『三國志14』武将能力:荀攸の評価はいかに?【三国志武将評価シリーズ・その35】|三国志14

2020年6月4日三国志武将能力評価三国志, 三國志, 三國志14武将評価シリーズ

zyunyuu

『三國志14』三国志武将評価シリーズの第35回目は、荀彧のおいにして魏の要となる軍師・荀攸(じゅんゆう)についてお届けします。前回の張角は以下のリンクから。

人物について

荀攸、字は公達(こうたつ)。潁川郡・潁陰県の人です。

荀彧のおいですが、年齢的は荀攸のほうが上です。

どういうことなのニャ?

荀彧の祖父が荀淑です。その荀淑の年長の兄が、荀攸の曾祖父にあたります。

そのため荀攸の父・荀彝と、荀彧は、祖父が兄弟関係にあります。

なんだかややこしいニャ。

すごく簡単にいうと、「荀彧の祖父(荀淑)と、荀攸の曾祖父が兄弟関係」ということです。世代的に荀攸のほうが一つ下なので、従子(おい)とされています。

荀攸は幼いころに父を亡くしました。7~8歳のころ、おじの荀衢が酔っ払い、誤って荀攸の耳を傷つけたことがありました。以来、荀攸は遊ぶときには耳を隠し、荀衢に見えないようにしました。荀衢はあとでこのことを知り、荀攸の利発さに驚いたといいます。

また13歳のころ、祖父の荀曇が亡くなりました。すると、もと下役の張権という者が、「荀曇の墓守をしたい」と願い出てきました。荀攸はこれを怪しく思い、おじの荀衢に相談します。荀衢が張権を取り調べたところ、人を殺して逃亡してきたことがわかりました。

これらのことにより、荀衢は荀攸の才能を高く評価したのです。

子どものころから才能があったのニャ。

やがて荀攸は大将軍・何進に仕え、黄門侍郎となります。

何進の死後、実権を握った董卓の暴虐に耐え兼ね、荀攸は同士たちとともに暗殺計画を企てます。しかし露見してしまい、牢に入れられてしまいました。

その後、王允呂布の反乱によって董卓は殺され、荀攸は助かります。「魏書」では、荀攸は人をやって董卓を説得し、それで助かったとされています。

曹操献帝を手入れ、許昌に都をかまえると、手紙を送って荀攸を軍師として召し抱えます。

呂布との戦いのとき、兵の疲れを気にして退却しようとする曹操に、郭嘉とともに荀攸は進言をします。

「いま、呂布は打ち負かされて気力を失っています。また陳宮は謀略がありますが、定まっておりません。この機に攻めれば、かならずや呂布に勝てましょう」

こうして曹操は城を水攻めで破壊し、呂布を生け捕ることができたのです。

また袁紹との戦いでは、荀攸はおとりを使って敵陣を乱し、文醜を討ち取ることに成功しました。

正史だと関羽じゃなくて荀攸の手柄ニャ。

官渡の戦いで袁紹の将であった張郃が降伏してきたときも、これを受け入れるようにいったのは荀攸です。

張郃はこののち、ずいぶん魏のために働いてくれたニャ。

荀攸はその後もさまざまないくさに従軍しました。

そのわりには地味ニャ。

めだつ活躍があったわけではありませんが、一方で失敗もありません。きわめて堅実で信用のできる軍師だったといえます。

さらにいえば、荀攸はいつも陣幕の内ではかりごとをしていました。その発言は、従軍した者や肉親でさえ知らなかったといいます。情報管理が徹底していたのでしょう。

それで地味なのニャ。

失敗したらしたで、めだちますしね。馬謖みたいに。

今回はそんな荀攸の能力について見ていきましょう。

 

基本ステータスについて

統率:73
武力:26
知力:94
政治:88
魅力:86
主義:王道
政策:火計研究(Lv5)(火計の効果が上昇、Lvで火罠解放(5:火船、10:猛火罠))
親愛武将:郭嘉、荀彧、鍾繇、曹操、程昱

文官向きニャ。

戦闘ユニットとしては、能力はそれほど高くありませんね。前線で殴り合わないほうがいいとは思います。

それと魅力ですが、1のころは48しかありませんでした。ただ『三國志2』になると72に、『三國志4』以降はずっと80台になります。

人としての手本のような人物なので、魅力は高めかと。裴松之は正史の伝に対して、「なんで賈詡と同列で並んでいるのか理解できない」のようなことを書いています。

賈詡は優秀だけどずる賢い印象ニャ。

戦場に出すばあいは、後述の「井闌」を使うのがいいとは思います。

 

個性について

機略:特定範囲内の敵ユニットの攻軍が低下(艦船、兵器以外)。

泰然:兵站切れしたさいに、自ユニットが異常状態にならない。

封殺:特定範囲内の敵ユニットが「足止」になったばあい、その期間を延長。

智嚢:提案に登場しやすい。

名声:地域担当官に任命すると土地占領が拡大。捕虜になったときの身代金が増加。

敵ユニットの攻軍を下げる「機略」があるので、味方のサポートに使えるでしょう。

それと「泰然」持ちですが、このユニットで単独行動をするのは危険な気がします。

「名声」があるので、内政による占領拡大を狙っていくのもいいでしょう。

内政も攻撃になるニャ。

 

陣形と戦法

陣形

雁行、鶴翼、井闌

都市攻めには「井闌」で出陣して、味方に守ってもらうのがいいとは思います。殴り合いをするユニットではありませんしね。

戦法

千方百計:味方の士気アップ+異常状態解消。対拠点可。

業火:発火。対拠点可。

足止:「足止」付与。

混乱:「混乱」付与。対拠点可。

挑発:「挑発」付与。対拠点可。

井闌:ダメージ。対拠点可。

味方の士気アップに状態異常解消の「千方百計」ですが、効果的には微妙なところ。普通に井闌で出陣してしまったほうがいいでしょう。

もしくは出陣させずに占領地にすぐ配置させて、内政的な土地拡大を狙ったほうがいいかもしれません。

 

総評

荀攸は内政向きの武将です。

戦闘ユニットとしての能力はそれほど高くはないので、味方をサポートする形で運用していくのがいいでしょう。

また占領地に配置することで、「名声」による相乗効果で土地拡大が狙えます。上手く活かしていきたいところです。

めだたないところで活躍する武将ニャ。

次回ですが、今回馬謖の名前が出てきたので、馬謖を予定しています。

↓次回出来ました。