『三國志14』武将能力:張燕の評価は?【三国志武将評価シリーズ・その204】|三国志14

2020年8月4日三国志武将能力評価三国志, 三國志, 三國志14武将評価シリーズ

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『三國志14』三国志武将評価シリーズの第204回目は、黒山賊の頭領・張燕(ちょうえん)についてお届けします。前回の厳白虎は以下のリンクから。

 

人物について

張燕は常山郡真定県の人です。もとは褚燕(ちょえん)という名前でした。動きが俊敏なことから、張飛燕とも呼ばれています。

黄巾の乱のころ、張燕は盗賊団を率いて天下を荒らしていました。食い詰めた民らが次々と仲間に加わり、その勢力は一万を超えたといいます。

黄巾賊と性質的には似たようなものなのニャ。

同時期に、張牛角という者が盗賊団を率いており、張燕はこれと合流。張牛角を頭領にしてさらに勢力を拡大しました。

しかし張牛角はいくさ中に、流れ矢に当たります。臨終のさいに、張燕を頭領にするよういいました。

張燕は張牛角から盗賊団をあずかり、また姓も「褚」から「張」に変えました。

張牛角から姓をもらったのニャ。

そののち張燕は、河北の盗賊団を吸収してさらに勢力を拡大。ついには百万をも超える大盗賊団になります。

こうして張燕はみずからの盗賊団を「黒山」と称し、世間では「黒山賊」と呼ばれるようになりました。

あまりの大勢力に、漢王朝も鎮圧することができなかったといいます。

一方、張燕はこの状況を利用し、自ら漢王朝に帰順することで、平難中郎将の官位をもらいました。

うまく賊軍から官軍に鞍替えできたのニャ。

董卓が都で実権を握ると、張燕は反董卓連合に加わります。

またこののち、公孫瓚袁紹が争いを始めると、張燕は公孫瓚側について袁紹と戦いました。

ちょうどこの時期、呂布李傕らに都を追われていたことから、袁紹はこれを迎え入れます。そして張燕を攻撃させました。

呂布は赤兎馬にまたがって出陣し、ついには黒山賊を撃破します。このことから「人中に呂布あり、馬中に赤兎あり」と称されるようになりました。

呂布の引き立て役ニャ。

張燕の勢力は衰退し、官渡の戦い後には曹操に降伏してそのもとに身を寄せます。そして平北将軍・安国亭侯に任じられ、そのままとくになにもなく一生を終えたと思われます。

なんだかんだで乱世を生き残ったのニャ。

今回はそんな張燕の能力を見ていきましょう。

 

基本ステータスについて

統率:80
武力:81
知力:54
政治:48
魅力:62
主義:我道
政策:錐行強化(Lv4)(錐行陣形の効果が上昇)

強いニャ。統率・武力は80越えニャ。

時世を見ての立ち回りも上手かったので、筆者的には政治力も高くてもいいのではないかという気もします。

それと素早さをアピールするために、政策は「錐行強化」ですね。

 

個性について

山戦:山地で自ユニットの全能力が上昇。

地利:自勢力に属する地域内では、自ユニットの全能力が上昇。

疾走:自ユニットの機動が上昇(艦船、兵器以外)。

賊徒:府の上にいると、次ターン開始時にその地域の治安が低下。

消沈:自ユニットを除く特定範囲内の味方ユニットが壊滅すると、自ユニットの士気が低下。

疾走」で素早さアピールニャ。個性はたくさんあるけど、そのうちの2つはバッドニャ。

メンタル強そうな気はしますが、「消沈」がありますね。

山地」「地利」はどれも自ユニットの能力を上昇させるものなので、うまくかみ合わせると相乗効果が得られますね。

 

陣形と戦法

陣形

鋒矢、長蛇、錐行

ここでも機動陣形のみでの素早さアピールです。

戦法

急襲:ダメージ+「混乱」付与。

牽制:敵の攻城+破城ダウン。

攪乱:敵の機動ダウン。

罵声:敵の士気+攻軍ダウン。対拠点可。

守備向きの戦法ニャ。

「地利」持ちですし、守備の強い武将という設定なのかもしれません。

 

総評

張燕は武官タイプの武将です。統率・武力は80台と、能力的には中の上といったところでしょう。

個性では「山戦」「地利」「疾走」といった、自ユニットの能力を上昇させるものがそろっています。うまく相乗効果を引き出しましょう。

機動力重視のユニットなので、奇襲や兵站切りなどにも利用するといいかと思います。

素早さを活かすのニャ。

次回は田豫です。