『三國志14』武将能力:臧覇の評価は?【三国志武将評価シリーズ・その246】|三国志14
『三國志14』三国志武将評価シリーズの第246回目は、曹操のもとで徐州刺史をつとめた臧覇(ぞうは)についてお届けします。前回の紀霊は以下のリンクから。
人物について
臧覇、字は宣高(せんこう)。泰山郡・華県の人です。
父の臧戒は県の獄掾でしたが、太守が法を悪用して人を処刑しようとしたのを聞き入れなかったことから、逮捕されてしまいました。
臧覇は当時18歳でしたが、食客数十人を引きつれて、費西山の山中で父を奪い返しました。そしてそのまま東海郡に逃亡します。
この勇敢な行動により、臧覇の名が知れ渡るようになりました。
黄巾の乱が勃発すると、臧覇は陶謙に従って黄巾賊を討ち破り、騎都尉に任じられます。
そののち徐州で兵を集めて独立し、孫観・呉敦・尹礼・昌豨らを従えて開陽に駐屯しました。
呂布が討たれたのち、臧覇は逃亡するも曹操に捕まります。しかし曹操は臧覇を気に入り、臧覇の部下ともども帰順させました。臧覇は琅邪国の相に任じられ、青州・徐州を任されます。また部下たちも太守などの位に就きました。
兗州で反乱を起こした徐翕(じょきゅう)と毛暉(もうき)は、反乱鎮圧後、臧覇のもとへ身を寄せました。
曹操は劉備にこの話をし、2人の首を送るよう臧覇を説得させます。
しかし臧覇は劉備に、
「私が独立できたのは、信頼を裏切らなかったからです。
私は曹公に命を助けられましたので、命令に背くことはできません。
しかし王者・覇者に対しては、道義を述べて良いことになっています」
と答えました。
劉備は臧覇の言葉を曹操に伝えると、
「頼ってきた者をかばうのは古人の行いであるが、臧覇がこれを行ったのは、私の望むところでもある」
といい、徐翕・毛暉をゆるして郡守としました。
また官渡の戦いにおいても、臧覇が精鋭をひきいてしばしば青州に侵入したことで、曹操は東方の守りを気にせずにすみました。
袁譚を討ち破ったのち、臧覇らは曹操の祝賀に集まりました。臧覇は自分や配下らの家族を鄴へ移住させてもらえるよう頼み、その孝行心を曹操に褒められています。
青州平定後、臧覇はその功績によって列侯に取り立てられ、さらに徐州の刺史に昇進しました。
それからは濡須口の戦いなどで、張遼とともに功績を立てています。
曹丕の代になると、曹休とともに呉の呂範を洞浦で討ち破ります。それから中央に召されて執金吾となり、曹丕の軍事顧問もつとめました。
曹叡の代には500戸を加増され、以前と合わせて3500戸となります。やがて亡くなり、威侯と諡(おくりな)されました。
『三国演義』のほうでは呂布の配下でしたが、呂布が処刑されたのちは曹操に降ります。赤壁の戦いでは徐庶とともに西涼の反乱鎮圧におもむいたまま、登場しなくなります。
今回はそんな臧覇の能力を見ていきましょう。
基本ステータスについて
統率:76
武力:75
知力:53
政治:56
魅力:70
主義:覇道
政策:軍制改革(Lv4)(部隊、都市の士気上限が上昇)
『三国演義』のほうでは、そこまで出番のある武将でもありませんしね。こんなものでしょう。
いちおう『三國志7』で、武力80まで上り詰めたことがありますね。
個性について
山戦:山で自ユニットの全能力が上昇。
森戦:森、密林で自ユニットの全能力が上昇。
慰撫:所属都市に所在していると、賊が出現しなくなる。
それよりも「慰撫」のほうが使い勝手が良いですね。上手く配置したいところです。
陣形と戦法
鋒矢、長蛇、錐行
「長蛇」は「山戦」「森戦」と組み合わせて相乗効果が得られますね。
奮戦:ダメージ。
大喝:敵の防御ダウン。
攪乱:敵の機動ダウン。
挑発:「挑発」付与。対拠点可。
陣形と相まって野戦向きですね。味方をサポートして戦っていくといいでしょう。
総評
臧覇は武官タイプの武将です。統率・武力は70台で、能力的には中ぐらいでしょう。
知力・政治は50台ですが、個性に「慰撫」がありますので、賊が出現しそうなところに配置しておくのがいいかと。
戦闘においては「山戦」「森戦」があり、「長蛇」陣形もあるので、相乗効果を狙っていきたいところです。また機動力を活かして兵站切りを仕掛けていくのもいいでしょう。
次回は曹豹です。