『三國志14』武将能力:孫権の評価はいかに?【三国志武将評価シリーズ・その14】|三国志14
『三國志14』三国志武将評価シリーズの第14回目は、父・孫堅と兄・孫策の意志を継ぎ、呉の初代天子となった孫権(そんけん)についてお届けします。前回の張遼は以下のリンクから。
人物について
孫権、字は仲謀(ちゅうぼう)。父は孫堅、兄は孫策、祖先は兵法家で有名な孫子(孫武)といわれています。
孫策が袁術のもとを離れて江東で独立すると、孫権はつねに兄に従って行動したことからその名が知れ渡るようになります。軍議があるたびに孫権は参加し、孫策は「自身もおよばぬ逸材」と称賛していました。
孫策の死後は周瑜・張昭など優秀な人材の補佐のもと、江東の地を良く治めていきます。
やがて華北を手中に収めた曹操が、南下して荊州を取ったのち、江東へと迫ります。
孫権の陣営では、「抗戦か、降伏か」で意見が分かれました。
孫権は、周瑜らの支持もあって抗戦を強行。皆の前で、剣で机を切り、「これ以上降伏をいうなら、この机とおなじになると思え」といいました。
この決断によって赤壁の戦いが始まり、曹操軍を大いに破ることになります。
今回はそんな孫権の能力を見ていきましょう。
基本ステータスについて
曹操のパラメータの良さは作品中でもトップクラスですからね。
筆者的には、孫権の武力はもっと高くてもいい気はします。ちなみに1のころは武力93ありました。そこからどんどん落ちていっていますね。知力も1のころは94ありました。
逆に政治力は上がっています。『三國志3』のころは71でした。
本作においては、内政向きのパラメータになっています。
個性について
任才:特定範囲内に味方ユニットが多いと、自ユニットの全能力が上昇。
操舵:艦船のばあい、ZOC無視。
振興:地域担当官に任命すると開発が上昇しやすい。
教化:地域担当官に任命すると兵士数が上昇しやすい。
酒乱:兵站切れしたさい、自部隊の全能力がダウン。
パラメータが内政向きなので、内政に適した個性である「振興」「教化」がそろっていますね。
それと、まわりに味方ユニットが多いと自ユニットの能力が上がる「任才」もあります。ただ、もともとの戦闘パラメータがそれほど高くないので(統率76、武力67)、過信しないほうがいいでしょう。
「操舵」は水上戦においてZOCを無視します(敵に隣接しても止められない)。水上での兵站切りに使うというのもいいですが、自分が兵站を切られてしまうと「酒乱」が発生して大ピンチになるので注意が必要です。
宴会の席で部下の虞翻を殺しそうになったりなど、けっこう酒で失敗していますね。「私が酒のあとに殺すといっても、殺してはならぬ」みたいな決まりまで自分で作っていますし。
陣形と戦法
魚鱗、方円、鶴翼
孫権らしく、防御力の高い陣形に偏っていますね。
普段は「魚鱗」か「鶴翼」でいいとは思います。
大虎雄略:状態異常解消+味方の全能力アップ。対拠点可。
激励:味方の士気+攻軍アップ。対拠点可。
業火:発火。対拠点可。
駆逐:ダメージ。
強襲:ダメージ+混乱付与。
「大虎雄略」は状態異常回復+全能力アップのバフ技です。あくまでサポート技なので、「これで一気に逆転」というわけにはいかないことに気を付けたほうがいいでしょう。
ダメージ技としては「駆逐」「強襲」がありますが、強い武将がいるなら前衛は任せてしまったほうがいいかと思います。
総評
孫権は、パラメータ的には内政向きの武将です。
地域担当官になると開発や兵数が上昇しやすくなる「振興」「教化」の個性持ちなので、担当官に配置しておくのがいいでしょう。
一方で、戦闘における能力はそれほど高くはありません。陣形も防御力のあるものばかりで、自ら率先して戦うタイプにはなっていません。
周囲の味方ユニットが多いと全能力の上がる「任才」があるので、できるだけ多くの味方とともに戦うのがいいでしょう。またサポート技として「大虎雄略」を良いタイミングで使っていきましょう。
次回は孫権の兄、孫策を予定しています。