いころから交流があり、家族同然の付き合いをしていたといわれています。
孫堅が劉表の配下である黄祖との戦いで命を落としたのち、孫策は袁術の旗下に入ります。
孫策は袁術のもとで数々の戦功を立てますが、そのことから袁術に危険視されるようになります。
孫策の叔父・呉景は、揚州の劉繇と対立していました。袁術も劉繇と対立していたことから、孫策は袁術から兵を借りて呉景の援軍へと向かいます。
劉繇との戦いに勝利した孫策は、曲阿を拠点として江東の支配に乗り出します。これによって領土を得たことから、袁術からの独立を成し遂げました。周瑜も魯粛をつれて孫策に合流しました。
しかしいくさによって急速に江東を制覇したことから、多くの人びとに恨みを持たれるようにもなります。
孫策は反乱勢力の粛清を始め、その苛烈さを呉郡太守の許貢は「孫策は武に優れ、項羽に似る。地方に置けばかならず禍を招く」と朝廷に上表しました。
項羽は漢王朝の建国者・劉邦と争った猛将で、「覇王」と呼ばれていました。「三国演義」においては、孫策はその強さから「小覇王」と呼ばれます。
孫策を項羽に例えた許貢ですが、その上表文を孫策の部下に見つかってしまい、孫策に殺されてしまいます。
そんな孫策の最後は、あっけないものでした。
一人で外出したときに、許貢の客人たちに襲撃され、そのときの矢傷がもとで亡くなってしまいました。26歳だったといいます。
今回はそんな孫策の能力を見ていきましょう。
基本ステータスについて
統率:93
武力:92
知力:69
政治:68
魅力:91
主義:覇道
政策:三軍強化(Lv3)(戦闘の全政策の効果を発揮)
父親:孫堅
配偶者:大喬
義兄弟:周瑜
親愛武将:周瑜、孫河、大喬、太史慈、呂範
嫌悪武将:黄祖、陳登、劉勲
統率・武力ともに90以上ありますので、前線で戦っていけるタイプの猛将です。
ちなみに1のころは武力98ありましたね。『三國志2』以降から一気に落ちた感じです。
知力も1のころは89あり、『三國志5』までは80台が続いていました。
袁術を出し抜いたのが評価されていたのかもしれませんね。いまは60台になってしまっていますが。
人に恨みを持たれやすかったのですが、魅力はシリーズを通して高めです。1のころは99ありましたね。
現在のパラメータは猛将タイプになっています。
個性について
勇将:自ユニットを除く、特定範囲内の味方ユニットの攻城が上昇(艦船、兵器以外)。
英名:自ユニットの占領範囲拡大に必要な兵数が減少。
豪傑:一騎打ちが発生しやすい。
果敢:自ユニットが「足止」にならない。
粗忽:自ユニット、太守として所在する拠点が「混乱」になったとき、その効果を延長。
味方の攻城アップの「勇将」持ちなので、都市攻めするときは連れていきたい武将です。ただこの個性は、兵器に対しては無効です。
あとは取り立ててこれといった個性はないですね。「粗忽」があるので、混乱に弱いというがあります。兵站を切られないように注意したいところです。
それと呉の武将ですが、水軍関係の個性はありません。
陣形と戦法
魚鱗、鋒矢、雁行、錐行
防御系の陣形中心の孫権とは逆に、孫策は攻撃系ですね。
「鋒矢」「錐行」で奇襲を仕掛けるのもいいですが、兵站を切られないよう注意したいところです。
虎嘯風烈:ダメージ+味方の攻軍アップ。
突撃:ダメージ+敵の士気ダウン。
大喝:敵の防御ダウン。
鼓舞:味方の士気アップ。対拠点可。
駆逐:ダメージ。
強襲:ダメージ+混乱付与。
兄弟だからなのか、孫権とかぶっている戦法もありますね。
「虎嘯風烈」はダメージ技で、かつ味方の攻軍をアップさせます。
孫策の問題点としては、対拠点攻撃用の戦法がないことでしょう。野戦で活躍させたいところです。
総評
孫策は孫権とは逆で、猛将型のパラメータになっています。
また陣形も孫権とは逆で、攻め中心ですね。
「攻めの孫策、守りの孫権」といったところでしょう。兄弟で弱点を補っていきたいところです。
それと水軍系を持っていないので、水上戦には注意したほうがいいでしょう。
また戦法はすべて対拠点用ではないので、野戦で積極的に使いましょう。味方の攻城アップの「勇将」があるので、野戦を終わらせたあとは、味方とともに敵の都市に張り付いて攻撃するのがいいかと思います。
次回は孫策の父、孫堅を予定しています。
↓次回出来ました。