『三國志14』武将能力:甘氏の評価はいかに?【三国志武将評価シリーズ・その143】|三国志14

2020年6月4日三国志武将能力評価三国志, 三國志, 三國志14武将評価シリーズ

kanshi

『三國志14』三国志武将評価シリーズの第143回目は、劉禅の母親である甘氏(かんし)についてお届けします。前回の麋氏は以下のリンクから。

 

人物について

甘氏は徐州の沛の人です。

劉備が小沛に居を構えたときに、その側室となりました。

しかし劉備の正室がたびたび亡くなっていたことから、奥向きのことは甘氏が取り仕切っていました。

実質的には正室のようなものなのニャ。

劉備が荊州の劉表のもとに身を寄せたとき、甘氏は劉禅を生みました。

曹操が荊州に攻め込んでくると、劉備は甘氏と劉禅を置き去りにして逃げてしまいます。あとのことを託された趙雲は、二人を無事に劉備のもとへ送りとどけました。

『三国演義』での、趙雲の見せ場ニャ。

やがて甘氏はなくなり、南郡に埋葬されました。

章武2年(222年)に皇思夫人と諡(おくりな)され、蜀に移葬されることになったのですが、棺が到着する前に劉備が亡くなってしまいます。

そこで諸葛亮は、甘氏を「昭烈皇后」と諡して、劉備とともに恵陵に埋葬しました。正史での記述はここまでですね。

記述があまりないのニャ。

『三国演義』では麋氏とともに行動すること(というか、敵に捕まること)が多いですね。

劉備が呂布に徐州を取られたときや、関羽が曹操に降伏したときも、麋氏とともに捕らわれてしまっています。関羽が曹操のもとを離れたときも、麋氏とともに同行しました。

基本的にペアになってるのニャ。

荊州では、甘氏は北斗を飲んだ夢を見たあとに、劉禅を身ごもりました。このことから、劉禅の幼名は「阿斗」となりました。

長坂の戦いでは、麋氏は命を落としたものの、甘氏は生き延びています。しかしその後、荊州の城内で亡くなってしまいました。

のちにこのことを知った周瑜は、呉夫人(本作では孫尚香)との婚礼をおこなわせ、劉備を呉に誘って亡き者にしようと画策します。

その話とつながるのニャ。

今回はそんな甘氏の能力を見ていきましょう。

 

基本ステータスについて

統率:27
武力:5
知力:58
政治:60
魅力:72
主義:礼教
政策:地域振興(Lv3)(地域担当官による開発の上昇量が増加)
配偶者:劉備
親愛武将:
劉備

全体的に麋氏よりも劣っている感じニャ。

シリーズ初登場は『三國志12』で、そのときよりは能力が上がってはいますけどね。

文官タイプなので内政をおこなわせるのが良さそうです。

 

個性について

応援:自ユニットを除く特定範囲内の味方ユニット(男)の全能力が上昇。

麋氏から「富豪」の個性を無くしただけニャ。

基本的には麋氏とおなじタイプの武将ですね。

 

陣形と戦法

陣形

鶴翼

ここは麋氏とは違うニャ。麋氏は「方円」ニャ。

鶴翼」持ちなので、土地の塗りつぶしに使えないこともありませんね。

戦法

鼓舞:味方の士気アップ。対拠点可。

ここは麋氏とおなじニャ。

あまり出陣させることもないとは思いますが、戦法が少ないとできることも少なそうですね。

 

総評

甘氏は麋氏と似たパラメータの、文官タイプの武将です。

全体的な能力は麋氏よりも低く、個性は「応援」だけと、麋氏の「富豪」のような内政的に使える個性もありません。

ただ「鶴翼」の陣形があるので、手が空いていれば敵がいない場所で土地の塗りつぶしをおこなわせるのもいいでしょう。

基本的には内政要員として使うのがいいとは思います。

麋氏とともに、劉備を支えるニャ。

次回は孫尚香を予定しています。【追記】次回出来ました。