『三國志14』武将能力:朱儁の評価は?【三国志武将評価シリーズ・その183】|三国志14
『三國志14』三国志武将評価シリーズの第183回目は、皇甫嵩とともに黄巾の乱鎮圧で功績のあった朱儁(しゅしゅん)についてお届けします。前回の皇甫嵩は以下のリンクから。
人物について
朱儁、字は公偉(こうい)。会稽郡・上虞県の人です。
幼いころに父を亡くし、家は貧しく、母親が生計を支えていました。
朱儁は親孝行で、義を重んじ財を軽んじたことから、県の門下書佐となります。
同郡の周規が三公の役所から招聘されると、お金が足りなかったことから、母親のお金をこっそり分け与えました。
当然母親には責められましたが、朱儁は、
「小さな損は大きな利益になり、最初は貧しくともあとで富みます」
といいました。
朱儁は人助けをしても名乗り出ることはなく、上司の尹端が死刑にされそうなときも、役人に賄賂を贈って助けました。尹端は誰に助けられたのかわからなかったといいます。
交趾で反乱が起こったとき、朱儁は交州刺史に任じられ、反乱を鎮圧しました。この功績によって都亭侯に封じられ、諫議大夫となります。
黄巾の乱が勃発すると、前回の皇甫嵩とともに鎮圧にあたります。この功績で西郷侯・鎮賊中郎将に任じられました。
董卓が都を牛耳るようになってからは、朱儁は董卓の専横に反発します。董卓が長安へ遷都したときも、朱儁は洛陽に残りました。そして董卓に反する諸侯たちと連絡を取り合いましたが、董卓の反撃を恐れて荊州の劉表を頼ります。
のちに兵を率いて洛陽へ戻りましたが、戦乱で荒廃していたことから中牟に駐屯しました。
董卓が殺されたのち、李傕・郭汜がその後釜となると、朱儁は彼らの招きに応じて入朝します。朱儁としては献帝に忠誠を尽くすことが重要と考えたのです。
しかし李傕と郭汜が内乱を起こしたさい、両者の和睦をはかるもうまくいかず、憤死してしまいました。
『三国演義』だと、黄巾の乱で劉備とともに戦っていましたね。しかし黄巾の乱後に、宦官への賄賂を拒否したことで罷免されています。
今回はそんな朱儁の能力を見ていきましょう。
基本ステータスについて
統率:84
武力:63
知力:70
政治:71
魅力:75
主義:割拠
政策:火計研究(Lv4)(火計の効果が上昇。LVで火罠解放)
親愛武将:袁遺、皇甫嵩、孫堅、盧植
嫌悪武将:董卓
統率も80台ですし、知力・政治・魅力も70台あり、なかなか使い勝手のよいステータスですね。
シリーズ前半は凡将といったステータスでしたが、シリーズが進むにつれて評価が上がっていった武将です。
個性について
火攻:自ユニット、太守として所在する都市への火の被害が減少。「火計」の成功確率が上昇。
召募:募兵担当官に任命すると、兵士が上昇しやすい。
慰撫:所属都市に所在していると、賊が出現しなくなる。
粉砕:障害物を攻撃したさい、耐久を大きく減らす。
「慰撫」は賊の出現をおさえることができるので、場所によっては重宝します。うまく使っていきましょう。
陣形と戦法
雁行、鶴翼、投石
それ以外はぜんぶおなじですね。似た感じで運用できるかと思います。
火矢:発火。対拠点可。
業火:発火。対拠点可。
牽制:敵の攻城+破城ダウン。
投石:耐久ダメージ+ダメージ。対拠点可。
「火矢」「業火」「投石」は皇甫嵩と被っていますね。
「牽制」があるあたり、「攻めの皇甫嵩、守りの朱儁」みたいな位置づけになっているのかなとは思います。
総評
朱儁はバランスの取れたステータスを持つ武将です。統率は80以上、知力・政治・魅力も70以上あります。
また内政用の個性として「召募」「慰撫」もあります。賊が出現しそうな場所に配置するのもいいでしょう。
戦法は都市攻め用と守備用のものがそろっていますので、状況に合わせて使い分けるのがいいかと思います。
次回は盧植です。