『三國志14』武将能力:曹操の評価はいかに?【三国志武将評価シリーズ・その7】|三国志14
『三國志14』三国志武将評価シリーズの第7回目は、三国最大の勢力である魏の基礎を作った乱世の奸雄・曹操(そうそう)についてお届けします。前回の趙雲は以下のリンクを参照してください。
人物について
曹操、字は孟徳(もうとく)は、豫州沛国の人です。
父の曹嵩が夏侯惇の叔父にあたるとされており、このことから曹操と夏侯惇はいとこ同士とされています。夏侯惇については「武将評価シリーズ」第5回を参照してください。
曹操は若いころから聡明な人物でしたが、品行が悪かったことから世間の評価は芳しくありませんでした。
しかし太尉の橋玄が曹操を高く評価したことから、その名が天下に知れ渡ることになります。また当時人物鑑定で有名だった許劭(字は子将)は、曹操を「治世の能臣、乱世の奸雄」と評しました。
董卓亡きあと、その部下であった李傕らが長安で権力を握っていました。しかしたびたび内紛が起こり、献帝は長安から洛陽へと移ります。曹操は献帝を許昌に迎え入れて保護したことで、朝廷での実権を握ることとなりました。
以降、曹操は呂布や袁紹を滅ぼし、河北の大勢力となります。さらに南下して荊州を取り、江南の地を狙おうとしましたが、「赤壁の戦い」において孫権・劉備軍に敗れてしまいます。撤退ののち、劉備に荊州の地をも奪われてしまいました。
今回はそんな曹操の能力を見ていきましょう。
基本ステータスについて
「三國志」シリーズ通して、曹操は優遇されていますね。武力以外は90から下がったことがありません。三国志最大勢力である魏の基礎を作った人物ですからね。
とくに統率は毎回トップレベルです。『三國志6』のころは統率100ありましたしね。
これも『三國志6』のころは98ありましたけど、シリーズごとに評価がまちまちですね。だいたい94で収まってきています。
あとアイテムの多さは、やはり本人のエピソードの多さにも起因していますね。「青釭の剣」は、シナリオ「群雄割拠」からは夏侯恩、「漢中争奪戦」からは趙雲の持ち物になります。ちなみに剣を2本持っていても足し算にはならず、一番大きな値のほうが採用されます。
それと馬は2頭も必要ないので、1頭は誰かにあげてしまってもいいでしょう。
個性について
奸雄:自ユニット以外の味方ユニットの全能力が上昇(艦船、兵器以外)
英名:占領範囲拡大に必要な兵士数が減少。
詩想:特定範囲内の敵ユニットを撃破すると、自ユニット以外の味方ユニットの士気が上昇。
屯田:自ユニット以外の味方ユニットの兵糧消費が減少。
扇動:特定範囲内の敵ユニットが混乱になったとき、その期間を延長。
とくに「奸雄」は周囲の味方ユニットの全能力を上げるというバフです。曹操を中心とした軍団全体の強化になるでしょう。
「屯田」も地味に役に立ちます。というのも、本作は兵糧がカツカツになることが多いからです。
また「扇動」は、他の武将が「混乱」を敵に決めたときの良いサポートになるでしょう。
陣形と戦法
魚鱗、鋒矢、雁行、鶴翼、投石
曹操のばあいは、都市攻めで他に強い武将がいるのであれば「投石」で出陣してもいいかと思います。そのほうが都市も速く落とせるでしょう。それに「奸雄」のバフは、味方の兵器ユニットに対しては無効ですしね。
魏武の強:味方全能力アップ+敵全能力ダウン。
急襲:ダメージ+混乱付与。
牽制:攻城ダウン+破城ダウン。
混乱:混乱付与。
鼓舞:味方の士気アップ。
投石:耐久ダメージ+ダメージ。
味方へのバフと敵へのデバフを同時にあたえる「魏武の強」は良いサポート技になります。
また混乱時間を長くする「扇動」の個性持ち持ちなので、「急襲」も有効な戦法になるでしょう。
曹操は、できるだけ多くの味方ユニットとともに戦うのがいいかと思います。
総評
あいかわらずのステータスの高さで、オールマイティになんでもこなせる武将です。
ただ部下にすると忠誠度の減りが速く、太守にすれば独立してしまうなどといった手に余る武将でもあります。管理しやすいように、君主とおなじ都市に配置しておいたほうがいいかもしれません。
戦争においては、周囲の味方ユニットの全能力を引き上げる「奸雄」や、味方の全能力アップに加えて敵の全能力ダウンの「魏武の強」があることから、できるだけ多くのユニットで出陣したほうが効果が高くなるでしょう。「屯田」があるので兵糧も節約できますしね。
混乱スキルを補助する「扇動」もあるので、仲間とともに戦うことで曹操の能力は十二分に活かされるかと思います。
次回は張飛についてお届けします。