【三國志14】袁紹と子・一族たちの武将能力比較|三国志14

2020年6月13日三国志武将能力評価三国志, 三国志一族評価, 三國志, 三國志14武将評価シリーズ

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『三國志14』に登場する武将の子孫や一族たちの能力を比較・分析するコーナー、第4弾は袁紹です。

関羽、諸葛亮、司馬懿と続いて袁紹なのニャ。袁家は人が多そうなイメージニャ。

それではさっそく比較していきましょう。前回の司馬懿の一族は以下のリンクから。

 

比較人物紹介

今回登場する袁家の武将たちを紹介します。袁紹の妻の劉氏と甥の高幹、袁煕の妻の甄氏も加えて、全部で13人です。

袁紹の世代(6人)

袁紹(えんしょう):名門・袁家の頭領。本記事の主人公
袁術(えんじゅつ):袁紹のいとこ。
劉氏(りゅうし):袁紹の妻。袁尚の母。
袁遺(えんい):袁紹・袁術の従兄。
袁胤(えんいん):袁術の従弟。
袁渙(えんかん):袁術・呂布・曹操に仕えた文官。

袁渙は袁紹の一族とは関係ないのニャ。

「袁」の付く武将は全員出しておきました。

袁渙は最初袁術に仕え、呂布との戦いで捕虜になってからは呂布に仕えます。呂布が滅ぼされたのちは曹操に仕えたといいます。

袁遺は袁紹・袁術の従兄で、朱儁に推挙された人物です。袁紹に揚州刺史に任じられましたが、そのことで揚州をめぐって袁術と対立。戦いに敗れたのち、部下の裏切りによって殺されています。

袁胤は袁術の従弟で、袁術に仕えていました。袁術が滅びたのち、劉勲のもとに身を寄せます。劉勲が孫策に敗れたのちは、捕まって呉に送り届けられています。それからは消息不明です。

 

袁紹の子世代(7人)

袁譚(えんたん):袁紹の長男。
袁煕(えんき):袁紹の次男。
袁尚(えんしょう):袁紹の三男。
高幹(こうかん):袁紹の甥。
甄氏(しんし):袁煕の妻。
袁燿(えんよう):袁術の子。
袁春卿(えんしゅんけい):袁紹の一族の者。

袁燿は袁術の子で、呂布の娘(本作では呂玲綺)を妻に迎える予定でした。袁術の死後は、前述の袁胤とともに劉勲のもとに身を寄せます。劉勲が孫策に敗れたのちは、孫策・孫権に仕えました。姉妹の袁夫人が孫権の後宮に入り、娘は孫権の子・孫奮の妻になっています。

袁春卿は袁紹の一族で、袁紹に仕えていました。袁紹の死後は、審配とともに鄴を守りました。曹操に降伏を呼びかけられましたが、どうなったのかは不明です。

 

能力比較

魅力比較

袁家はカリスマなので、まずは魅力からいきましょう。

1位:袁紹(魅力92
2位:甄氏(魅力90)袁煕の妻
3位:袁渙(魅力83)文官
4位:袁尚(魅力73)袁紹の三男
5位:袁遺(魅力70)袁紹の従兄
6位:劉氏(魅力68)袁紹の妻
7位:高幹(魅力66)袁紹の甥
8位:袁煕(魅力63)袁紹の次男
9位:袁譚(魅力59)袁紹の長男
10位:袁燿(魅力52)袁術の子
11位:袁胤(魅力43)袁術の従弟
12位:袁術(魅力42
13位:袁春卿(魅力42)袁紹の一族

袁術最下位ニャ。

魅力の低さがすでに個性になっているところがありますね。袁術の子・袁燿や、従弟の袁胤もことごとく低いです。

袁紹の子だと、容姿の美しい袁尚が一番魅力が高く、長男の袁譚が最下位になっています。

あのイラストの顔だと無理もないニャ(袁譚の回を参照)

