『三國志14』武将能力:馬良の評価はいかに?【三国志武将評価シリーズ・その37】|三国志14
『三國志14』三国志武将評価シリーズの第37回目は、「白眉」として知られる蜀の文官・馬良(ばりょう)についてお届けします。前回の馬謖は以下のリンクから。
人物について
馬良、字は季常(きじょう)。馬謖の兄で、荊州・襄陽で名の知られた「馬氏の五常(馬氏の5人兄弟。皆、字に「常」の文字があった)」の四男です。
馬謖は眉の中に白い毛があり、五人兄弟のなかでもっとも優秀だったことから、「馬氏の五常、白眉もっとも良し」といわれました。このことから「白眉」は優秀な人物を指す言葉になります。
イラストではまっ白に描かれることが多いですが、正確には「眉の中に白い毛が混じっている」という程度のようですね。「水滸伝」に登場する赤髪鬼・劉唐も、こめかみのあたりに赤い毛が生えているだけだったりします。
さて、前回でも述べましたが、劉備が荊州を手に入れたときに、馬良は馬謖とともに召し抱えられます。
馬謖は劉備に従って蜀入りをしましたが、馬良は荊州に残りました。
このとき馬良は諸葛亮に手紙を送っていますが、「尊兄」と書いていることから、「二人は義兄弟の契りを結んでいる」との指摘が裴松之によってなされています。
のちに呉と親睦をはかるさいに、馬良は使者として派遣されることになりました。
馬良は諸葛亮に紹介文を書くよう頼みましたが、諸葛亮は自分で草稿を書くよういいます。
いまでもこういうの多いですよ。大学の教授からもらう推薦文とか、基本的に学生が自分で作った文章に教授がハンコを押しているだけですし。
それで馬良ですが、諸葛亮にいわれたとおり、自分自身で紹介文を書きます。
「馬良は優れた人物で、荊楚の令を務めています。あまり目立つわけではありませんが、物事を最後までやり通す力を備えています」
いまも昔も似たようなものなのでしょうね。
劉備が蜀で帝位に就くと、馬良は武陵に派遣されます。そこで馬良は異民族を帰順させ、頭領たちに官位を授けました。
馬良が亡くなったのは、劉備が夷陵の戦いにおいて陸遜に敗れたときです。馬良はそのときに戦死してしまいました。「三国演義」では南蛮遠征中に亡くなっていますね。
歴史に名を残せたという意味では、馬謖のほうがキャラが立っていますけどね。馬良はいま一つ地味ですし。堅実ともいえますが。
今回はそんな馬良の能力を見ていきましょう。
基本ステータスについて
統率:46
武力:23
知力:84
政治:91
魅力:86
主義:礼教
政策:戸籍整備(Lv5)(募兵担当官による兵士の上昇量が増加)
親愛武将:伊籍、諸葛亮
戦闘ユニットとしては厳しいので、内政に使いたいですね。知力は馬謖(知力87)のほうが高い設定です。ただ馬謖は政治が68しかありませんね。
あくまで裴松之の意見であって、じっさいに義兄弟かどうかは不明ですしね。あと「三国演義」では伊籍が馬良を劉備に推挙したことになっているので、親愛武将に伊籍の名前があります。
馬良はシリーズ通してステータスの変化はあまりありませんね。
個性について
名声:地域担当官に任命すると土地占領が拡大。捕虜になったときの身代金が増大。
能吏:地域担当官に任命したさい、かかる費用が減少。
人脈:登用、探索にかかる日数が減少。
論客:外交で優遇。
文官に特化している感じでいいですね。
「名声」があるので、土地拡大による攻撃的内政もおこなえます。
また「論客」「人脈」など、外交・人材登用にも使える個性がそろっていますね。
陣形と戦法
雁行、鶴翼、投石
馬謖とおなじく「投石」持ちですね。野戦は弱いので、「投石」で都市攻めに使うのがいいでしょう。
業火:発火。対拠点可。
治療:負傷兵回復。対拠点可。
投石:耐久ダメージ+ダメージ。対拠点可。
駆逐:ダメージ。
戦法の「投石」もあるので、味方に守ってもらいながら都市攻めに加わるのがいいかと。他に武将がいれば、無理に出陣させる必要はありませんが。
総評
馬良は文官に特化した武将です。
「名声」「能吏」があるので地域担当官を務めさせ、土地拡大による攻撃的内政もおこなっていくのがいいかと思います。
また「論客」「人脈」もあるので、外交・人材登用にも使えますね。
戦闘ユニットとしては厳しいですが、優秀な内政官として役に立つことでしょう。
次回は孟獲を予定しています。
↓次回出来ました。