Steam版『TT Isle of Man Ride on the Edge 2』評価は「ほぼ好評」:マン島TTレース続編【新作レビュー】
マン島TT(Tourist Trophy)バイクレースゲーム『TT Isle of Man Ride on the Edge』の続編『TT Isle of Man Ride on the Edge 2』。KT Racingが開発し、Bigben Interactiveによって2020年3月19日にSteamで配信されました。日本語サポートされています。
『Test Drive Unlimited』などのツアー系レースゲームはけっこう好きですね。本作ではマン島を自由に走りまわることのできるフリーロームモードもあります。
今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。前回のレビュー記事は以下のリンクから。
どんなゲーム?
本作はマン島を舞台にしたレース「マン島TT」がテーマのバイクゲームです。
グレートブリテン島とアイルランド島の間にあります。
そこがちょっとややこしいのですが、1765年にイギリス王室が買い取ったことで、王室の属領となっています。自治権も認められています。
ただ現実的には「イギリスの特別領域」という位置づけで、イギリスの一部と見なされています。第二次世界大戦中には在英日本人の収容所が設置されていました。
そのマン島でおこなわれるバイクレースが「マン島TTレース」です。世界でもっとも歴史の長いバイクレースといわれています。公道でおこなわれるレースで、島の観光産業の中心にもなっていますね。
本作は公式ライセンスをとっており、17の追加コースや、クラシックマシンを含む18台のマシンが登場します。またマン島を自由に走りまわることのできるフリーロームモードもあります。
バイクの挙動がリアルになり、スピードが落ちるとぐらついたりします。カーブは気持ち早めでバイクを倒す感じですね。カーレースゲームでいうと「Forza」シリーズみたいな挙動のリアルさです。レース系ゲームの感覚で曲がると曲がり切れなくなります。
リアルになったグラフィックと挙動で、マン島TTレースを楽しむことができるでしょう。
ユーザーの評価
本作のSteamでの評価ですが、「ほぼ好評(73%、49人中)」になっています。
本作の良かった点・悪かった点については以下のとおりです。
・グラフィックがきれいで、観光気分を味わえる。
・ライダー視点が追加されたことで、臨場感が増した。
・ハンドリングが改善され、前作よりも挙動がリアルになった。
・スピード感がある。
・公式ライセンスを取っているのに、バイクモデルが不正確なものがある。
・細かいバグが多い。
・タイヤの空気圧やサスペンションなど、細かいカスタマイズができない。
・酔いやすい。
グラフィックの良さやゲームのスピード感については多くの好評がありました。
一方、本作のバイクの挙動について賛否両論ですね。「リアル」という人もいれば、「操作しにくい」という人もいます。
またライダー視点にすると画面の動きが激しくなるので、3D酔いには注意です。
総評
マン島のバイクレースゲームというだけで、すでに選択肢がないようなものです。
本作はグラフィックも良く、バイクレースゲームとしては一定以上のクオリティを保っています。
ちなみに今年のマン島TTレースは新型コロナウイルスのために中止になりました。
楽しみにしていた方は、代わりに本作を遊ぶのもいいとは思います。
↓次回のレビュー記事。