『三國志14』武将能力:満寵の評価はいかに?【三国志武将評価シリーズ・その60】|三国志14

2020年6月4日三国志武将能力評価三国志, 三國志, 三國志14武将評価シリーズ

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『三國志14』三国志武将評価シリーズの第60回目は、法の番人ともいえる魏の知将・満寵(まんちょう)についてお届けします。前回の徐晃は以下のリンクから。

人物について

満寵も「真・三國無双」シリーズで出てきた「誰やねん」武将ニャ。

『真・三國無双8』で登場しますね。一般的にはマイナーだとは思います。そろそろ顔良文醜とかの有名武将を出してほしいところですけどね。

満寵、字は伯寧(はくねい)。山陽郡・昌邑県の人です。

18歳のときに郡の督郵になりました。

督郵って、劉備にしばかれた役人ニャ。「三国演義」では張飛にしばかれたニャ。

人名ではなく、役職の名前ですね。

当時、郡内で李朔という者が私兵を抱え、民をいじめていました。太守は満寵にこれを取り締まらせます。満寵は処罰をおこない、李朔は二度と民に被害をあたえることはなくなりました。

満寵は高平県の令の代行するようになると、今度は汚職をしていた督郵の張苞を逮捕します。

張飛の息子かニャ?

同姓同名の別人です。張苞の取り調べをその日のうちに終わらせた満寵は、そのまま官職を捨てて帰郷しました。

なんでニャ?

なんででしょうね。張苞はそこそこ地位のあった人だったのか、面倒な連中がその知り合いにいたからかもしれませんね。

なんにしろ、満寵はどんな相手だろうと法を執行する人物ということなのでしょう。

曹操が兗州を支配すると、満寵を召し出しました。

そのころ、曹洪の食客で法を犯す者たちがいました。曹洪は曹操の一族の者であり、食客たちは立場を利用してやりたい放題をしていたのです。

しかし満寵はかまわずに逮捕しました。

曹洪は「手心を加えてもらえないか」との手紙を送りましたが、満寵は聞き入れません。

そこで曹洪は曹操に働きかけました。釈放されるわけにはいかないので、満寵は食客たちを全員処刑してしまいました。

相手が誰だろうと遠慮ないニャ。曹操になんかいわれそうニャ。

曹操は、「事の処理はこうするべきだ」と逆に喜びました。

曹操らしいニャ。

太尉の楊彪が逮捕されたとき、荀彧孔融は、「罪状についての説明を聞くだけでいい。痛めつけないよう」満寵にいいました。

しかし満寵は返事をせず、法に照らして尋問をおこないました。

「ですよねー」ニャ。

取り調べが終わったとき、満寵は曹操に報告します。

処刑にするには罪を明らかにしなければなりませんが、あの者はれまでと変わった弁明はありません。罪が明確でないのに刑を執行すれば、必ずや人望を失いましょう」

こうして楊彪はその日のうちに釈放されたのです。

荀彧と孔融は楊彪が痛めつけられていると聞いて腹を立てていましたが、この結果に対して満寵に感謝しました。

でも痛めつけはしたのニャ。

袁紹との戦いが始まると、曹操は満寵を汝南太守に任命します。

満寵は500人の兵士を募集し、二十余りの砦を落とし、あっという間に平定してしまいました。

軍事の才能もあるのニャ。

前回述べた「襄樊の戦い」においては、曹仁の守る樊城を関羽包囲したとき、満寵は曹仁を助けて城を守りました。

しかし長雨によって水かさが上昇。救援に来た于禁軍が洪水によって全滅したことで、樊城では「逃げるべきかどうか」が議論されました。城壁は洪水によって崩壊しかけていたのです。

しかし満寵は、この状況が長く続かないこと、許以南の地で民が混乱していることなどを上げ、関羽が思い切った行動に出られないことを指摘します。

やがて徐晃が救助に来て、関羽は退却することとなりました。

前回の「長駆直入」ニャ。

満寵は呉の孫権の侵入もたびたび防いでいます。また人徳もあり、曹休が亡くなったのちに揚州へ転勤することになったさい、汝南の兵士・民衆たちが満寵を慕ってついてきたといいます。

オールマイティな感じの武将ニャ。そのわりにあまり知られていないニャ。

「三国演義」でもちょこちょこ出てきて、そこそこ活躍しているんですけどね。「三国演義」だと、前回述べたように楊奉の配下だった徐晃を説得して降伏させています。

「三国演義」はキャラの立っている連中が多いニャ。夏侯惇みたいに目玉を食うぐらいやらないと無理ニャ。

まあ、地味といえば地味ですね。

今回はそんな満寵の能力を見ていきましょう。

 

基本ステータスについて

統率:85
武力:64
知力:82
政治:84
魅力:81
主義:覇道
政策:工法改革(Lv4)(都市の耐久回復と建設速度が上昇)
親愛武将:徐晃、曹仁、毛玠、劉曄、呂虔
嫌悪武将:王淩

なんでもできそうな感じのパラメータニャ。

武力以外はオール80台という潰しの利くステータスですね。1のころは知力55とかなり低く評価されていました。『三國志2』以降から知力は80前後になっています。

嫌悪武将の王淩はなんなのニャ?

王淩は魏の武将です。呉の孫布という武将が偽の投降をしたのを満寵が見破ったのですが、王淩はそれを信じずに迎え入れてしまい、夜襲によって多くの兵を失いました。以来、両者の仲は険悪になったといいます。

どう考えても王淩が悪いニャ。

 

個性について

堅守:自ユニットの防御が上昇(艦船、兵器以外)。

火攻:自ユニット、太守として所在する都市への火の被害が減少し、「火計」の成功率が上昇。

規律:自ユニット、太守として所在する拠点が「混乱」にならない。

築城:自ユニットの罠や施設の建設速度が上昇。

堅牢:所属都市に所在していると、都市が攻められたさい、反撃ダメージが上昇。

守り系の個性が多いニャ。

呉の攻撃を何度も防いでいますからね。

反撃ダメージの上がる「堅牢」もありますし、要所の守備として配置しておくといいかと思います。

 

陣形と戦法

陣形

雁行、方円、鶴翼、投石

統率が高いので野戦もできます。都市攻めは、他に戦える武将がいれば「投石」でいくのがいいでしょう。

戦法

火矢:発火。対拠点可。

鉄壁:味方の防御アップ。

挑発:「挑発」付与。対拠点可。

鎮静:状態異常解消。

投石:耐久ダメージ+ダメージ。対拠点可。

駆逐:ダメージ。

地味な感じニャ。

汎用戦法ばかりですね。拠点攻めは「投石」がいいかと思います。

 

総評

満寵は、武力以外は80台なので、だいたいなんでもこなせる武将です。

とくに防御力の上昇する「堅守」や「鉄壁」、都市の反撃ダメージが上がる「堅牢」、混乱を防ぐ「規律」、異常状態を回復する「鎮静」などがありますので、建設速度の上がる「築城」があり、守りに強いスキルがそろっています。

内政面や守りで活躍させたい武将です。

活躍の場が多い武将ニャ。

次回は曹仁を予定しています。

↓次回出来ました。