『三國志14』武将能力:呂玲綺の評価はいかに?【三国志武将評価シリーズ・その85】|三国志14

2020年6月4日三国志武将能力評価dlc, 三国志, 三國志, 三國志14武将評価シリーズ

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『三國志14』三国志武将評価シリーズの第85回目は、呂布の娘である呂玲綺(りょれいき)についてお届けします。前回の関銀屏は以下のリンクから。

人物について

呂玲綺は、「三國志」シリーズや「真・三國無双」シリーズに登場する呂布の娘です。

実在するのかニャ?

呂布に娘がいた話はありますが、「呂玲綺」という名前はコーエーテクモゲームスの付けたものです。そのため名前などキャラクターの版権はコーエーテクモゲームスにあります。

勝手に小説とかに登場させて商用販売するとまずいのニャ。

同人誌など二次創作については、正直グレーゾーンといったところですけどね。

そういえば作品に妖怪を登場させたら、じつは水木しげる氏の考えたオリジナル妖怪だったみたいな話を聞いたことがあるニャ。

妖怪はけっこう注意しないといけませんね。デザインが水木しげる氏のオリジナルというばあいもありますし。筆者も昔、編集者に「妖怪を出すときは気をつけろ」みたいな話をされたことがあります。

水木プロダクションが黙ってないニャ。

妖怪はデザインも含めて、じゅうぶんチェックしたほうがいいとは思います。

話を戻しまして、呂玲綺の初登場は2003年6月26日に発売されたPS2用ソフト『三國志戦記2(Amazonリンク)』です。

懐かしいゲームが出てきたニャ。

ただ呂玲綺が有名になったのは、「真・三國無双」シリーズに登場してからですね。初登場は『真・三國無双7』の猛将伝からです。陳宮とともに追加されました。

けっこう最近なのニャ。昔からいたような気がしたニャ。

最近といっても、7の猛将伝がPS3で発売されたのは2013年ですけどね。

もうそんなに経ってたのニャ。

「三國志」シリーズだと『三國志11』からの登場になりますね。

花鬘関銀屏鮑三娘も『三國志11』からニャ。

卞氏、麋氏、樊氏、張氏、夏侯氏、孫氏、夏侯令女、王異、鄒氏、呉国太、張春華、董白なども11からですね。あのあたりから女性武将が大幅に増えました。

シリーズのテコ入れみたいなものなのかニャ。

かもしれませんね。三国志系のモバイルゲームも台頭してきましたし、派手さや艶やかさが必要という判断が出てきたのでしょう。

その結果が『三國志12』ニャ。

あれはまあ……パワーアップキットでは遊べるレベルになったのですが……。

ちなみに呂布の娘は、セガの「三国志大戦」シリーズのほうだと「呂姫」という名前になっています。呂姫という汎用的な名でしたらオリジナルを主張するのは難しいので、他の三国志作品でも利用されていますね。中国のカードゲーム『三国殺(Amazonリンク)』でも呂姫になっています。

呂玲綺は「呂玲綺®」ニャ。

正史における呂布の娘ですが、呂布が劉備から徐州を奪ったのち、袁術は呂布と同盟を結ぼうと思いました。そこで息子の嫁に呂布の娘を差し出すよういったところ、呂布は承諾しました。

陳珪はこれを知り、両者が手を結ぶと脅威になると考え、婚姻をやめて曹操と結ぶよう呂布を説得。

もとより呂布も袁術に対して不信感を抱いていたので、すでに送り出していた娘を道中で連れ戻し、婚姻を破棄しました。さらに袁術からの使者であった韓胤(かんいん)を捕らえて処刑し、市場でさらし首にしたのです。

