『三國志14』武将能力:関平の評価はいかに?【三国志武将評価シリーズ・その77】|三国志14

2020年6月4日三国志武将能力評価三国志, 三國志, 三國志14武将評価シリーズ

kanpei

『三國志14』三国志武将評価シリーズの第77回目は、関羽の長男である蜀の将・関平(かんぺい)についてお届けします。前回の程昱は以下のリンクから。

人物について

関平に関する記述は、正史「三国志」にはあまりありません。

字も不明です。民間の伝承では「坦之(たんし)」とされていますが、本当かどうかはわかりません。

関羽の長男とされ、弟には関興それと「三国演義」「花関索伝」などの創作に登場する架空の弟・関索がいます。【追記】関羽の子や孫については「関羽と子孫たちの能力比較」の記事を参照。

謎の多い人物ニャ。「三国演義」だと関羽の養子になってたニャ。

そうですね。関羽が五関を突破して劉備に再会したときに、関定という老人の屋敷で世話になっていました。

関定には二人の息子がおり、兄の関寧は学問を、弟の関平は武術を学んでいました。

このころ関羽には子がいなかったことから、劉備の仲立ちで18歳の関平をもらいうけることになったのです。

正史だと養子じゃないのニャ。

そもそもそういう記述がありませんしね。おそらく本当の子だったとは思います。

そういえばこのあと趙雲とも再会するニャ。

「三国演義」のこのあたりの流れはすごく好きですね。強い武将たちが劉備のもとにどんどん集結してくるのが、読んでいて楽しいです。

史実においては、関平は関羽に従って荊州で呂蒙と戦いました。敗れて捕らえられたときに、父子ともども処刑されています。それぐらいしか記述がありませんね。

少ないニャ。

逆に記述が少ないことで、物語的には自由に動かせる登場人物ともいえます。

「三国演義」では荊州に夏侯惇が攻めてきたときに、劉備の養子の劉封とともに諸葛亮の火計を実行し、勝利に導きました。

李典の回に出てきた「博望坡の戦い」ニャ。

赤壁の戦いののち、周瑜が劉備を抹殺しようともくろみましたが、関平は劉封とともにそれをはばみました。劉備の蜀攻めのときも、関平と劉封はともに従軍していますね。

劉封とは名コンビニャ。

関羽の襄陽攻めでは、徐晃丁奉と戦ったりなどの活躍を見せています。やがて関羽とともに捕まり、斬首になるのは史実とおなじです。

現在では関帝廟に、周倉とともに祀られることが多いですね。

周倉も架空の人物ニャ。世間でいわれている関平は、民間伝承的な人物なのニャ。

今回はそんな関平の能力を見ていきましょう。

 

基本ステータスについて

統率:77
武力:82
知力:68
政治:60
魅力:76
主義:王道
政策:鶴翼強化(Lv4)(鶴翼陣形の効果が上昇)
父親:関羽
親愛武将:関羽、関銀屏、周倉、趙累、劉封、
廖化

思ったよりも能力高いニャ。武力も80台あるニャ。

けっこう高いパラメータだと思いますね。猛将の子のステータスは、本シリーズでは基本的にあまり高く設定されていないですしね。

ちなみに1のころは武力は77でした。80台になったり70台になったりと、評価が定まらない感じですね。『三國志7』だと74です。

出たニャ、『三國志7』。正史の記述が少ないから、「三国演義」基準でいいと思うニャ。

「三国演義」ではけっこう活躍しているので、武力は80台でも問題ないかと思います。

 

個性について

一心:自ユニットが攻撃を受けたさいに士気が低下しにくくなる。

不屈:兵站切れしたさい、自ユニットの士気が低下しにくい。

調練:訓練担当官に任命すると士気が上昇しやすい。

士気へのこだわりを感じるニャ。

すべて士気に関わる個性ですね。「調練」は内政で役立つでしょう。

 

陣形と戦法

陣形

魚鱗、鋒矢、鶴翼

野戦陣形のみなので、「魚鱗」「鶴翼」といったところでしょう。

戦法

忠勇義烈:ダメージ+味方の士気アップ。

鯨波:味方の破城アップ+敵の攻軍ダウン。対拠点可。

牽制:敵の攻城ダウン+敵の破城ダウン。

駆逐:ダメージ。

何気に固有戦法を持ってるのニャ。

「忠勇義烈」はダメージをあたえつつ、味方の士気をアップさせます。

やっぱり士気なのニャ。どんだけ士気が好きなのニャ。

「鯨波」「牽制」もあるので、攻めと守りでも役に立つでしょう。

 

総評

関平は、戦闘ユニットとしては中のちょっと上といったところです。

ダメージ+士気アップの「忠勇義烈」や、「一心」「不屈」「調練」などの個性によって高い士気を保つことができるでしょう。

戦場に出して関羽をサポートさせたい武将です。

父親とともに戦うのニャ。

次回は関平の相方、劉封を予定しています。

↓次回出来ました。