『三國志14』武将能力:張角の評価はいかに?【三国志武将評価シリーズ・その34】|三国志14

2020年6月4日三国志武将能力評価三国志, 三國志, 三國志14武将評価シリーズ

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『三國志14』三国志武将評価シリーズの第34回目は、「黄巾の乱」を引き起こした太平道の教祖・張角(ちょうかく)についてお届けします。前回の姜維は以下のリンクから。

人物について

張角は冀州・鉅鹿郡の人です。

大賢良師と称し、宗教団体「太平道」を創設しました。「三国演義」では南華老仙から「太平要術」を授けられたことがきっかけとされています。

太平道は具体的になにをやって人気があったのニャ?

人気が出た大きな理由は、やはり病を治すことができたという点でしょう。

当時は医療が発達していませんでした。そこで、焼いた呪符を混ぜた水を飲ませることで、多くの人びとの病を治していました。

そんなので治るのかニャ。

「病は気から」といいますし、風邪や腹痛のように自然治癒するケースも多かったのではないでしょうか。

どちらにしろ医療がないような時代です。祈りで病を治すという宗教的行為は、世界各国でおこなわれていました。いまでもウィッチドクターはいますしね。

10年も経つと、太平道の信者は8つの州において、合わせて数十万人にも膨れ上がります。

やがて「蒼天すでに死す、黄天まさに立つべし、歳甲子にありて、天下大吉」の標語を掲げ、太平道の世を作ろうと画策しました。

そして中平元年(184年)三月甲子の日、張角は三十六の方(教会区)の信者たちに、いっせいに反乱を起こさせました。

信者たちは役所を焼き、役人たちを殺しました。頭に黄色い頭巾をしていたことから、「黄巾の乱」と呼ばれることになります。「三国演義」では「黄巾賊」という呼称になっていますね。

なんでそんな反乱を起こしたのニャ?

漢王朝に対する不満が多かったのでしょうね。圧政で苦しんでいた貧しい農民が信者に多かったのです。一生貧しいままで死ぬよりも、これまで自分たちに圧政を敷いた役人たちにひと泡吹かせたいという気持ちもあったのでしょう。日本でいうところの一揆ですね。

張角には張宝、張梁という弟がいました。それぞれ、天公将軍、地公将軍、人公将軍と名乗っていました。

なんかちょっとかっこいいニャ。

漢王朝は黄巾の乱を鎮圧するため、皇甫嵩朱儁らを派遣しました。やがて太平道の軍は各地で破られ、張角は病死。その遺体の首は洛陽で木につるされたといいます。

ただその後も太平道の残党による反乱は、小規模ながらも各地で続きました。そもそも根本的な問題である漢王朝の政治が改善されていないのですから、当然といえば当然でしょう。

漢王朝も漢王朝ニャ。

今回はそんな張角の能力を見ていきましょう。

 

基本ステータスについて

統率:89
武力:25
知力:86
政治:80
魅力:98
主義:我道
政策:経世済民(Lv3)(内政の全政策の効果を発揮)
親愛武将:張宝、張梁

武力以外は能力高いニャ。

これに君主補正が入りますから、シナリオ「黄巾の乱」での実質的なパラメータは、統率94、武力30、知力91、政治85、魅力98になります。

強いニャ。

魅力98は、魅力ランキング1位の劉備(魅力99)に次ぐ2位です。数十万の信者を集められたのですから、じっさい魅力は高いと思います。

それと張角が「三國志」シリーズに登場したのは、『三國志5』になってからですね。そのときは知力95、政治88、魅力99ありました。

けっこう登場が遅かったのニャ。

黄巾賊と戦うシナリオ自体がありませんでしたしね。

軍師系武将のパラメータの形なので、戦闘にも内政にも活躍できるかと思います。

 

個性について

黄天:次ターン開始時、自ユニットを除く特定範囲内の味方ユニットの負傷兵を回復。

幻術:次ターン開始時、特定範囲内の敵ユニットの士気が低下。

英名:自ユニットの占領範囲拡大に必要な兵士数が減少。

明鏡:自ユニットを除く特定範囲内の味方ユニットが「混乱」になったさい、その期間を短縮。

医術:所属都市に所在していると、負傷兵、傷病武将の回復量が増加。

黄天」が強いニャ。

周囲の味方ユニットの負傷兵を回復させますからね。

また「幻術」も敵の士気をじわじわ下げていくので、地味に強いです。

「英名」もあるので、「鶴翼」と組み合わせて土地塗りつぶしがはかどるでしょう。

 

陣形と戦法

陣形

魚鱗、方円、鶴翼、投石

野戦や土地塗りつぶし用の「鶴翼」、都市攻め用の「投石」があるので、積極的に出陣するのがいいでしょう。

戦法

太平要術:全異常状態付与+負傷兵回復。対拠点可。

火矢:発火。対拠点可。

業火:発火。対拠点可。

鼓舞:味方の士気アップ。対拠点可。

鎮静:状態異常解消。

投石:耐久ダメージ+ダメージ。対拠点可。

「太平要術」は相手に全異常状態を付与させたうえに、自分の負傷兵を回復するという強スキルです。しかも拠点に対しても効果があります。

それ以外にも「火矢」「業火」など都市攻撃用の戦法もあり、張角の知力も高いので、都市攻めで「投石」を使うかどうかが悩みどころになるでしょう。

 

総評

張角は、パラメータ的には軍師系の武将です。また君主であることからプラスの補正も入ります。

味方の負傷兵を回復する「黄天」、敵の士気を下げる「幻術」、敵に全異常状態付与+負傷兵回復の「太平要術」などの個性や戦法もあるので、戦場での主力ユニットとなります。

戦闘に内政と、幅広く活躍していくことができるでしょう。

君主みずからがたくさん働かないといけないニャ。

黄巾賊勢力は、全体的に知力・政治が低いですしね。

次回は荀攸を予定しています。

地味な人ニャ。

↓次回出来ました。