『三國志14』武将能力:張飛の評価はいかに?【三国志武将評価シリーズ・その8】|三国志14
『三國志14』武将評価シリーズの第8回目は、劉備3兄弟の一人である猛将・張飛(ちょうひ)についてお届けします。前回の曹操は以下のリンクから。
人物について
張飛、字は益徳(えきとく)(「三国演義」では「翼徳(よくとく)」)は幽州涿郡の人です。息子に張苞がいます。幽州涿郡は「燕」という国があった場所でもあるため、「燕人」の異名もありました。
黄巾賊の乱で劉備が挙兵したときに、関羽とともに参戦した武将です。
「三国演義」においては、劉備・関羽・張飛の三人が義兄弟の契りを結んだ「桃園の誓い」が有名ですね。
劉備が関羽・張飛の2人を兄弟のように大切にあつかい、2人も劉備を守っていたことからこの逸話ができたのでしょう。それぐらい仲が深かったということです。
「三国演義」において、張飛は蛇矛をあつかう猛将として描かれています。
蛇矛は、じっさいは明代以降の武器なので、当時は存在していません。
しかし長坂橋で大喝して曹操軍を足止めしたことや、厳顔を生け捕りにして心服させたことなどのエピソードは史実にも見られるので、名将であったことは間違いないでしょう。
ただ粗暴な性格で、すぐに暴力を振るうことから、部下からは嫌われていました。この性格が災いして、部下の張達と范彊に殺されてしまいます。
今回は『三國志14』における張飛の能力を見てみましょう。
基本ステータスについて
そのあたりは張飛にとってはどうでもいいパラメータですしね。ちなみに『三國志10』が本作とまったくおなじパラメータですね。
張飛の武力は、「三國志」1~6まではずっと99でしたが、『三國志7』になって急に96に落ちました。
『三國志8』からは98になり、以降はずっと98が続いています。「呂布に次ぐ武勇の持ち主」という立ち位置は一貫していますね。
知力に関しては、シナリオ「漢中争奪戦」以降は63に上がります。厳顔を心服させたり、張郃を策で破ったりしたのが評価されているのでしょう。
個性について
闘将:自ユニットが包囲効果の影響を受けない。
一騎:一騎討ちが起こりやすい。一騎討ちで有利になる。
潜在:獲得経験が上昇。
猪突:敵接近時「無視」、自主退却「許可」が選択できない。
酒乱:兵站切れしたさい、自ユニット全能力が低下。
「闘将」は呂布の「飛将」と違って、「艦船、兵器以外のとき」の縛りがありませんね。硬いユニットになるでしょう。
問題は「酒乱」ですね。兵站が切られるとただでさえ混乱状態になるのに、そのうえで弱体化ですからね。「闘将」で包囲効果の影響を受けないといっても、兵站が切られたら終わりです。
陣形と戦法
魚鱗、鋒矢、長蛇
張飛はキャラ的にも突撃陣形の「鋒矢」を使っておけばいいとは思います。ただ下手に突っ込んで兵站を切られないように注意しましょう。
万人敵:ダメージ+足止め付与。
突撃:ダメージ+士気ダウン。
大喝:敵の防御ダウン。
挑発:挑発付与。対拠点可。
罵声:敵の士気と攻軍ダウン。対拠点可。
「万人敵」はシリーズ作品での、張飛の必殺技ですね。ダメージをあたえ、さらに敵を動けなくします。
「一騎当千」とおなじように、一人で万人の敵に当たれるという意味です。
有名なところでは、宋代の名将・韓世忠が方臘を捕らえたときに、その活躍から「万人敵」と称されました。
そうですね。その時代の人です。1120年ごろなので、三国志からはだいぶあとですね。
総評
張飛は武力に偏った戦闘タイプの武将です。
包囲効果の影響を受けない「闘将」や、ダメージ技の「万人敵」があることから、戦場では先陣を切って敵にぶつかっていくのがいいでしょう。
ただ兵站を切られてしまうと、ただでさえ混乱などが付与しているところに、全能力低下の「酒乱」が付くので著しく弱体化してしまいます。単騎で突っ込みすぎないよう、仲間のサポートを受けながら進みましょう。
欠点もありますが、戦場では大いに力を発揮してくれる武将でしょう。
ちなみにこれを書きながら、昔友人がいった「張飛が今日死(ちょうひ)んだ」というシャレを思い出しました。
次回は馬超を予定しています。
↓次回できました。