『三國志14』武将能力:孫尚香の評価はいかに?【三国志武将評価シリーズ・その144】|三国志14
『三國志14』三国志武将評価シリーズの第144回目は、孫権の妹で劉備に嫁がされた孫尚香(そんしょうこう)についてお届けします。前回の甘氏は以下のリンクから。
人物について
日本では「真・三國無双」シリーズが流行ったことから、「孫尚香」という名前が一般的に広まっています。
中国では孫尚香は京劇で使われる名前で、『三国演義』においては「孫仁」とされています。
正史においては名前は不明で、「孫夫人」と記述されていますね。
本記事では「孫尚香」で統一します。
孫権は劉備に孫尚香を嫁がせたのですが、その性格はといえば、孫策ら兄たちの剛勇が乗り移ったかのような荒々しいものでした。
百人以上もの侍女たちには刀を持たせて武装させており、劉備は奥に入るといつも心底恐れてびくびくしていたといいます。
また孫尚香は孫権の妹であることを自慢し、劉備のもとにおいても傲慢に振る舞っていました。呉の兵を率い、法律も守らずにやりたい放題だったとのことです。
劉備は「趙雲ならなんとかしてくれるかもしれない」と考え、奥向きのことを趙雲に取り仕切らせました。
「主君は、北方では曹操の強大さに、東方では孫権の圧力に、近くでは孫夫人におびえていました」
のようなことをいっています。
劉備が蜀取りに向かったときには、孫尚香は呉へ帰ろうとしました。
孫権は妹を呉に迎えるため、多数の船を派遣します。孫尚香は劉禅を呉へ連れ帰ろうとしたのですが、趙雲と張飛が兵を従えて長江をふさぎ、それを食い止めました。
正史ではこののち孫尚香がどうなったのかは不明です。
『三国演義』においては、孫堅の第二婦人である呉太国の娘と言う設定になっています。劉備との結婚生活は、正史とは違って良好でした。
『三国演義』の「毛本(毛宗崗本)」においては、夷陵の戦いで劉備が戦死したと聞き、長江に身を投げて亡くなったとされています。
吉川英治の「三国志」では、孫尚香は「弓腰姫」とも呼ばれています。孫尚香自身が武装している設定も、吉川英治版のものですね。
吉川英治版はもう著作権フリーになっていますから、そのあたりは大丈夫だとは思います。
今回はそんな孫尚香の能力を見ていきましょう。
基本ステータスについて
統率:67
武力:80
知力:57
政治:56
魅力:80
主義:王道
政策:雁行強化(Lv4)(雁行陣形の効果が上昇)
父親:孫堅
母親:呉国太
親愛武将:呉国太、小喬、大喬、劉備
本シリーズだと、武力80越えは猛将あつかいですしね。
ちなみに孫尚香が三國志シリーズに登場するのは意外に遅く、『三國志8』からになります。そのころからずっと武力は80台をキープしていますね。
ただ統率は70台だったので、落とされてしまったといえます。しかし普通に戦闘に参加させてもよいステータスです。
個性について
遠矢:自ユニットの攻城が上昇(艦船、兵器以外)。
操舵:艦船のばあい、ZoC無視。
攻城の上昇する「遠矢」もあり、雁行陣形にボーナスを付けることができます。
陣形と戦法
雁行、鶴翼
弓アピールがすごいので、ここは「雁行」を使うのがいいでしょう。
虎弓:ダメージ+味方の士気アップ。対拠点可。
火矢:発火。対拠点可。
駆逐:ダメージ。
矢嵐:ダメージ。
ダメージ技の戦法ですね。拠点に対しても使うことができます。
それ以外にも、水軍戦法がそろっていますので、水上戦でも戦っていけるでしょう。
総評
孫尚香は武官タイプの武将です。
統率は67と、70に届かないもの、武力は80ありますので、戦闘ユニットとしては問題ないでしょう。
攻城の上がる「遠矢」や、「虎弓」「火矢」など、弓腰姫だけに弓に関わるスキルがそろっています。
また水軍用の個性やスキルものあるので、水上戦もこなせるでしょう。
次回は陶謙を予定しています。【追記】次回出来ました。