『三國志14』武将能力:閻行の評価は?【三国志武将評価シリーズ・その244】|三国志14
『三國志14』三国志武将評価シリーズの第244回目は、韓遂の部下の閻行(えんこう)についてお届けします。前回の呂拠は以下のリンクから。
人物について
閻行、字は彦明(げんめい)。涼州・金城郡の人です。
若いころから武術に長けており、韓遂(韓約)に仕えていました。
韓遂は馬騰と義兄弟の契りを結んでいましたが、やがて仲たがいすることになります。
韓遂は馬騰の妻子を殺し、閻行は馬超を突き刺して矛が折れてしまうと、その折れた矛でさらに馬超の首筋を殴って殺しかけました。
建安14年(209年)、閻行は韓遂の使者として曹操のもとをおとずれます。
曹操は手厚く閻行をもてなし、上奏して犍為の太守に任じました。また閻行は、自分の父を宮中警護にしてもらえるよう頼んでいます。
韓遂のもとに戻った閻行は、曹操に帰順することをすすめました。韓遂は決めかねていましたが、のちに閻行の父母とともに自分の息子を曹操のもとへ人質として送っています。
しかし馬超が反乱を起こすと、韓遂に、
「私は父(馬騰)をすてて将軍を父とします。将軍も息子を捨てて私を子としてください」
といい、韓遂を都督に立てました。
閻行は韓遂を止めましたが、聞き入れてもらえませんでした。
ただ曹操は、閻行が自分に協力的であることから、彼の両親を処刑することはありませんでした。曹操は手紙を書き、閻行を説得しようとしました。
しかし韓遂はこれを知り、閻行に自分の末の娘を結婚させます。こうすることで、曹操が閻行を信用しなくなり、閻行の両親を殺すと思ったからです。
曹操は韓遂の思惑どおり、閻行を疑いました。
一方で韓遂は、閻行に西平郡を統治させます。
すると閻行は反乱を起こし、韓遂と戦うことになります。しかし勝ち目がなかったので、家族を連れて曹操のもとへと逃げました。曹操はこれを受け入れ、閻行を列侯に取り立てています。
のちに曹操は、閻行を韓遂への備えとします。韓遂は数万の羌族をもって閻行を討とうとしましたが、その前に部下に殺されてしまったため、閻行は助かりました。
以降、どうなったのかは不明です。
今回はそんな閻行の能力を見ていきましょう。
基本ステータスについて
統率:73
武力:84
知力:61
政治:58
魅力:60
主義:覇道
政策:錐行強化(Lv3)(錐行陣形の効果が上昇)
馬超に勝ったという部分が強調されていますが、そもそも『三国演義』には出てきません。本作の馬超はあくまで『三国演義』基準なので、それと同じだけ強くするというのは無理でしょう。
初登場は案外遅く、『三國志10』からです。そのときは武力86ありましたね。
個性について
豪傑:一騎討ちが発生しやすい。
果敢:自ユニットが「足止」にならない。
武力84だと、逆に武力の高い武将に狙われやすくなるだけかもしれませんね。
陣形と戦法
魚鱗、錐行
出陣時は普通に「魚鱗」でいいかと。
急襲:ダメージ+「混乱」付与。
攪乱:敵の機動ダウン。
拠点攻撃用の戦法もありませんし、野戦型の武将ですね。
総評
閻行は武官タイプの武将です。統率は70台、武力は80台と、そこそこの能力の高さがあります。また知力・政治・魅力も60台前後なので、それなりに内政もこなせます。
戦闘においては「豪傑」の個性がありますが、一騎討ちを受けそうなさらに武力の高い武将と出会うと、逆に面倒なことになるでしょう。
野戦では普通に戦力になるので、仲間をサポートして戦っていくといいかと思います。
次回は紀霊です。