『三國志14』武将能力:紀霊の評価は?【三国志武将評価シリーズ・その245】|三国志14

2020年9月15日三国志武将能力評価三国志, 三國志, 三國志14武将評価シリーズ

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『三國志14』三国志武将評価シリーズの第245回目は、袁術配下の将軍である紀霊(きれいについてお届けします。前回の閻行は以下のリンクから。

 

人物について

奇麗な紀霊ニャ。

『三国演義』だとそれなりに名が通っていますが、紀霊の正史における記述は案外少ないです。

劉備呂布に下邳を奪われ、小沛に駐屯すようになると、袁術は配下の将軍である紀霊に3万の兵をあたえ、劉備を攻撃させました。

劉備は呂布に救援を求めたところ、呂布の配下らは、

「将軍(呂布)は劉備を殺そうと思っていたのですから、ここは袁術に手を貸すべきです」

といいました。

しかし呂布は、

「もし劉備が破られたら、次は私の番だ。ここは劉備を助けるべきだ」

として、歩兵1000人・騎兵200人を率いて小沛へ向かいました。

呂布はしたたかなのニャ。

紀霊は呂布の来襲を聞き、劉備への攻撃をためらいました。

呂布は陣中に紀霊を招待しようとしたところ、紀霊のほうでも呂布とともに食事がしたいと申し入れてきました。

呂布は紀霊らに、

「劉玄徳は私の義弟だ。義弟が困難にあっているので、こうして助けにきたのだ。

私もはもともと争いが嫌いで、仲裁をするのが好きなのだ」

といいました。

どの口がいうのかニャ。

そして呂布は門番に命じて、一本の戟を用意させました。

「これから私が矢を射て、戟に当ててみせよう。当たったら戦争をやめて引きあげてくれ。当たらなかったら好きにするといい」

呂布はそういって矢を射ると、見事に命中。まわりにいた諸将らはおどろき、呂布を誉めそやしました。

翌日も呂布と紀霊らは宴会をして、そののち双方とも引き上げていきました。これ以降、紀霊がどうなったのかは不明です。

正史だとチョイ役なのニャ。宴会しにきただけなのニャ。

『三国演義』のほうでは話を膨らませて、紀霊は重さ50斤の三尖刀の使い手となっています。また関羽と互角の一騎討ちをしていますね。

猛将になってるのニャ。

戟と矢の話は、『三国演義』でも採用されています。

さいごに袁術は呂布と戦って敗れ、逃亡中に劉備の伏兵にあいます。紀霊は張飛と戦い、討ち取られてしまいました。

袁術軍の要だったのニャ。

今回はそんな紀霊の能力を見ていきましょう。

 

基本ステータスについて

統率:78
武力:83
知力:51
政治:48
魅力:60
主義:覇道
政策:魚鱗強化(Lv4)(魚鱗陣形の効果が上昇)

前回の閻行とステータスが似てるのニャ。

総合的には閻行のほうが上ですね。知力・政治が閻行に比べて10ほど劣っています。

紀霊はシリーズの初代から登場していた武将で、1のころは武力が50台でした。2で60台、3で70台、4で80台とだんだん上がっていった形ですね。

 

個性について

殿軍:退却中に自ユニットの防御が上昇。

一心:自ユニットが攻撃を受けたさい、士気が低下しにくくなる。

不屈:兵站切れしたさい、自ユニットの士気が低下しにくい。

士気低下しにくい感じの個性ニャ。

粘り強く戦えそうな感じはありますね。

 

陣形と戦法

陣形

魚鱗、鋒矢、雁行

野戦タイプニャ。

通常は「魚鱗」か「鋒矢」でいいとは思います。味方を守るのがいいでしょう。

戦法

奮戦:ダメージ。

激励:味方の士気+攻軍アップ。対拠点可。

足止:「足止」付与。

駆逐:ダメージ。

なんか中途半端に水軍戦法を持っているニャ。

野戦向けに加えて水上でも戦えるので、悪くはないとは思います。

 

総評

紀霊は武官タイプの武将で、統率・武力は80前後もあります。知力・政治は50前後、魅力は60と、内政もできなくはありません。

士気が下がりづらくなる「一心」「不屈」があるので、野戦で粘り強く活躍していけるとは思います。

人材不足感のある袁術陣営においては、数少ないアタッカーといえます。

そもそも袁術でプレイする人が少なそうニャ。

次回は臧覇です。