『三國志14』武将能力:司馬懿の評価はいかに?【三国志武将評価シリーズ・その11】|三国志14
『三國志14』三国志武将評価シリーズの第11回目は、晋建国の礎となった魏の軍師・司馬懿(しばい)についてお届けします。前回の陸遜は以下のリンクから。
人物について
司馬懿、字は仲達(ちゅうたつ)。河内郡温県の人です。息子に司馬師、司馬昭らがいます。
司馬懿は名門の生まれで、8人兄弟の次男でした。兄弟みな聡明であり、字に「達」があったことから「司馬八達」と呼ばれていました。
司馬懿は兄弟のなかで、とくにすぐれていたといいます。【追記】司馬懿の一族については以下のリンクを参照してください。
曹操は司馬懿の才能を聞き、召し抱えようとしましたが、司馬懿は病気を理由に応じませんでした。
曹操が丞相になると、無理やり司馬懿を部下にします。しかし司馬懿があまりに聡明だったため、やがて警戒するようになりました。これをかばっていたのが曹丕です。
曹操が亡くなり、曹丕が献帝から天子の位を禅譲されると、司馬懿は重く用いられるようになりました。
司馬懿が有名になったのは、やはり諸葛亮との戦いでしょう。ライバル的な存在ですね。
「五丈原の戦い」では、諸葛亮が病死したことで蜀軍が撤退しました。司馬懿はそれを追いかけましたが、蜀軍が反撃の意図を見せるとすぐさま撤退しました。
このことから「死せる孔明、生ける仲達を走らす」といわれるようになりました。
しかし司馬懿はこれを不名誉に思わず、「生者は相手できるが、死者を相手にするのは難しい」と答えたとのことです。また司馬懿は諸葛亮を「天下の奇才」と高く評価していました。
司馬懿は苛烈な性格ですが、感情を隠すのが上手かったともいわれています。
今回はそんな司馬懿の能力を見ていきましょう。
基本ステータスについて
1のころは知力98あって、『三國志6』までは99か98だったのですが、それ以降は下がってしまってますね。『三國志7』のときは91でしたしね。諸葛亮は92でしたが。
その代わり、統率は99とシリーズ最高値で設定されています。ユニット同士の殴り合いになったら統率が高い方が有利でしょう。
パラメータ全体としては、武力以外は90以上なので、なんでもこなせるタイプの優秀な武将となっています。
個性について
虚実:特定範囲内の敵ユニットが異常状態になった場合、その期間を延長。
疾走:自ユニットの機動力が上昇(兵器、艦船以外)。
地利:自勢力に属す地域内では、自部隊の全能力が上昇。
泰然:兵站切れしたさい、自部隊が異常状態にならない。
慎重:罠の被害が減少。
個性の中で強いのは『地利』ですね。自勢力の領土内で全能力が上昇しますので、原作同様、守り強い武将といえます。
また機動力が上がる『疾走』に加え、兵站を切られても異常状態にならない『泰然』があるので、積極的に裏まわりを仕掛けることができます。
『虚実』は異常状態の種類を選ばずに延長効果があるので、計略の効果を最大限に引き出すことができるでしょう。
陣形と戦法
魚鱗、方円、鶴翼、錐行、投石
「疾走」があるので、「鶴翼」で土地の塗りつぶしを手早くおこなうことができます。
都市攻めのときは、強い武将が他にいるのであれば「投石」で都市攻撃をしたほうがいいかもしれません。
神機妙算:全異常状態付与+敵の士気ダウン。対施設可。
斉射:ダメージ。対施設可。
鉄壁:防御力アップ。
罵声:敵の士気+行軍ダウン。対拠点可。
鎮静:異常状態解消。
投石:耐久ダメージ+ダメージ。対施設可。
「神機妙算」は諸葛亮の「神算鬼謀」(全異常能力付与+全能力ダウン)と似たようなもので、強い敵ユニットの無力化に役立ちます。
それ以外については平凡な感じですね。「鉄壁」「鎮静」で守りに強いユニットというところでしょうか。
司馬懿のパラメータ自体が高いので、普通に戦っても強いかと思います。
総評
司馬懿は全体的な能力の高さから、なんでもそつなくこなせる人材です。
自領土での全能力アップの『地利』、防御力アップの『鉄壁』によって、自領土を守るときにも活躍してくれるでしょう。
また機動力アップの『疾走』、兵站切れでも異常状態にならない『泰然』があるので、積極的に敵の裏まわりをして兵站を切っていくのもいいかもしれません。
『鶴翼』もあるので土地塗りつぶしも速いですしね。
攻めに守りに土地塗りつぶしにと、さまざまな場面で活躍できる使いやすい武将といえるでしょう。
次回は劉備を予定しています。
↓次回出来ました。