『三國志14』武将能力:顧雍の評価は?【三国志武将評価シリーズ・その168】|三国志14

2020年6月29日三国志武将能力評価三国志, 三國志, 三國志14武将評価シリーズ

koyou

『三國志14』三国志武将評価シリーズの第168回目は、呉の二代目丞相である顧雍(こよう)についてお届けします。前回の虞翻は以下のリンクから。

 

人物について

顧雍、字は元歎(げんたん)。呉郡・呉県の人です。

蔡邕(さいよう)が人の恨みを避けるために呉へやってくると、顧雍は蔡邕から琴と学問を学びました。

蔡邕も王朗の孫の王元姫みたいに、「真・三國無双」シリーズで娘(蔡琰)のほうが有名になってるニャ。

蔡邕は顧雍の高く評価し、

「そなたはきっと大成するだろう。わたしの名を送ろう」

といい、「雍」の名を授けました。「蔡邕」の「邕(よう)」と、「顧雍」の「雍(よう)」がおなじ音義なのはこれが理由だといいます。

また『呉録』では、顧雍の字が「元歎」なのは、蔡邕から賛歎(賛嘆)を受けたからだともいいます。

蔡邕から名前をもらったのニャ。

やがて合肥県の長となり、それから江東各地で政治を取り仕切りましたが、それぞれ見事な成果をあげました。

孫権が会稽郡の太守になると、みずからは任地に向かわず、顧雍を郡の丞に任じて太守の仕事を代理させました。反乱を鎮圧したことで、官民ともに顧雍に心服したといいます。

孫権が呉王になると、顧雍は大理奉丞に昇進し、尚書令・陽遂郷侯に任じられました。

しかし侯に封じられても、家族になにもいわずに普段どおり過ごしていたため、家族はあとでこのことを知って驚いたといいます。

昇進しても自慢しない人なのニャ。

顧雍は酒を飲まず、寡黙な人物でした。しかし物をいえば必ず的を得ていたため、孫権に賞賛されていました。

また宴会の席では、皆は顧雍の前で、はめをはずすことをしませんでした。孫権は、

「そなたのいる席だと、楽しむことができなくなる」

といっていました。

孫権は酒癖が悪いからちょうどいいニャ。

呉の初代丞相は孫邵(そんしょう)でしたが、彼が亡くなると顧雍が次の丞相になりました。張昭を推す声もありましたが、孫権はそれらを聞き入れませんでした。

張昭の回であった話ニャ。口うるさいのが嫌だったのニャ。

あるとき、張昭が孫権に、

「法が煩雑で、刑罰が重すぎます。簡素化するべきでしょう」

と述べました。

孫権はしばらく考え込み、顧雍のほうを向いて「そなたはどう思う?」と聞きました。

すると顧雍は「張昭どのと同じ考えです」と答えたため、しぶしぶ従ったのです。

顧雍のいうことは素直に聞くのニャ。

呂壱が諸官庁や州郡の公文書の検査監督になると、その権限を利用して私財を蓄えたり、多くの重臣や民の罪をでっち上げました。

顧雍も罪をでっち上げられた一人ですが、のちに呂壱の悪事が発覚し、顧雍が取り調べをすることになりました。

しかし顧雍は終始、事件に対する申し開きをさせ、顔も穏やかだったといいます。

尚書郎の懐叙は呂壱を罵りましたが、顧雍はそれを咎め、

「法律に照らすべきであり、そんなことをしてはいけない」

といいました。

昔の人とは思えないニャ。現代の法治国家の発想ニャ。

顧雍は丞相を19年つとめ、66歳で亡くなりました。孫権は喪服を着て弔問したといいます。

前回の虞翻とは違って、孫権からは慕われていたのニャ。

今回はそんな顧雍の能力を見ていきましょう。

 

基本ステータスについて

統率:43
武力:18
知力:80
政治:90
魅力:78
主義:礼教
政策:地域振興(Lv5)(地域担当官による開発の上昇量が増加)
親愛武将:
蔡邕、張温、張紘

政治90ニャ。能力高いニャ。

政治ランキングでは司馬昭士燮と並んで9位にランクインしてますね。

シリーズ初期のころは、政治は70台でしたが、だんだんと評価されていった形になっています。

 

個性について

名声:地域担当官に任命すると土地占領が拡大。捕虜になったときの身代金が増加。

振興:地域担当官に任命すると開発が上昇しやすい。

眼力:登用、探索で優遇。

輿望:地域担当官に任命すると、他勢力からの地域懐柔を防ぐ。

地域担当官スキルが多いニャ。

「輿望」はけっこう使えますね。前線に配置しておくと、乗っ取られなくなっていいでしょう。

 

陣形と戦法

陣形

方円、井闌

兵器持ちなので、都市攻めのサポートにでも。

戦法

鎮静:状態異常解消。

井闌:ダメージ。対拠点可。

これだと兵器使ったほうが良いニャ。

統率も低いですし、兵器運用でいいとは思います。

 

総評

顧雍は呉の丞相で、文官タイプの武将です。

政治も90あり、「名声」「振興」「輿望」と地域担当官用の個性もそろっています。

とくに敵の地域懐柔を防ぐ「輿望」はうまく使っていきたいところです。また探索・登用が有利になる「眼力」もありますね。

戦闘においては「井闌」が使えますので、都市攻めのサポートをさせるのもいいでしょう。

魅力もそこそこあって、使いやすいニャ。

次回は蔡邕を予定しています。【追記】次回出来ました。