『三國志14』武将能力:周瑜の評価はいかに?【三国志武将評価シリーズ・その3】|三国志14
『三國志14』三国志武将評価シリーズの第3回目は、赤壁の戦いの功労者である呉の軍師・周瑜(しゅうゆ)についてお届けします。前回の呂布は以下のリンクから。
人物について
周瑜、字は公瑾(こうきん)は、揚州廬江郡の人です。
名門の家の出で、風貌が美しかったことから、中国では「美周郎」とも呼ばれています。京劇などではいわゆる二枚目の役ですね。
孫策とは反董卓連合が結成されたときからの仲で、家族同然の付き合いをしていたといいます。孫策が袁術から独立したときに、周瑜も孫策に従いました。
孫策が亡くなったのちは、あとを継いだ弟・孫権を周瑜は補佐します。この時期に魯粛を仕官させたのも周瑜です。
赤壁の戦いにおいては、孫権を説得して曹操と開戦し、勝利をおさめました。「三国演義」では諸葛亮の噛ませ犬のような役まわりになっていますが、じっさいは周瑜の功績が大きかったです。
また現在の羽扇に綸巾の諸葛亮の姿は、もとは周瑜の姿だったといわれています。しかし元代に入って「三国志平話」が登場するころになると、だんだんと周瑜の羽扇・綸巾の姿が諸葛亮のイメージになっていきました。
物語の力は事実より強いといったところでしょうか。今回はそんな周瑜の、『三國志14』における能力を見ていきます。
基本ステータスについて
本作での知力は96と、シリーズ中でもっとも低い値になっています。
最高は『三國志5』のときの知力99ですね。
『三國志10』以降からはずっと知力96が続いていますので、もうこの数字で安定してきているようです。武力も70前後で安定していますね。『三國志7』のときは武力89ありましたけど。
捕捉しておくと『三國志7』は統率がなかったので、「武力=統率」といった形になっていました。諸葛亮も武力78でした。
政治も『三國志10』以降からずっと86続きなので、この値で安定したとは思います。オールマイティに使えるキャラクターです。
個性について
火神:火の影響を受けない。火計はかならず成功。
英名:占領範囲拡大に必要な兵数が減少。
楽奏:ターン開始時、自部隊を除く範囲内の味方部隊の士気が上昇。
水戦:大河で自部隊の全能力が上昇。
督励:自部隊以外の範囲内の仲間部隊が「足止め」になったばあい、その期間を短縮する。
そうですね。火計がかならず成功する「火神」は、都市攻撃のときにも役立ちます。
「英名」は呂布の「悪名」の逆で、少ない兵力で占領領域を拡大させることができます。
それに「楽奏」は、周囲の味方の士気をアップさせる能力です。攻撃に周瑜が混ざると、全体の力が底上げされます。
「水戦」ですが、これは大河での能力アップなので、使いどころが限定されますね。敵が建業や柴桑に攻めてきたときに、出陣して大河で待ち受けるときぐらいでしょうか。自分から向こう岸に攻めてしまうと、陸上戦になってしまいますしね。
陣形と戦法について
魚鱗、雁行、方円、鶴翼
陣形は守備重視のものが多いですね。鶴翼を持っているので、土地の塗りつぶしには適しています。
神火計:発火+全異常状態付与。
火矢:発火。
激励:味方の士気と攻軍がアップ。
鼓舞:味方の士気アップ。
強襲:ダメージ+混乱付与。
矢嵐:ダメージ。拠点には無効。
「神火計」はもはや周瑜のトレードマークともなっています。火だけではなく、全異常状態を付与させるのが強いですね。対拠点でも効果を発揮します。
ただ正史だと、赤壁の火計を提案したのは黄蓋だったりします。それを周瑜が採用した形ですね。
総評
周瑜は内政に戦闘にと、ほぼすべてのことを効率よくこなせます。「鶴翼」「英名」もあるので、土地の塗りつぶしも得意です。
「神火計」「火神」で都市攻めにも強いですし、「水戦」持ちなので水上での戦いにも力を発揮します。
また戦争時には「楽奏」で周囲の味方の士気を挙げてくれますし、そつなくなんでもできる能力持ちです。武力も71ありますしね。
欠点としては、諸葛亮や呂布と違って、スタート時点で名品を持っていないことぐらいかと。ゲーム中でどうにでもなることですが。
総評としては、とくに大きな欠点のない万能武将といえるでしょう。火計が絶対に成功するので、呂布など猛将相手には火を付けまくってやるのがいいですね。
次回ですが、関羽を予定しています。
↓次回できました。