『三國志14』武将能力:司馬師の評価はいかに?【三国志武将評価シリーズ・その50】|三国志14

2020年6月4日三国志武将能力評価三国志, 三國志, 三國志14武将評価シリーズ

sibasi

『三國志14』三国志武将評価シリーズの第50回目は、司馬昭の兄である司馬師(しばし)についてお届けします。前回の司馬昭は以下のリンクから。

人物について

司馬師、字は子元(しげん)。司馬懿の長男で、司馬昭の兄。母は張春華です。

容姿が立派で、若いころから評判の高い人物でした。曹操の養子である何晏からは、「天下で事を成せるのは司馬子元だけ」と称賛されていました。

ただ何晏自身は、手鏡で自分の顔に見とれるほどのナルシストで、自分のことは「神に等しい」と思っていました。

なんだか上から目線で司馬師を褒めているだけみたいニャ。

前回も述べたように、司馬懿のクーデターにより、司馬一族は魏の権力を掌握します。

このときのクーデターで功績があったのが司馬師です。彼は3千人の私兵で手際よく洛陽宮城を占拠し、クーデターを成功に導きました。

司馬懿が亡くなると、司馬師があとを継ぎ、撫軍大将軍として朝廷と軍の権力を手中に収めます。

天子(皇帝)の曹芳は、司馬師の専横が我慢できず、司馬師を廃することを企てました。しかし計画は漏れてしまい、曹芳以外の関係者は殺されてしまいます。

司馬昭のときの曹髦とおなじパターンニャ。

曹芳はその後廃帝となり、「斉王」に格下げされました。そのあとに立てられた天子が、前回登場した曹髦です。

曹芳はその後どうなったのニャ。

晋の時代まで生き残っていました。晋のころはさらに格下げされて「邵陵公」になりましたが。

生きていただけ運がよかったニャ。

曹芳が廃されたことで、毌丘倹文欽が6万の兵を率いて寿春で反乱を起こします。

司馬師はみずから10万の兵を率いて、反乱鎮圧にあたりました。

文欽の息子の文鴦(ぶんおうは気鋭の武将として有名で、「三国演義」では趙雲に匹敵するほどの猛将として描かれています。

「真・三國無双」シリーズでも出てきたニャ。

ちなみに文鴦の「鴦」は幼名で、じっさいの名前は文俶(文淑)といいます。文鴦という呼び方のほうが有名になっていますね。

文欽と文鴦は夜襲をおこないました。しかし連携が取れず、撤退してしまいます。彼らは呉に亡命しました。

文鴦は「最後に敵にひと泡吹かせてやろう」と、十数騎で司馬師を急襲します。

司馬師は目に悪性の瘤があり、医者に切り取らせて処置していました。しかし文欽の急襲によって傷が裂けて目玉が飛び出してしまい、病状が悪化。やがて許昌で亡くなってしまいます。そのあとを司馬昭が継いだのは、前回述べたとおりです。

文鴦に殺されたようなものニャ。

今回はそんな司馬師の能力について見ていきましょう。

 

基本ステータスについて

統率:79
武力:64
知力:88
政治:84
魅力:81
主義:覇道
政策:軍制改革(Lv4)(部隊、都市の士気上限が上昇)
父親:司馬懿
母親:張春華
親愛武将:司馬懿、司馬昭、徐質、陳泰

司馬昭とおなじ感じのパラメータニャ。

あまり大きな違いはありませんね。

武力は、1のころは88ありましたが、『三國志2』になったとたんに66まで落ちてしまいました。

知力も『三國志4』~『三國志6』までは90台でしたが、それ以降はずっと80台です。

武将としては、司馬昭とおなじ軍師タイプです。

 

個性について

機略:特定範囲内の敵ユニットの攻軍が低下(艦船、兵器以外)。

使役:府の上にいると、自ユニットの全能力が上昇。

規律:自ユニット、太守として所在する拠点が「混乱」にならない。

動員:官職に加えて、指揮兵士が1000増加。

司馬昭と微妙に違うニャ。

攻城をダウンさせる「詭計」が、攻軍をダウンさせる「機略」になっていますね。

また挑発にならない「沈着」が、混乱にならない「規律」になっています。

動員」は、司馬懿がクーデターを起こしたときに、私兵で協力したことに由来しているものと思われます。

 

陣形と戦法

陣形

魚鱗、鶴翼、衝車

「衝車」持ちなので、司馬昭とおなじく都市攻めのときに参戦させるのがいいでしょう。

戦法

沈毅大略:味方の攻軍アップ+異常状態解消。対拠点可。

牽制:敵の攻城+破城ダウン。

業火:発火。対拠点可。

衝車:耐久ダメージ。対拠点可。

あまり特徴がない感じだニャ。

「衝車」を使って都市攻めをサポートするのがいいかもしれませんね。

 

総評

司馬師は、司馬昭とそれほど変わらないステータスの持ち主です。

機略」で敵の攻軍を落とせるので、「使役」「沈毅大略」と組み合わせれば野戦でもそこそこ戦えるとは思います。

都市攻めは味方に守ってもらいつつ、「衝車」を使うのがいいでしょう。

兄弟そろって兵器を使うのが良さそうニャ。

次回は文鴦を予定しています。

↓次回出来ました。