『三國志14』武将能力：関興の評価はいかに？【三国志武将評価シリーズ・その79】｜三国志14

2020年4月8日2020年6月4日三国志武将能力評価三国志, 三國志, 三國志14武将評価シリーズ

『三國志14』三国志武将評価シリーズの第79回目は、関羽の次男である蜀の将・関興（かんこう）についてお届けします。前回の劉封は以下のリンクから。

人物について

関興、字は安国（あんこく）。関羽の次男です。

兄には前々回に登場した関平が、子には関統・関彝（かんい）がいます。「三国演義」「花関索伝」などの創作では弟として関索が登場しますね。【追記】関羽の子や孫については「関羽と子孫たちの能力比較」の記事を参照。

関平同様、正史「三国志」での関興の記述は少ないです。「蜀書」関羽伝の最後のほうにちょっと書かれているぐらいですね。

幼いころから評判の高い人物で、諸葛亮はその才能を高く評価していました。二十歳で侍中・中監軍になりましたが、数年後に亡くなりました。

それだけですね。

関興が亡くなったあとは子の関統があとを継ぎましたが、こちらも早くに亡くなったようです。関統に子がなかったことから、弟の関彝があとを継ぎました。

ただ蜀が滅びたときに、龐徳の子の龐会が関羽の血統をすべて滅ぼしたとのことなので、関彝も死んだものと思われます。

「三国演義」においては、関興は父・関羽の死後に、張飛の息子・張苞（ちょうほう）とともに活躍します。

二人は劉備の呉討伐に従軍しましたが、先鋒争いでケンカになり、劉備に叱られていますね。

劉備は張苞が一年年上であることから、張苞を兄、関興を弟として義兄弟の契りを結ばせました。

呉との前哨戦では、関興は敵将の李異を斬り、譚雄を生け捕っています。

ちなみに前作『三國志13』が配信されたばかりのころ、プレイ中に関羽が李異に一騎討ちで負けて死亡した報告を見て「えっ」と思ってしまいました。配信直後は武将の死亡率がやたらと高かったですね。後日アップデートで修正されましたが。

話を戻しまして、劉備は関興・張苞の活躍を見て、「旧臣がいなくなっても、おまえたち二人がいれば大丈夫だ」と褒め称えます。

これを聞いて面白くないと思ったのは、老将の黄忠。功を立てようと出陣します。関興・張苞が引き止めに向かうも、黄忠は聞き入れません。

やがて黄忠は戦場で矢を受けて落馬。関興・張苞に助けられ、陣営に運ばれるも亡くなってしまいました。

関興は劉備に従ってさらにいくさを続け、潘璋を斬って関羽の青龍偃月刀を取り返すなどの活躍をします。

諸葛亮の北伐にも張苞とともに参戦し、安定・南安・天水をとって姜維を味方に引き入れています。

その後も北伐に従軍し、諸葛亮を助けていました。そして六度目の北伐のときに病死しました。

今回はそんな関興の能力を見ていきましょう。

 

基本ステータスについて

基本的には関平とあまり変わらないステータスですね。

シナリオ「出師の表」では武力+5の「青龍偃月刀」を名品として持っていますので、じっさいの武力は91にもなります。

後期三国志の武将としては強いですね。

シリーズでは関興の武力の評価は安定せず、60～90の範囲で変化しています。シリーズごとにころころ変わる印象ですね。

 

個性について

武力があるので、「豪傑」で一騎討ちに持ち込んでいくのもいいでしょう。

 

陣形と戦法

野戦陣形のみなので、状況に合わせてといったところかと。

「龍驤勇戦」はダメージに加えて「足止」も付与されますね。野戦で活躍させていきましょう。

 

総評

関興は、「青龍偃月刀」の補正も入り、後期三国志では武力の高い戦闘ユニットになります。

ダメージ技の「龍驤勇戦」や「斉射」もありますので、野戦や都市攻撃で活かしていきましょう。

張苞と組ませて出陣させたい武将です。

次回は流れ的に張苞を予定しています。

↓次回出来ました。