『三國志14』武将能力:劉氏の評価はいかに?【三国志武将評価シリーズ・その126】|三国志14

2020年6月4日三国志武将能力評価三国志, 三國志, 三國志14武将評価シリーズ

ryuushi

『三國志14』三国志武将評価シリーズの第126回目は、袁紹の妻の劉氏(りゅうし)についてお届けします。前回の郭女王は以下のリンクから。

 

人物について

イラストからして怖そうな人ニャ。

劉氏は袁紹の後妻です。

袁紹には袁譚・袁煕・袁尚という3人の息子がおり、劉氏は3男・袁尚の母にあたります。劉氏はつねに袁尚の才能を賞賛していました。

親バカニャ。

また袁尚は美貌に恵まれていたため、袁紹も自分の後継者を袁尚にしたいと思っていました。

後継者を顔で決めるのかニャ。

「立派に見える」ということも君主としては重要でしたしね。

しかし後継者をきっちり決めないまま、袁紹は亡くなってしまいます。

こうして長男の袁譚と三男の袁尚が争うことになりました。これに派閥争いも加わり、郭図辛評は袁譚を、審配逢紀は袁尚を推すといった状況になります。

袁家滅亡のはじまりなのニャ。

一方で劉氏ですが、ひどい焼きもちやきで、前々から袁紹の寵愛する5人の妾たちをよく思っていませんでした。

そして袁紹が亡くなったとたん、その5人の妾たちを皆殺しにしたのです。

焼きもちとかいうレベルじゃないニャ。

さらに妾たちがあの世で袁紹に会ったときのことを考え、髪をすべて剃ったうえに顔に入れ墨をするなど、その死体をも徹底的に痛めつけました。

また袁尚も、妾たちの家族を皆殺しにしました。

やり過ぎにもほどがあるニャ。

袁紹の次男・袁煕の妻の甄氏(しんし)ですが、袁煕が幽州の刺史になると、甄氏は鄴に残って劉氏の世話をします。

『魏略』によれば、曹操が攻め込んできて鄴が陥落したとき、劉氏は甄氏とともに皇堂にいました。

劉氏は降伏の意を示すため、みずからを縛りました。一方、甄氏は恐ろしさのあまり、劉氏のひざの上に顔を伏せていました。

そこへ曹丕が踏みこんできて、劉氏に、

「なぜそのようなことをしているのだ。嫁の顔を上げさせろ」

といいます。劉氏が甄氏の顔を上げさせたところ、曹丕はその美貌を見て気に入り、側室として迎え入れました。

また『世語』では、曹丕がやってきたときには、甄氏は劉氏のうしろに隠れていて泣いていました。甄氏の顔は汚れていたのですが、劉氏が手拭いでぬぐってやると、その美貌があらわれました。

曹丕が立ち去ったのち、劉氏は甄氏に、

「これで殺されることはありません」

といいました。こののち曹丕は、甄氏を妻として迎え入れたといいます。

甄氏のおかげで助かったのニャ。その後はどうなったのニャ?

その後については書かれていません。劉氏がどうなったのか不明です。生きながらえたかもしれませんし、殺されたかもしれません。

本作ではシナリオ「官渡の戦い」以降には登場しないので、死亡したことになっています。

本作では殺されているのニャ。

今回はそんな劉氏の能力を見ていきましょう。

 

基本ステータスについて

統率:18
武力:17
知力:67
政治:59
魅力:68
主義:我道
政策:歳出改善(Lv2)(地域、訓練、募兵担当官の費用が減少)
親愛武将:袁尚

前回の郭女王をちょっと劣化させたような感じニャ。

全体的に能力が低いですね。文官として人の足りない地域をサポートさせるぐらいでしょうか。

ちなみにシリーズ初登場は『三國志11』で、そのときから能力は高くありませんでした。

 

個性について

高慢:一定兵数以下で自ユニットの全能力が低下。

ただでさえ強くないのに、よりによって「高慢」持ちニャ。

統率・武力ともに20以下なので、戦闘に出す必要性もないとは思います。

 

陣形と戦法

陣形

方円

「方円」だけニャ。

出陣する必要もないですし、なんでもいい気はします。

戦法

挑発:「挑発」付与。対拠点可。

戦法も「挑発」だけニャ。

まあ、戦わなくてもいいですしね。

 

総評

劉氏は文官タイプの武将です。統率・武力ともに低く、「高慢」持ちなので、戦闘ユニットとしては使いにくいでしょう。

また甄氏や郭女王のように戦闘をサポートできるような個性もないため、出陣させるメリットはあまりないかと。

人手の足りないところにまわして、内政の補助に使うのがいいかと思います。

知力・政治・魅力はいちおう60前後はあるニャ。

次回は劉氏の子の袁尚を予定しています。【追記】次回出来ました。