やり過ぎニャ。

袁術は天子(皇帝)を詐称していたので、それぐらいやらないと袁術側の勢力と見なされてしまうからでしょう。

「三国演義」においては、呂布の娘の母は厳氏とされています。

董卓亡きあと、李傕郭汜が攻めてきたさい、厳氏とともに長安に置き去りにされました。龐舒(ほうじょ)という者が二人をかくまい、のちに呂布のもとに送りとどけます。

そのあとは正史とおなじように、袁術の息子との縁談を持ちかけられました。これを後押ししたのは陳宮です。

呂布は娘を袁術のもとに送りますが、陳珪が引き止めたため、すぐに娘を追いかけさせて連れ戻しました。

袁術のほうには「嫁入り道具がととのわないから、またあとで送る」と伝えました。

きっぱり決別したのではなく、曖昧にしたのニャ。

そののち、やはり袁術の援軍が必要になりました。呂布みずから娘を背負い、袁術のもとへ送りとどけようとします。

しかし道中、劉備・関羽張飛にはばまれ、さらにうしろからは徐晃許褚が攻めかかってくるという状態。

無理ゲーニャ。

娘を守りながらこれらの猛将たちを相手にするのことはできないので、呂布は急いで城へと逃げ帰りました。

呂布が曹操に敗れて処刑されたのち、呂布の妻や娘は許昌に送られたといいます。

それからどうなったのニャ?

どうなったのかは書かれていませんね。貂蝉もこのとき許昌に送られたものと思われます。

しかし呂布に背負われているし、どう考えても戦えるような人物じゃないニャ。

それはそうでしょう。年齢も不明ですしね。

今回はそんな呂玲綺®の能力を見ていきましょう。

 

基本ステータスについて

統率:69
武力:74
知力:37
政治:18
魅力:52
主義:我道
政策:錐行強化(Lv3)(魚鱗陣形の効果が上昇)
父親:呂布
母親:厳氏
親愛武将:
呂布

思ったより武力が高いニャ。関銀屏(武力72)より強いニャ。

活躍した話がいっさいない人物に対して、武力74はかなり破格な数字ですね。コーエーテクモゲームス的に推していきたい意図が垣間見えます。

ちなみに初登場の『三國志12』では武力89ですね。

やり過ぎニャ。一番乗りの楽進でも武力84ニャ。さすがにそこまでいくと笑えないニャ。楽進ファンに怒られるニャ。

やたらと楽進を推しますね。

「美少女が強い」というのは、ある意味日本の文化みたいなものだとは思います。

海外の人からすれば「ヘイ、ジョニー。腕の細い女が強いわけないだろ、HAHAHA」みたいな感じニャ。

誰ですか、ジョニーって。まあ、リアルで考えればそうですけどね。ゲームはゲームなので、そこは分けて考えるべきかと。

Gears5』とか、近年は海外作品でも女性主人公が増えてますしね。「トゥームレイダー」シリーズもそうですし。

彼女たちはどちらかといえばマッチョのほうの人たちニャ。ララに至ってはゴリラレベルニャ。海外の人たちは、マッチョは受け入れるのニャ。ドラゴンボールも悟空がマッチョになってから海外人気が出たニャ。

筋肉至上主義みたいなところはたしかにありますね。「Gears」シリーズに出てくる男たちも筋肉の塊みたいな感じですし。

話を戻しまして、呂玲綺は、知力は低めですし、統率も60台なので、戦闘ユニットとしては普通ぐらいだとは思います。

 

個性について

果敢:自ユニットが「足止」にならない。

一つだけニャ。

そう考えるとあまり強くはないユニットですね。

呂布の娘は、むしろ何度も足止を食らっているイメージニャ。

袁術のもとへ行こうとして連れ戻されてますしね。

 

陣形と戦法

陣形

鋒矢、錐行

あまり選択肢はありませんが、状況に応じて「錐行」を使うのもいいかと思います。

戦法

突撃:ダメージ+敵の士気ダウン。

罵声:敵の士気+攻軍ダウン。対拠点可

戦法も少ないニャ。

使いたければ「鋒矢」陣形にするしかなくなりますね。

 

総評

呂玲綺®は、女性武将としては武力は74と高く、戦闘に参加させてもある程度は働いてくれるでしょう。

ただ個性は「果敢」のみ、戦法は「突撃」「罵声」のみ、陣形は「鋒矢」「錐行」のみなので、できることは限られてくるとは思います。

味方をサポートする形で軍に加えるのがいいでしょう。

呂布とともに出陣させるのが良さそうニャ。

次回は呂布つながりで貂蝉を予定しています。

それとこれまでディスってきた有料DLC「『三國志13』武将顔CGセット」ですが、「関羽と子孫たちの能力比較」の記事を書いたときに、本来の使い方とは違う部分でかなり役に立ちました(DLC「編集機能第1弾」が必要です)。その方法をのちほど記事にする予定です。

↓次回出来ました。

↓「編集機能第1弾」&「『三國志13』武将顔CGセット」活用法出来ました。