 

統率比較

1位:袁紹(統率81
2位:高幹(統率74)袁紹の甥
3位:袁煕(統率66)袁紹の次男
4位:袁尚(統率63)袁紹の三男
5位:袁譚(統率60)袁紹の長男
6位:袁春卿(統率60)袁紹の一族
7位:袁遺(統率57)袁紹の従兄
8位:袁術(統率44
9位:袁燿(統率41)袁術の子
10位:袁渙(統率30)文官
11位:袁胤(統率24)袁術の従弟
12位:劉氏(統率18)袁紹の妻
13位:甄氏(統率15)袁煕の妻

またもや袁家3兄弟で袁譚が一番下ニャ。

統率は袁煕が兄弟の中で一番高いですね。

高幹は曹操相手に反乱を起こすなど、正史ではそこそこ活躍しています。

袁術の一族はここでも能力値が低いニャ。

 

武力比較

1位:袁尚(武力72)袁紹の三男
2位:袁紹(武力69
3位:袁譚(武力69)袁紹の長男
4位:袁術(武力65
5位:高幹(武力59)袁紹の甥
6位:袁煕(武力51)袁紹の次男
7位:袁燿(武力48)袁術の子
8位:袁春卿(武力45)袁紹の一族
9位:袁遺(武力39)袁紹の従兄
10位:袁渙(武力17)文官
11位:劉氏(武力17)袁紹の妻
12位:袁胤(武力14)袁術の従弟
13位:甄氏(武力7)袁煕の妻

袁尚袁紹を抜いて1位に躍り出たニャ。

正史のほうでも袁尚は「武勇に優れている」という記述があります。本作では袁家最強ですね。

最強といっても武力72ニャ。それと高幹袁術に武力で抜かれているのはどうなのかニャ。

高幹は、正史では「文武に優れた人物」ということになっていますが、武力は低く評価されていますね。

袁譚は3位に浮上していますので、かろうじて面目を保てたというところでしょう。

 

知力比較

1位:袁遺(知力73)袁紹の従兄
2位:袁渙(知力72)文官
3位:甄氏(知力72)袁煕の妻
4位:袁紹(知力70
5位:袁煕(知力68)袁紹の次男
6位:袁術(知力68
7位:劉氏(知力67)袁紹の妻
8位:高幹(知力53)袁紹の甥
9位:袁春卿(知力43)袁紹の一族
10位:袁尚(知力42)袁紹の三男
11位:袁燿(知力41)袁術の子
12位:袁胤(知力39)袁術の従弟
13位:袁譚(知力30)袁紹の長男

ランキングの大変動ニャ。そして袁譚がとうとう最下位ニャ。

次男の袁煕は平均的なパラメータなので、安定した順位にはいますね。

袁紹甄氏に知力で抜かれるあたり、袁家は終わってる気がするニャ。

全体的に知力は低めですね。

 

政治比較

最後は政治力です。

1位:袁渙(政治83)文官
2位:袁遺(政治76)袁紹の従兄
3位:袁紹(政治73
4位:甄氏(政治66)袁煕の妻
5位:袁煕(政治65)袁紹の次男
6位:高幹(政治60)袁紹の甥
7位:劉氏(政治59)袁紹の妻
8位:袁燿(政治48)袁術の子
9位:袁春卿(政治41)袁紹の一族
10位:袁胤(政治41)袁術の従弟
11位:袁尚(政治40)袁紹の三男
12位:袁譚(政治37)袁紹の長男
13位:袁術(政治15

仮にも天子(皇帝)を名乗ろうとしていた袁術が最下位ニャ。この政治力でよく天子になろうと思ったニャ。

袁煕はここでも安定したポジションですね。一方の袁譚は下から2番目です。

そもそも袁紹も政治力が高くないニャ。

政治の苦手な一族ともいえますね。

 

