『三國志14』武将能力:諸葛誕の評価はいかに?【三国志武将評価シリーズ・その53】|三国志14

2020年6月4日三国志武将能力評価三国志, 三國志, 三國志14武将評価シリーズ

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『三國志14』三国志武将評価シリーズの第53回目は、魏で反乱を起こした諸葛一族のひとり・諸葛誕(しょかつたん)についてお届けします。前回の文欽は以下のリンクから。

人物について

諸葛誕、字は公休(こうきゅう)。琅邪郡・陽都県の人です。

諸葛亮とは祖先(前漢の名臣・諸葛豊)がおなじで、遠い親戚にあたります。「真・三國無双」シリーズでも7から登場したので、知名度はそこそこ上がっているかと思います。

でも文鴦(ぶんおう)とおなじく「誰やねん」状態だったと思うニャ。

後期三国志の武将は、「三國志」シリーズでも使うことは少ないですしね。

諸葛誕は魏に仕えていました。当時の才人であった夏侯玄らのグループと仲が良く、たがいに称号を付け合っていました。

「光速の異名を持ち重力を自在に操る高貴なる女性騎士」みたいなものかニャ。

懐かしいネタですね。ちなみにそれはゲーム情報誌「ドリマガ」が勝手にそう紹介しただけで、公式設定ではないみたいです。

そうだったのニャ!?

発売前の少ない情報から推測して書いたものだとか。じっさい、ライトニング(自称)さんは騎士ではなくて軍曹でしたし。

公式でありえそうな言い回しだから公式だと思ってたニャ。

それでその高貴なる夏侯玄らのグループ4人を四聡」、諸葛誕らのグループ8人を「八達」、さらに彼らにおよばない3人を「三豫」と、みずから格付けして呼んでいました。

自称かニャ。自分らで「四聡八達」と呼ぶのはさすがに痛いニャ。

ただ諸葛誕らは、都では名声がありました。しかし実を伴わない、表面的な華やかさばかりを追い求める軽薄な彼らの風潮を批判する者もいました。

ときの天子(皇帝)・曹叡は、諸葛誕らを嫌い、

「名声とは、画に描いた餅のようなものだ。飢えをしのぐことはできない」

と批判します。これが「絵に描いた餅」の語源になります。見てくれだけで実が伴わないということですね。

そして諸葛誕ら15人、全員免職にされてしまいました。

調子にのってブイブイいわせてたら、まとめてクビになったニャ。ちょっと恥ずかしいニャ。

その後、諸葛誕と夏侯玄は復職できましたが、できなかった者もいたようです。

毌丘倹文欽が寿春で反乱を起こすと、使者を諸葛誕のもとに送り、反乱に加わるよう促します。諸葛誕はこの使者を斬り、毌丘倹らを批判しました。

このときはまだ反乱の意志はなかったのニャ。

司馬師が反乱鎮圧に成功したのち、諸葛誕は寿春に駐留して城を守ります。

しかし夏侯玄が司馬懿と対立していた曹爽一派であったことや、その夏侯玄と仲が良かったことなどから、諸葛誕は「いずれ自分も滅ぼされるのでは」と疑心暗鬼になります。

司馬昭の代になると、その腹心・賈充の策で、諸葛誕を都へ呼び戻そうとします。

諸葛誕は恐怖を覚え、ついに寿春で反乱を起こしました。

みずから出兵し、揚州刺史である楽綝(がくちん。楽進の子)を斬ります。

それから寿春城に一年分の食糧を貯めこんで守りを固め、一方で呉へ援軍を要請します。

ここで呉から送られてくるのが文欽と、その2人の子である文鴦・文虎です。

前回・前々回と話がつながったニャ。

文欽は寿春城に入り、諸葛誕とともに守りを固めます。

一方、司馬昭は城を厳重に取り囲みました。

やがて城内の食糧が不足します。諸葛誕は文欽と不仲になり、ついには文欽を殺してしまうのは前回述べたとおりです。

文鴦兄弟も城から逃げ出して魏に降伏。やがて食糧も尽き、兵士の士気はなくなり、城は落とされてしまいます。

諸葛誕は馬に乗って城を抜け出しました。敵の囲みを突破しようとしましたが、胡奮の軍勢にさえぎられ、斬り殺されてしまいます。さらには、諸葛誕の三族も皆殺しにあいました。

諸葛誕直属の兵士たち数百人は、最後まで抵抗しました。捕まったあとも、「主のために死ねるなら本望だ」といって斬られたといいます。

兵士たちの心はつかんでいたのニャ。

今回はそんな諸葛誕の能力を見ていきましょう。

 

基本ステータスについて

統率:78
武力:71
知力:73
政治:75
魅力:82
主義:覇道
政策:水軍育成(Lv4)(Lvで艦船解放(5:蒙衝、10:楼船))
親愛武将:夏侯玄、毌丘倹、曹爽、李勝
嫌悪武将:文欽

70台ばかりで、劉備みたいなステータスニャ。

たしかに劉備に近い感じですね。魅力も高めですし、悪くないステータスです。シリーズ通してこんな感じのステータスになっています。一時期武力が80を超えていたりしてましたね。

親愛武将の李勝は誰ニャ?

「四聡八達」のメンバーの1人です。父は李休で、張魯に仕えていました。張魯が曹操に下ったあとは、魏に仕えることになります。

嫌悪武将はとうぜん文欽ですね。

 

個性について

堅守:自ユニットの防御が上昇(艦船、兵器以外)。

一心:自ユニットが攻撃を受けたさい、士気が低下しにくくなる。

動員:官職に加えて、指揮兵士が1000増加。

動転:兵站切れしたさい、自ユニットの士気が低下しやすい。

「堅守」「一心」「動員」は諸葛誕らしい個性といえるでしょう。

動転」があるので、兵站切れには注意が必要です。

 

陣形と戦法

陣形

魚鱗、方円、鶴翼

そこそこ戦えますので、「魚鱗」か「鶴翼」といったところでしょう。

戦法

奮戦:ダメージ。

激励:味方の士気+攻軍アップ。対拠点可。

鉄壁:味方の防御アップ。

牽制:敵の攻城+破城ダウン。

駆逐:ダメージ。

激励」「鉄壁」のバフ技や、「牽制」といったデバフ技を持っています。仲間をサポートして戦いましょう。

 

総評

諸葛誕のステータスは平均的で、そこそこなんでもこなせる武将です。

戦闘では「堅守」「一心」で防御アップや士気の保持をはかれます。

また「激励」「鉄壁」などでさらに守りを固めていきましょう。

そこそこなんでもできる器用貧乏タイプニャ。

次回は司馬昭の腹心・賈充を予定しています。

↓次回出来ました。