『三國志14』武将能力:孫尚香の評価はいかに?【三国志武将評価シリーズ・その144】|三国志14

2020年6月5日三国志武将能力評価三国志, 三國志, 三國志14武将評価シリーズ

soushoukou

『三國志14』三国志武将評価シリーズの第144回目は、孫権の妹で劉備に嫁がされた孫尚香(そんしょうこう)についてお届けします。前回の甘氏は以下のリンクから。

 

人物について

麋氏甘氏に続いてまたもや劉備の奥さんニャ。

孫尚香は孫堅の娘で、孫策孫権の妹にあたります。

日本では「真・三國無双」シリーズが流行ったことから、「孫尚香」という名前が一般的に広まっています。

中国では孫尚香は京劇で使われる名前で、『三国演義』においては「孫仁」とされています。

正史においては名前は不明で、「孫夫人」と記述されていますね。

本記事では「孫尚香」で統一します。

女性の名前は不明なことが多いニャ。

孫権は劉備に孫尚香を嫁がせたのですが、その性格はといえば、孫策ら兄たちの剛勇が乗り移ったかのような荒々しいものでした。

百人以上もの侍女たちには刀を持たせて武装させており、劉備は奥に入るといつも心底恐れてびくびくしていたといいます。

とんでもない嫁をもらったのニャ。

また孫尚香は孫権の妹であることを自慢し、劉備のもとにおいても傲慢に振る舞っていました。呉の兵を率い、法律も守らずにやりたい放題だったとのことです。

本当にとんでもない嫁をもらったのニャ。

劉備は「趙雲ならなんとかしてくれるかもしれない」と考え、奥向きのことを趙雲に取り仕切らせました。

困ったときの趙雲頼みニャ。自分ではもう手に負えないのニャ。

「蜀書」法正伝においては、諸葛亮は劉備への脅威として、

「主君は、北方では曹操の強大さに、東方では孫権の圧力に、近くでは孫夫人におびえていました」

のようなことをいっています。

曹操・孫権と同格の脅威なのニャ。

劉備が蜀取りに向かったときには、孫尚香は呉へ帰ろうとしました。

孫権は妹を呉に迎えるため、多数の船を派遣します。孫尚香は劉禅を呉へ連れ帰ろうとしたのですが、趙雲と張飛が兵を従えて長江をふさぎ、それを食い止めました。

劉禅を取られたら、劉備にとっては面倒なことになってたのニャ。

正史ではこののち孫尚香がどうなったのかは不明です。

『三国演義』においては、孫堅の第二婦人である呉太国の娘と言う設定になっています。劉備との結婚生活は、正史とは違って良好でした。

『三国演義』の「毛本(毛宗崗本)」においては、夷陵の戦いで劉備が戦死したと聞き、長江に身を投げて亡くなったとされています。

『三国演義』では、劉備にとっては良い奥さんだったのニャ。

吉川英治の「三国志」では、孫尚香は「弓腰姫」とも呼ばれています。孫尚香自身が武装している設定も、吉川英治版のものですね。

コーエーとしては、吉川英治版の孫尚香を使っているのニャ。

吉川英治版はもう著作権フリーになっていますから、そのあたりは大丈夫だとは思います。

今回はそんな孫尚香の能力を見ていきましょう。

 

基本ステータスについて

統率:67
武力:80
知力:57
政治:56
魅力:80
主義:王道
政策:雁行強化(Lv4)(雁行陣形の効果が上昇)
父親:孫堅
母親:呉国太
親愛武将:
呉国太、小喬、大喬、劉備

女性で武力80は高いニャ。劉備より高いニャ。

本シリーズだと、武力80越えは猛将あつかいですしね。

ちなみに孫尚香が三國志シリーズに登場するのは意外に遅く、『三國志8』からになります。そのころからずっと武力は80台をキープしていますね。

ただ統率は70台だったので、落とされてしまったといえます。しかし普通に戦闘に参加させてもよいステータスです。

 

個性について

遠矢:自ユニットの攻城が上昇(艦船、兵器以外)。

操舵:艦船のばあい、ZoC無視。

呉の将らしく、水軍関係の個性があるニャ。

攻城の上昇する「遠矢」もあり、雁行陣形にボーナスを付けることができます。

 

陣形と戦法

陣形

雁行、鶴翼

弓アピールがすごいので、ここは「雁行」を使うのがいいでしょう。

戦法

虎弓:ダメージ+味方の士気アップ。対拠点可。

火矢:発火。対拠点可。

駆逐:ダメージ。

矢嵐:ダメージ。

固有戦法持ちニャ。優遇されてるニャ。

ダメージ技の戦法ですね。拠点に対しても使うことができます。

それ以外にも、水軍戦法がそろっていますので、水上戦でも戦っていけるでしょう。

 

総評

孫尚香は武官タイプの武将です。

統率は67と、70に届かないもの、武力は80ありますので、戦闘ユニットとしては問題ないでしょう。

攻城の上がる「遠矢」や、「虎弓」「火矢」など、弓腰姫だけに弓に関わるスキルがそろっています。

また水軍用の個性やスキルものあるので、水上戦もこなせるでしょう。

武闘派の嫁ニャ。

次回は陶謙を予定しています。【追記】次回出来ました。