『三國志14』武将能力:趙雲の評価はいかに?【三国志武将評価シリーズ・その6】|三国志14
『三國志14』三国志武将評価シリーズの第6回目は、「蜀の五虎将」のひとりである武将・趙雲(ちょううん)についてお届けします。前回の夏侯惇は以下のリンクから。
人物について
趙雲、字は子龍(しりゅう)は冀州常山郡の人です。「常山の趙子龍」という名乗りでも有名ですね。
趙雲は、もとは公孫瓚の部下でした。このとき、劉備も公孫瓚のもとに身を寄せていました。
袁紹が青州刺史の田楷が戦ったときに、公孫瓚は田楷のもとへ劉備を援軍として送ります。このときに趙雲は劉備に付き従いました。劉備はこのいくさの功績により、平原国の相となります。
まだです。
趙雲ですが、兄が亡くなったことで、喪に服すために公孫瓚のもとを離れて故郷へもどりました。ここで劉備は趙雲と別れることになります。
再会したのは、劉備が袁紹のもとに身を寄せたときです。趙雲は鄴で劉備に会い、以降劉備の部下になりました。趙雲は袁紹に知られないよう、劉備のために数百人を徴兵していたといいます。
「三国演義」においては、劉備の子である阿斗(劉禅)を抱いて戦場を駆けめぐった猛将としてあつかわれており、中国でも人気の高い武将です。
ただ正史のほうだと「五虎将」という官職は存在せず、趙雲の戦場での活躍はそれほど書かれていません。
漢中で曹操軍と戦い、これを撃ち破ったときに劉備から「子龍は一身、これすべて胆なり」と評価され、陣中で虎威将軍と呼ばれるようになったエピソードがありますが、あくまで雑号将軍であり、五虎将軍の他の4将(関羽・張飛・黄忠・馬超)と比べると地位は格段に低いです。
趙雲が関羽たちに劣らない武将になったのは、やはり「三国演義」によって大幅に脚色が加えられた影響でしょう。
ただ趙雲が品行方正の人物であることは、正史のエピソードからでもうかがい知ることができます。立派な人物であったことは間違いないでしょう。
今回はそんな趙雲の能力を見ていきましょう。
基本ステータスについて
統率:91
武力:96
知力:76
政治:65
魅力:81
主義:王道
政策:魚鱗強化(Lv3)(魚鱗陣形の効果が上昇)
名品:白龍(退却確実)
青釭の剣(武力+5。シナリオ「漢中争奪戦」以降)
親愛武将:夏侯蘭、関羽、諸葛亮、張飛、陳到、文鴦、劉備
趙雲は、「三國志」シリーズでは初代からずっと優遇されつづけてきていますからね。
1のころは武力99と、関羽・張飛と武力が並んでいました。そのうえで知力90でしたから、全武将のなかで一番使い勝手のよい武将になっていました。
ただ知力90はやりすぎだったのか、『三國志2』以降は80台に落ち、『三國志7』以降からはずっと70台ですね。それでも猛将としては高いほうですが。
民間伝説に出てくる趙雲の白馬です。昼に千里、夜に五百里を走る名馬といわれています。
「青釭の剣」は長坂の戦いのときに、曹操の部下である夏侯恩から奪った名剣ですね。そのため、所持するのはシナリオ「漢中争奪戦」以降からです。ただでさえ強い趙雲に「武力+5」はけっこう大きいです。
ちなみに「三國志」シリーズに政治力が初めて登場するのは『三國志3』からなのですが、そのときの趙雲は政治80ありました。だんだんと落ちていって、いまでは60台ぐらいで収まってきています。
個性について
洞察:所在する拠点が異常状態にならない。
一騎:一騎打ちが発生しやすい。一騎打ちでボーナスが付く。
胆力:一定兵数以下で自ユニットの全能力上昇。
殿軍:退却時に防御力上昇。
護衛:自ユニットを除く周囲の味方ユニットが負傷・戦死しない。
「洞察」は強いですね。自ユニットが存在する拠点の防御力が上がるようなものですから。
それと「胆力」は、兵数が減ると強くなるという能力です。「護衛」も味方ユニットの負傷や死亡を防げますし、軍全体を守るユニットとして入れておくといいでしょう。強い武将が負傷すると、戦力ダウンにもなってしまいますしね。
陣形と戦法
魚鱗、鋒矢、雁行、方円
ある意味「魚鱗」が趙雲の得意陣形ともいえます。野戦や守りで活躍するタイプのユニットですね。
また敵が攻めてきたときは「方円」を使うと、「胆力」の個性と相まってかなりの硬さを発揮します。
単騎駆:ダメージ+混乱付与。
連弩:ダメージ+足止め付与。対拠点可。
鉄壁:味方の防御力アップ。
牽制:攻城ダウン+破城ダウン。
足止:足止め付与。
守りにも攻めにも適した戦法を持っている万能型です。
「単騎駆」はダメージを与えたうえに混乱を付与し、さらなる大ダメージをあたえることができるので強いです。
守備においては「鉄壁」「牽制」「足止」で敵の攻撃を食い止めることができるので、攻めと守りで使い分けるといいでしょう。
総評
趙雲は攻めにも守りにも有効な能力を持った万能型武将です。
とくに「洞察」「胆力」「殿軍」「護衛」の個性や、「鉄壁」「牽制」の戦法など、守りに適した能力を多く持っています。
重要拠点を趙雲に任せておけば、そう簡単には落とされないでしょう。
また「単騎駆」はダメージに加えて混乱付与が強いので、攻めでも守りでも力を発揮します。
趙雲は野戦・攻城・守備と、さまざまなシチュエーションで活躍してくれることでしょう。
人気武将ですからね。イラストも毎回イケメンですし。
次回は曹操を予定しています。
↓次回できました。