『三國志14』武将能力:張遼の評価はいかに?【三国志武将評価シリーズ・その13】|三国志14
『三國志14』三国志武将評価シリーズの第13回目は、呂布の部下で、のちに魏の武将として活躍した張遼(ちょうりょう)についてお届けします。前回の劉備は以下のリンクから。
人物について
張遼、字は文遠(ぶんえん)。并州・雁門郡の人です。
武に優れていたことから丁原に取り立てられました。呂布も丁原の部下でしたね。
丁原が呂布に殺されたのちは、呂布とともに董卓に仕えます。董卓の死後は呂布のもとで戦うことになります。
呂布が曹操に敗れたのちは、曹操に降伏して、以降魏の将として活躍しました。
関羽とは親交があり、官渡の戦いでは関羽とともに顔良を撃ち破っています。
張遼の名を高めたのは「合肥の戦い」です。10万の孫権軍が合肥へ攻め込んできたときに、張遼は800の精兵を率いてその先行部隊に奇襲を仕掛け、孫権を敗走させました。
呉から後続の軍が到着すると、孫権は合肥を包囲します。しかし疫病によって撤退せざるを得なくなり、張遼はこれを追撃して孫権を追い詰めます。このとき孫権の姿を知らなかったので、捕らえそこねてしまいました。
合肥の戦いの功績により、張遼は征東将軍に任じられました。
張遼の武勇は呉に響き渡り、泣く子に「張遼が来るぞ(遼来遼来)」というと泣き止んだといいます(ちなみに「遼来来」は吉川英治の小説「三国志」の造語で、原典にはありません)。
今回はそんな張遼の能力を見ていきましょう。
基本ステータスについて
ステータス的には関羽や趙雲に近い形ですね。統率・武力が90以上で、知力も80近くあります。戦闘で使いやすいタイプです。
ちなみに『三國志5』のときは武力95・知力88とかなりの好パラメータでした。『三國志10』以降は武力92・知力78前後で安定していますね。
失うには惜しい武将なので、名品に馬があればあたえておきたいところです。
個性について
威風:特定範囲内の敵ユニットの士気を低下しやすくする。
豪傑:一騎討ちが発生しやすい。
胆力:一定兵士数以下で自ユニットの全能力が上昇。
長駆:自ユニットの士気が低下しにくい。
果敢:自ユニットが「足止」にならない。
敵の士気を落としやすくする「威風」に加えて、自ユニットの士気が低下しにくい「長駆」を持っています。
また足止めの利かない「果敢」、兵数が減ると能力が上がる「胆力」もあるので、高い士気と戦闘力を維持しながら敵を追い詰めることができるでしょう。
陣形と戦法
魚鱗、鋒矢、長蛇、錐行
「長蛇」「錐行」と機動力重視の陣形を持っています。足止無効の「果敢」があるので効果も高くなりますが、調子に乗ると兵站を切られる恐れがあります。
基本的には「魚鱗」を使い、奇襲と追撃に「鋒矢」といった感じにするといいかと思います。
遼来遼来:ダメージ+敵の攻軍ダウン。
突撃:ダメージ+敵の士気ダウン。
牽制:敵の攻城+破城ダウン。
足止:足止付与。
挑発:挑発付与。
「遼来遼来」は敵の攻撃力を落とすダメージ技です。敵の強いユニットにぶつけるといいかと思います。
また「突撃」は、士気を落としやすくする「威風」との相乗効果が期待できるでしょう。
守りのときは「牽制」で敵の攻城・破城を落とすことができます。
総評
張遼は知力も高めで、バランスの取れた戦闘ユニットです。
敵の攻撃力を落とす「遼来遼来」、敵の士気を落としやすくする「威風」、自ユニットの士気が低下しにくい「長駆」、足止め無効の「果敢」、兵数が減ると能力上昇の「胆力」などにより、粘り強い戦いをすることができるでしょう。
攻めに守りに使える武将といえます。
次回は孫権を予定しています。