『三國志14』武将能力:辛憲英の評価はいかに?【三国志武将評価シリーズ・その107】|三国志14

2020年6月4日三国志武将能力評価三国志, 三國志, 三國志14武将評価シリーズ

sinkenei

『三國志14』三国志武将評価シリーズの第107回目は、聡明なことで知られる辛毗(辛毘)の娘・辛憲英(しんけんえい)についてお届けします。前回の辛毗は以下のリンクから。

 

人物について

『真・三國無双8』に比べて、『三國志14』の辛憲英は性格がきつそうな顔ニャ。

辛憲英の「憲英」は字で、諱のほうは不明。隴西郡の人です。

父は前回登場した辛毗、弟に辛敞(しんしょう)がいます。

夫は羊耽(ようたん)、子は羊琇(ようしゅう)。甥には後期三国志の名将・羊祜(ようこ)がいますね。

羊祜の親族なのニャ。

辛憲英については正史『三国志』以外に、『晋書』列伝第六十六に記述があります。聡明な女性として知られていました。

曹丕曹操の跡継ぎとして、弟の曹植と太子の座をあらそっていました。

曹操としては曹植のほうが気に入っていたのですが、一般的には長男である曹丕があとを継ぐほうが、国の乱れにはなりません。

けっきょくのところ、太子は曹丕に決まりました。

そのときに曹丕は辛毗の首に抱き着いて喜び、

「辛君、わたしの喜びがわかるだろうか!」

といいました。

すごい喜んでたのニャ。なんか部活で優勝したみたいなノリニャ。

辛毗はこのことを娘の辛憲英に語ると、辛憲英はため息をつきました。

「太子は君主になることを憂い、国を統治することに対して恐れを抱くべきです。それなのに喜ぶとは、これで魏が長く持つでしょうか」

きついニャ。曹丕は本気で嬉しかったと思うニャ。

また曹芳の代のころ、弟の辛敞は大将軍・曹爽(そうそう)の参軍となっていました。当時、曹爽の権力が強かったので、地位的にも良い位置でした。

ところが、曹爽が曹芳とともに城外へ出たときに、司馬懿がクーデターを起こし、城門を閉じてしまいます。

城内にいた大将軍司馬の魯芝は、曹爽の府にいた兵を引き連れ、城門を突破して曹爽のもとへ赴こうとしました。

このとき、魯芝は「共に来るよう」辛敞を誘ったのですが、辛敞はどうすればいいのか判断がつきませんでした。

辛敞は前回も父親に、「妥協して権力者にしたがったほうがいい」みたいなことをいってたニャ。日和見主義者ニャ。

そこで辛敞は、姉の辛憲英に相談しました。

自分で決めろニャ。

辛敞が姉にたずねました。

「天子(皇帝)が城外におられるのに、司馬懿は城門を閉じました。こんなことをしてもよろしいのでしょうか?」

「天下には理解できないこともあります。わたくしが思うに、司馬懿はそうせざるを得なかったのでしょう。

前の天子は司馬懿と曹爽に後事を託されました。

しかし曹爽は権力を独占し、不忠不義を働いています。今回の政変では、曹爽が処刑されるだけでしょう」

「ならば、この政変は成功しますか?」

「成功します。曹爽の才能では、司馬懿には勝てないでしょう」

「ならば、わたくしは城を出ないほうがいいということでしょうか?」

「なぜ城を出ないのですか。職務を放棄するのはいけません。仕えた方のために努力し、そして死ぬのが側仕えの者の務めです」

この状況でも、筋を通して曹爽のもとへ行かせるのニャ。弟は父親に似なかったけど、姉のほうは父親似ニャ。

のちに曹爽は処刑されましたが、辛敞は免れました。辛敞は、

「姉に相談しなかったら、道義から外れていたところだった」

と嘆息したといいます。

こいつのばあいは道義じゃなくて保身ニャ。

また鍾会が鎮西将軍になると、辛憲英は甥の羊祜にいいました。

「鍾会は独断で事をおこないます。いつまでも臣下でいる態度ではありません。わたくしは彼が野心を持っていることを心配しています」

羊祜は辛憲英に、「言葉を慎むべきです」と注意しました。

鍾会は王元姫にもディスられてるニャ。女性陣に人気ないニャ。

鍾会は、辛憲英の子・羊琇に、参軍になることを要請しました。

辛憲英はこれを心配します。

「先日は鍾会の遠征を見て、国のために憂慮しました。今回は我が家におとずれた災難ですが、国の大事ですから、止めることはできないでしょう」

羊琇は司馬昭に申し出て辞退しましたが、聞き入れられませんでした。

辛憲英は羊琇にいいました。

「気をつけてお行きなさい。古の君子は、家では親に孝を尽くし、外では国に忠義を捧げ、職にあってはその務めをおこない、道義においてはそれを守り、親に心配かけないことを心がけました。軍の中にあって必要なのは思いやりです。あなたは気をつけるのですよ」

子にも筋を通させるのニャ。

羊琇は母のいいつけを守り、生きて蜀から戻ってきたといいます。

辛憲英は79歳まで生き、泰始5年(269年)に亡くなりました。質素倹約を旨とし、羊祜から贈られたきれいな服を裏返しに着ていたともいわれています。

人間として立派な人物だったのニャ。

今回はそんな辛憲英の能力を見ていきましょう。

 

基本ステータスについて

統率:35
武力:27
知力:84
政治:73
魅力:71
主義:王道
政策:本草学(Lv4)(武将の傷病の回復確率が上昇)
父親:辛毘
親愛武将:羊祜

知力84あるニャ。父親よりも優秀ニャ。

じつは武力も父親(武力25)より高かったりします。

辛憲英の初登場は『三國志11』で、そのときから知力は84ですね。統率は42、政治は76ありましたけど、落とされてしまってます。

文官タイプのパラメータといえます。

 

個性について

才媛:特定範囲内の敵ユニットが異常状態になったさい、期間を延長。

明鏡:自ユニットを除く特定範囲内の味方ユニットが「混乱」になったさい、その期間を短縮。

寡欲:自身の俸禄が減少。

「才媛」はけっこう強いニャ。

基本的に、戦闘に出てくる武将は男ですしね。異常状態すべてに効果があるというのは強いでしょう。

 

陣形と戦法

陣形

鶴翼、衝車

陣形は父親とおなじニャ。

おなじく「衝車」で、都市攻めのサポートをするのがいいかと。

戦法

鼓舞:味方の士気アップ。対拠点可。

治療:負傷兵回復。対拠点可。

これも父親ゆずりの僧侶系ニャ。

野戦はせずに、「衝車」でいいとは思いますね。

 

総評

辛憲英は文官タイプの武将です。

知力は84と父親よりも高く、政治・魅力も70以上あります。

統率・武力は低いので、「衝車」で都市攻めを手伝うのがいいとは思います。敵にかかった異常状態を延長させる「才媛」もあるので、味方をサポートしていけるでしょう。

父親ともども内政で使っていくニャ。

次回ですが、これまで何度も名前が登場した韓馥を予定しています。

袁紹に冀州を譲った(とられた)人ニャ。

ゲーマーのための「わかりやすい全訳『孫子の兵法書』」シリーズもよろしくお願いします。

↓次回出来ました。