個性の比較

【袁紹の世代】
袁紹:督将、使役、名声、優柔、高慢
袁術:詐謀、使役、徴税、悪名、浪費
劉氏
:高慢
袁遺:名声、文化、優柔
袁胤:小心、優柔、惰弱
袁渙:泰然、教化、寡欲

【袁紹の子世代】
袁譚:動員、粉砕、功名、直情
袁煕:動員、親烏、工面、小心
袁尚:崩壁、動員、猪突、粗忽、高慢
高幹:堅牢、動員
甄氏:傾国
袁燿:動員、強欲
袁春卿:動員

子の世代の「動員」率がすごいことになってるニャ。どんだけ動員したのニャ。

全体的に「高慢」「優柔」など、名門ゆえのバッド個性の多さも目立ちますね。

曹操に負けるのも時間の問題だったのニャ。

 

戦法の比較

【袁紹の世代】
袁紹:袁家威光、鯨波、治療、井闌、衝車
袁術:袁家栄光、業火、混乱、挑発、罵声
劉氏
:挑発
袁遺:斉射
袁胤:無し
袁渙:鼓舞、治療、鎮静

【袁紹の子世代】
袁譚:奮戦、足止、罵声
袁煕:連弩、治療、井闌
袁尚:突撃、鯨波、挑発、衝車
高幹:連弩、鉄壁、牽制
甄氏:足止、鼓舞
袁燿:火矢、駆逐
袁春卿:鼓舞

固有戦法を持っているのは、袁紹袁術だけニャ。全体的に統一感がないニャ。

罵声」「足止」など、デバフ系が多い感じではありますね。全体的には、やはり統一感がないとは思います。

 

陣形の比較

【袁紹の世代】
袁紹:魚鱗、鶴翼、井闌、衝車
袁術:魚鱗、雁行、方円
劉氏
:方円
袁遺:雁行
袁胤:鶴翼
袁渙:方円、鶴翼

【袁紹の子世代】
袁譚:鋒矢、雁行
袁煕:雁行、井闌
袁尚:魚鱗、衝車
高幹:方円、長蛇、投石
甄氏:鶴翼
袁燿:雁行
袁春卿:方円

鋒矢」持ちは袁譚だけニャ。あとは遠距離の「雁行」や、防御重視の「方円」「魚鱗」「鶴翼」が多めニャ。

前線で戦いたくないという感じはありますね。どちらかといえば攻めより守り主体の陣営といえます。

 

主義と政策の比較

【袁紹の世代】
袁紹:王道、文治武備
袁術:名利、上兵伐謀
劉氏
:我道、歳出改善
袁遺:礼教、太学
袁胤:名利、施設開発
袁渙:礼教、戸籍整備

【袁紹の子世代】
袁譚:我道、軍制改革
袁煕:名利、兵器強化
袁尚:覇道、施設開発
高幹:割拠、工法改革
甄氏:礼教、本草学
袁燿:名利、水軍育成
袁春卿:割拠、方円強化

これも全員バラバラな感じニャ。袁紹と3人の息子もバラバラニャ。

この中で「覇道」は袁尚だけですね。「覇道」の多い曹操陣営との違いが浮き彫りになっているとは思います。

 

まとめ

これまでの武将一族に比べると、袁家は全体的に能力値の低さが目立ちますね。

とくに袁術とその子・袁燿はランキング下位争いをしていますし、袁紹の3人の息子たちもどんぐりの背比べといったところです。

そんな中で、袁煕の妻である甄氏の能力値の高さが目立ちました。

あとで曹丕のもとへ行くから、けっきょくは曹操陣営の人なのニャ。曹操陣営は能力値の高い人材がそろってるのニャ。

またバッド個性も多く、陣形にも攻めの姿勢はなく、名門ゆえの驕りが感じられます。

滅びるべくして滅びたのかもしれないニャ。

今後もまたべつの武将で一族企画をやってみたいと思います。