『三國志14』武将能力:王濬の評価はいかに?【三国志武将評価シリーズ・その153】|三国志14

2020年6月14日三国志武将能力評価三国志, 三國志, 三國志14武将評価シリーズ

oushun

『三國志14』三国志武将評価シリーズの第153回目は、呉討伐の大功者である王濬(おうしゅん)についてお届けします。前回の杜預は以下のリンクから。

 

人物について

王濬、字は士治(しち)。弘農郡・湖県の人です。

容姿が良く、経書に精通していましたが、名声を求めることをしなかったために評価されませんでした。しかしのちに大志を抱くようになります。

王濬は家の玄関前を切り開きました。人びとはなんでこんなに広くしたのかと聞くと、「長戟と旗を並べるため」といいました。人びとは笑いましたが、王濬は、「陳勝は『燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや』といった」といいました。

「小さな鳥には、大きな鳥の志はわからない」という意味なのニャ。

やがて王濬は河東従事として招聘されました。そして司隷校尉(『晋書』では刺史)の徐邈(じょばく)の娘を妻としてもらいます。

そののちは羊祜の参軍となりましたが、羊祜の兄の子である羊曁 ( ようき )が羊祜に、

「あの者は、大志を抱いてはおりますが、奢侈を好んで節操がないので、専任させるべきではありません」

と注意しました。

しかし羊祜は、

「王濬には大才がある。強欲だろうと用いるべきだ」

といいました。

本人の性格よりも利を取ったのニャ。

とはいえ、王濬は、民に対しては慈悲のある人でした。

王濬は昇進し、益州(蜀)の巴郡太守になったときのことです。このころは、もう蜀は滅んでいました。

しかし益州は呉との国境で、ことあるごとに徴兵がおこなわれていました。そこで王濬は兵役をゆるめ、民に喜ばれました。

悪い人ではなさそうだニャ。

広漢太守に転任した王濬は、寝室の壁に3本の刀を掛け、それがもう1本増えるという夢を見ました。

不吉に思って主簿の李毅に相談すると、

「3本の刀は『州』を意味します。これが増えるというのは、領土が増えるという意味です」

といいました。

しかしこれ、聞きようによっては反乱を示唆している気もするニャ。

将来の呉討伐への伏線でしょう。

それから王濬は反乱鎮圧などの大功を立て、朝廷で大司農まで昇進します。

しかし羊祜は王濬の才を朝廷で使うべきではないと思い、益州の刺史に任じて呉討伐の計画を始めました。

王濬は、呉に攻め込むための大船団の建造にかかります。急ピッチな工事がおこなわれ、このときの木屑で長江の色が変わってしまうほどだったといいます。

でも羊祜が生きていたころには、呉討伐は無理だったのニャ。

そうですね。朝廷では賈充を始めとした、呉討伐反対派の抵抗にあっていました。

羊祜が亡くなり、そのあとを杜預が引き継ぐと、やっとのことで呉討伐の許可が下りました。

王濬は大船団を率いて長江を進み、呉の領土を次々と攻略していきます。その船は2千人以上を乗せられるほどの巨大なもので、甲板で馬を走らせることもできたぐらいでした。

黒船来襲ニャ。

一方の呉軍は、長江の要害に鎖を張り巡らし、トゲ付きの鉄球もつけて、王濬の大船団を止めようとしました。

しかし王濬は、大きな松明に油を注ぎ、炎をもって鎖を焼き切りました。

もはや止めようがないニャ。ノンストッパブルニャ。

やがて建業に迫りましたが、揚州都督の王渾(おうこん)から「攻撃を待つよう」命じられました。

しかし王濬は「追い風のいま、止まるべきではない」として、勝手に建業へと攻め込み、呉の天子の孫晧を降伏させます。

王渾はこれを根に持ち、司馬炎に王濬の命令違反を伝えました。さらには王濬を攻撃しようとしたのです。

これ、勝手に建業に攻め込んだ王濬は、反乱を疑われる可能性もあるニャ。

王濬はこの事態を憂慮し、孫晧の身柄を王渾に引き渡しました。

しかしそののちも、王濬は自身の功績を誇り、王渾に対する不満を口にしていました。

益州護軍の范通は王濬に、

「呉討伐を誇ってはなりませぬ。もし聞かれても、『聖主(司馬炎)や諸将たちのおかげで、自分の功績ではない』というべきです」

と注意しました。

反乱を疑われて鄧艾のようになるのを避けるため、以後王濬は不満をいわなくなりました。

やがて王濬は襄陽侯に封じられ、80歳で亡くなりました。

建国のときに大きな功績を挙げた将は、建国したあとに殺されるみたいなパターンが中国史には多いニャ。謙虚にしていたのは正解ニャ。

今回はそんな王濬の能力を見ていきましょう。

 

基本ステータスについて

統率:81
武力:73
知力:78
政治:71
魅力:76
主義:覇道
政策:水軍育成(Lv4)(Lvで艦船解放)
親愛武将:
徐邈、羊祜

バランス良いニャ。武力も70以上ニャ。

全ステータスが70以上あり、後期武将としてはかなり優秀ですね。羊祜も杜預も、武力は高くありませんしね。

過去のナンバリングでも、バランスの良いステータスになっています。武力80越えも何度かありましたね。晋の名将といえるでしょう。

 

個性について

崩壁:自ユニットの破城が上昇。

調達:輸送部隊を率いたさい、輸送できる量が増加。

操舵:艦船のばあい、ZOC無視。

慰撫:所属都市に所在していると賊が出現しなくなる。

強欲:自身の俸禄が増加。

けっこう使いやすい個性がそろってるニャ。それと「強欲」があるニャ。

「強欲キャラ」という評価をされてしまっていますね。じっさいのところ、人から強欲といわれているだけで、実際の行動はしっかりリスクを考えています。「呉討伐の功績を誇ってはならない」といわれ、それも素直に聞いていますしね。

個性は攻城から水軍、内政とバリエーションがあり、多くの場面で活躍できるでしょう。

 

陣形と戦法

陣形

魚鱗、鶴翼、錐行、投石

羊祜や杜預と似た感じニャ。

場面にあわせてといったところでしょう。

戦法

斉射:ダメージ。対拠点可。

鯨波:味方の破城アップ+敵の攻軍ダウン。対拠点可。

投石:耐久ダメージ+ダメージ。対拠点可。

駆逐:ダメージ。

強襲:ダメージ+「混乱」付与。

矢嵐:ダメージ。

水軍戦法が3つもあるニャ。

水路から呉を攻めたので、水軍戦法は優遇されていますね。史実どおりに船団を率いて戦いたいところです。

 

総評

王濬はバランスの良い、優れた武将です。

能力値はすべて70以上あり、個性のバリエーションも多いです。破城の上がる「崩壁」、輸送量増加の「調達」、賊が出現しなくなる「慰撫」と、多方面での活躍が期待できるでしょう。

水軍戦法も3つ持っていますし、可能であればロールプレイとして水路からの侵攻をしていきたいところです。

登場が遅いのが本当にネックニャ。

次回は蒋琬を予定しています。【追記】次回出来ました。